簡易的な金属間化合物創製プロセスの提案とその実現
【研究分野】機械材料・材料力学
【研究キーワード】
微粒子ピーニング / 高周波誘導加熱 / 表面改質 / 金属間化合物
【研究成果の概要】
雰囲気制御高周波誘導加熱微粒子ピーニングシステムを用いて,鋼表面にNi-Al金属間化合物層の創成を試みた.その結果, NiとAl粒子を1:4の割合で混練した粒子でAIH-FPPを施すと, Ni-Al金属間化合物層が形成された.これは,投射粒子に含まれるAlがフラックスとして作用することにより局所的にNiとFeの融点が低下すること,また, NiとAlの燃焼合成反応により,局所的に温度が上昇したためである.さらに,高温連続酸化試験の結果,処理した部位は優れた耐酸化性を持つことがわかった.これは,Ni-Al金属間化合物層が高温酸化雰囲気中でAl2O3を連続的に生成しそれが保護被膜となるためである.
【研究代表者】
【研究分担者】 |
村井 一恵 | 慶應義塾大学 | 理工学部 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)