東日本大震災後の復興まちづくりと沿岸域の再生に関する研究
【研究分野】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究キーワード】
ランドスケープ科学 / 都市環境計画 / 復興まちづくり / 緑地計画 / 文化的景観 / 参加型まちづくり / 東日本大震災 / 景観計画
【研究成果の概要】
本研究は、東日本大震災で被災した宮城県仙南平野を対象とし、持続可能な「復興緑地計画論」の構築を目的としたものである。方法論は、第一に安全な沿岸域の基盤となる海岸林の7年間の変化を応用植物社会学調査により実施した。第二に復興まちづくりについては、岩沼市防災集団移転促進事業を対象とし経緯の分析を行った。
海岸林については、微地形が森の残存と種の供給に大きく寄与していることが分かった。復興まちづくりは、自然立地的土地利用に基づくグランドデザインの作成が基本であること、被災者が主役の仕組みを創り出すことが重要であること、そして、協働の場としてコモンズの創出が必須であることが明らかになった。
【研究代表者】