待機児童解消のための規制緩和による高層建築物内保育園設置に対する避難安全の検討
【研究分野】都市計画・建築計画
【研究キーワード】
保育施設 / 子ども / 避難 / 高層建築物 / 待機児童 / 保育所 / 規制緩和 / 防災 / 法規
【研究成果の概要】
本研究は、待機児童解消のための規制緩和により設置される保育施設に対する実際のリスク安全性検討を目的とした。規模・地域のことなる保育施設の現地調査により規模別の現状調査、および複数の実際の避難訓練における行動観察調査を実施した。その結果、保育施設の園児の避難は保育士による介助・誘導が不可欠であることを明らかにした。また、法基準要件の整理を通して、国の保育所設置基準で必要とされる平常時の保育士数では避難時の介助人数に不足があること、4階以上の設置においては基準に規制に差異がなく、外階段の規制も緩和されるなど、高層建築物への保育施設設置は安全上のリスクが高まることなどを明らかにした。
【研究代表者】
【研究協力者】 |
佐藤 将之 | 早稲田大学 | 人間科学学術院 | 准教授 |
畠山 雄豪 | 早稲田大学 | 人間科学学術院 | 助手 |
古川 容子 | 土屋 伸一 | 長谷見 雄二 | 早稲田大学 | 理工学術院 | 教授 |
佐藤 泰 | 早稲田大学 | 大学院人間科学研究科 |
藤井 晧介 | 早稲田大学 | 大学院人間科学研究科 |
滝沢 健太 | 早稲田大学 | 大学院理工学研究科 |
瀧口 奈美 | 早稲田大学 | 創造理工学部 |
大崎 萌子 | 早稲田大学 | 人間科学部 |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【配分額】5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)