核燃焼プラズマにおけるα粒子リップル共鳴拡散の解明
【研究分野】核融合学
【研究キーワード】
プラズマ・核融合 / 計算物理 / シミュレーション工学 / 数理物理 / 確率論 / トロイダル磁場リップル / トカマク / α粒子 / 共鳴 / 粒子モンテカルロ / 旋回中心 / 拡散 / ポアンカレマップ
【研究成果の概要】
トカマクにおいてα粒子の閉じ込めは重要である。その解析にはよくLarmor半径を無視した案内中心軌道方程式が用いられ, Larmor軌道中の磁場変化が大きくなる球状トカマクではその影響が無視できなくなる。両者の違いはバナナチップのトロイダル角に現れ,それに伴う現象もずれていたが,基本的な現象としては同じであった。次にバナナ粒子がリップルと共鳴を起こし,拡散を大きくするリップル共鳴拡散の物理機構を,数値解析,理論モデルによって解析した。そして,この拡散は今まで考えられていた共鳴点でのピークではなく共鳴両側にピークを持つM型となり,共鳴時に位相空間に形成されるアイランドに衝突により入りアイランドを飛び越える粒子が拡散を引き起こしていることがわかった。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
飯尾 俊二 | 東京工業大学 | 原子炉工学研究所 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
嶋田 隆一 | 東京工業大学 | 原子炉工学研究所 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【配分額】4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)