心不全患者の医療チームによる多面的評価と医師患者間のギャップの検証
【研究キーワード】
心不全 / レジストリー / 入院期間 / 再入院 / 突然死 / 利尿薬 / 尿酸 / フレイル / レジストリ研究 / 高齢者 / レジストリ / データベース / 生活の質 / 多職種介入 / 合併症
【研究成果の概要】
7施設に入院する非代償性心不全患者のデータベースを構築し、様々な側面から検討を行った。高齢者心不全における栄養状態指標、入院日数・入院回数がその後の予後に及ぼす影響、短時間・長時間作用型利尿薬、収縮能の保たれた心不全における左室径、入院時血糖値、標準的治療薬の効果の男女差、標準的治療薬投与に及ぼす低栄養の影響、急性期陽圧呼吸管理の意義、退院時BNP測定の意義、入院中の尿酸値の変動、CTで評価した腸腰筋量の意義、突然死予測モデルの検証、他院後早期・中期の再入院の予後に及ぼす影響などについて成果を公表した。
【研究の社会的意義】
本邦における代表的な循環器診療施設における急性心不全の診療実態が明らかとなった。海外の該当するデータベースと比較することにより、その違いはより鮮明となった。介入型臨床試験では反映されなかったより医療現場に近い心不全患者の病態、合併症、予後が明らかとなった。今後の心不全患者の医療政策を考えるうえで貴重なデータベースと考える。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
香坂 俊 | 慶應義塾大学 | 医学部(信濃町) | 講師 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【配分額】4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)