宇宙からの東アジア環境モニタリング
【研究分野】環境影響評価(含放射線生物学)
【研究キーワード】
地球環境 / リモートセンシング / 海洋学 / 気象学 / 土地利用 / 水文学 / Land Use
【研究成果の概要】
本研究計画は,日韓が協力して,東アジアの気候変動,黄砂,酸性雨,雪氷,植生変動,大気・海洋循環,汚染等の問題で,学術的科学的情報を交換し、学術研究のための衛星データ、地上検証データ,グローバルなデータセットの収集と交換に協力し,宇宙からの東アジアの環境に関する共同研究を推進することを目的とする。
衛星を利用した地球環境の研究において,我が国には一日の長があるが,前7回の日韓シンポジュウムで刺激を受け,韓国側も体制を整え,表記の課題と同じタイトルで長期間に及ぶ大規模なプロジェクト(Project EMSEA : Environmental Monitoring from Space of East Asia)を計画し,衛星の受信・処理システムを有するKAISTの崔教授を中心に具体化し,リモートセンシングセンターを設置して活発に活動を行っている。広域に渉る東アジアの環境を解明するためには,近隣の国々が検証データを交換し,共同研究を推進することが不可欠であり,先方は我が国との共同研究を強く希望している。日韓両国が携えて研究を進めていくために,先方の研究者と意見を十分に交換し,有効な共同研究を行う方策を調査することも本研究の大きな目的である。その結果,共同研究が別に2つ程,行われる様になった。
本年度の全体会議は,平成11年11月3日,4日,5日に第8回EMSEA Symposiumを江陵で開催し,日本側22件,韓国側68件の研究発表会を開き,韓国側から多数の参加者があり,盛会であった。全体会議の前夜は,両方の研究者が,共同で研究すべきテーマを提案し,具体的な検討を行い,各テーマ毎に共同研究としての案を作成することにした。
【研究代表者】