体に身につくVR技能トレーニングを可能とする触覚デバイス3次元集積スマートウェア
【研究キーワード】
MEMS / 電子テキスタイル / センサ / ウェアラブル / IoT / 触覚フィードバック / 実装構造 / 伸縮性センサ / 振動刺激 / 導電性ポリマー / ビアホール / ウェアラブルデバイス / トレーニング / VR / MEMS
【研究成果の概要】
視覚、聴覚だけではできない「手を取って動きを教える」機能をVR技能トレーニングに組み込む技術を研究開発した.まず,体の動きを検知するMEMSセンサと振動フィードバックを行う振動モータを組み込んだスマートウェアの開発を行った.特に,低温かつ伸縮に耐える布上への配線実装構造として, ビアホールインターポーザー構造を開発し30%以上の伸縮に耐える配線実装構造を実現した.この構造を用いて,センシングと触覚フィードバックが可能なスーツを開発した.さらに,開発したスマートウェアとVR用映像ソフトUnityを用いて,VR映像と連動してセンシング,フィードバックを行うシステムを構築した.
【研究の社会的意義】
学術的な意義は,VR用にスマートウェア実装構造を開発したことである.特に,ヤング率が大きく異なる材料間での材料力学特性に着目し,曲げや伸縮に強いデバイス実装構造を開発したことである.さらに,衣服に実際にセンサや振動モータを実装し,VR用ウェアを開発した.このウェアは,人の動きにより起こる伸縮に耐える特性を持つため実用的であり,今後トレーニングシステムへの実用化などを通じて社会貢献が可能であると考えられる.
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【配分額】14,170千円 (直接経費: 10,900千円、間接経費: 3,270千円)