天然水産資源の減少への感染症の影響評価
【研究分野】水圏生産科学
【研究キーワード】
シャコ / 感染症 / 真菌 / 卵菌 / 資源 / クルマエビ / ウイルス / 病理検査
【研究成果の概要】
近年資源量の減少が著しい海域のシャコの真菌・卵菌症について、検鏡、病理観察、分離培養法、分子生物学的手法によって調査したところ、東京湾、伊勢湾、瀬戸内海水島灘のシャコ真菌Plectosphaerella oratosquillae、瀬戸内海播磨灘のシャコには卵菌 Halioticida noduliformansが高率に感染していた。これらの感染は鰓に明確な病理的障害を引き起こしており、P. oratosquillaeについては飼育試験でその病害性が確認された。また、東京湾のシャコでは個体密度が激減する時期に病態を示す個体頻度が高く、感染症が資源量減少の一因になっていることが強く疑われた。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
和田 新平 | 日本獣医生命科学大学 | 獣医学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
倉田 修 | 日本獣医生命科学大学 | 獣医学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)