熱帯低湿地環境造林のための樹木の根圏低酸素ストレス耐性の解明
【研究分野】森林科学
【研究キーワード】
植物 / ストレス / 林学 / 酵素 / 遺伝子 / 根圏低酸素 / 熱帯樹木 / 芳香族代謝 / 環境造林
【研究成果の概要】
根圏低酸素ストレス耐性種のMelaleuca cajuputiの低酸素環境下の根での炭素の利用状況を調べるため、リグニン合成などの芳香族化合物合成経路の酵素活性と代謝物質量測定およびトランスクリプトーム解析を行った。フェニルアラニンアンモニアリアーゼ(PAL)活性およびPAL遺伝子の発現量が低酸素処理初期に低下したが、低酸素処理後14日目にはPAL活性が回復した。M. cajuputiの根圏低酸素耐性にPAL活性の一時的な低下とその後の回復が関連している可能性がある。8種の熱帯樹木の根圏低酸素ストレスへの通気組織形成等の形態的な応答には種間差があり、耐性との関連は明瞭でなかった。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
則定 真利子 | 東京大学 | アジア生物資源環境研究センター | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究連携者】 |
山ノ下 卓 | 東京大学 | アジア生物資源環境研究センター | 特任講師 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【配分額】16,380千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 3,780千円)