インターフェロン-βによる小腸から全身への抗炎症機構
【研究分野】食品科学
【研究キーワード】
lactic acid bacteria / intreferon-beta / small intestine / anti-inflammation / dendritic cell / Peyer's patch / Th1 / oral tolerance / 腸管免疫 / 乳酸菌 / 樹状細胞 / トル様レセプター3 (TLR3) / インターフェロン-β / インターロイキン-12 / 抗炎症 / 食品機能 / インターフェロンβ / 小腸常在菌 / トル様レセプター3: TLR3 / トル様レセプター3: TLR3)
【研究成果の概要】
乳酸菌二本鎖RNAを認識してIFN-βを産生する消化管細胞群として、TLR3を高発現する小腸パイエル板樹状細胞を同定した。乳酸菌の経口投与により同樹状細胞画分においてTLR3およびIFN-βの発現増強が認められたのに対し、二本鎖RNAを酵素反応により除去した菌体成分を経口投与した動物ではそれらの増強が認められなかったことから、in vivoにおける同画分の重要性が示された。乳酸菌により樹状細胞に誘導されるIFN-βがT細胞免疫応答に及ぼす影響を解析したところ、IL-12の発現増強にともなうIFN-γ産生細胞の増加および経口投与後のTh1応答の増強を認めた。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
平山 和宏 | 東京大学 | 大学院農学生命科学研究科(農学部) | 准教授 | (Kakenデータベース) |
角田 茂 | 東京大学 | 医科学研究所 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【配分額】17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)