ブナ林内の景観と環境情報の定時伝送畜積によるインターネット環境学習データの作成
【研究分野】園芸学・造園学
【研究キーワード】
サイバーフォレスト / 景観 / 環境情報 / 伝送 / ブナ林 / 環境学習 / 環境音 / ブログ
【研究成果の概要】
(1)無電源地に太陽光発電システムを設置し、定時伝送システムに24時間電源供給を実現した。
(2)無電源地でブナ林、2次林、人工林の森林景観と気象データを、携帯電話データカードを用いて、毎日定時に伝送するシステムを開発設置し、運用を続けている。
(3)森林映像インターネット配信サーバの稼働を開始した。日々データカードで伝送蓄積している景観データについては、インターネットを使い、(a)PodcastによりPCとiPodに日々配信、(b)ブログによりPCと携帯電話への配信システムを開発し、運用を続けている。
(4)過去13年間の高品質映像データから、紅葉期についてデジタル化し、配信サーバにデータベース化して組み込んだ。
(5)環境学習教材開発と検証実験を行った。上記の(3)、(4)を用い、森林映像による過去13年間の紅葉期の季節変化と、定時伝送システムとインターネット配信により日々送られる紅葉期の映像データを用いた、環境学習プログラムを開発した。プログラムは、(a)映像による季節区分クイズ、(b)13年間の紅葉期映像パンフレットによる解説、(c)カエデ類の実物の葉の配布、(d)紅葉実験キットの説明と配布とした。
(6)小学生とその家族を含む約100名による検証実験を行ない、アンケートを行った。
(7)紅葉期が終わった後に、伝送映像と別に、高精細な映像を編集したDVDを制作し、郵送配布しアンケートを行った。
(8)(5)でのプログラムでは、(a)が最も良かったと回答され、プログラム実施後に携帯電話やインターネットによる日々の配信映像を見てもらえることが分かった。また(7)では、ブログと携帯電話での視聴者が最も多く、森林景観の日々の様子を映像により観察する場合、重要なメディアであることが示された。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
岩岡 正博 | 東京農工大学 | 大学院・共生科学技術院 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
藤原 章雄 | 東京大学 | 大学院・農学生命科学研究科 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【配分額】10,500千円 (直接経費: 10,500千円)