熱帯泥炭湿地荒廃地および湛水造林地からのメタン放出
【研究分野】環境農学
【研究キーワード】
メタン / 熱帯泥炭湿地 / 再湛水 / Melaleuca cajuputi / 生態系修復・整備 / 地球温暖化ガス排出削減 / 国際研究者交流 / タイ / 乾地化 / 水位
【研究成果の概要】
開発熱帯泥炭土壌地域からの二酸化炭素放出を抑制するために再湛水化して森林を再生した場合のメタンの放出量の変動を予測するために、土壌からのメタン放出の水位応答とMelaeuca cajuputiの樹体を介したメタン放出を調べた。土壌からのメタン放出は、湛水状態では非湛水状態と同等あるいはそれよりも少なく、再湛水化による増大の懸念はないことが明らかとなった。樹体を介したメタン放出が検出され、水位応答性や時間変動が認められたが、量的には少なく、再湛水化による二酸化炭素放出の抑制効果に対する影響は非常に小さいことが明らかとなった。樹体を介したメタン放出の主な経路は樹皮であることが明らかとなった。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009-04-01 - 2014-03-31
【配分額】17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)