イネのジテルペン環化酵素遺伝子群の進化・分化に関する研究
【研究分野】生物生産化学・生物有機化学
【研究キーワード】
イネ / ジテルペン / 生合成 / 酵素 / 機能分化 / 進化 / ファイトアレキシン / ジベレリン / 野生イネ / フィトアレキシン
【研究成果の概要】
栽培イネ(Oryza sativa)は、植物ホルモンのジベレリンだけでなく、フィトカサン、モミラクトン、オリザレキシンといったフィトアレキシンなど多様なジテルペノイドを生合成することが知られている。本研究では、それらの生合成初期段階に関与する酵素遺伝子は、生長制御あるいは病害抵抗といった生理的役割に応じて発現場所が異なることを示した。さらに、フィトアレキシンのモミラクトンとフィトカサンの生合成は野生イネOryza rufipogonでも検出され、それらの生合成は、人類による栽培化や育種以前に存在していたことを明らかにした。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
岡田 憲典 | 東京大学 | 生物生産工学研究センター | 准教授 | (Kakenデータベース) |
黒田 昌治 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | 中央農業総合研究センター作物開発研究領域 | 主任研究員 | (Kakenデータベース) |
中園 幹生 | 名古屋大学 | 大学院生命農学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)