銅溶錬プロセスにおける貴金属のスラグ損失に関する基礎研究
【研究分野】金属生産工学
【研究キーワード】
白金族金属 / 貴金属 / 分配係数 / スラグ / 溶銅 / 白金 / パラジウム / カルシウムフェライト / 分配比 / 銅製錬 / 溶解度 / 鉄シリケートスラグ / 酸素分圧 / ロジウム / ルテニウム / 金 / マット / 分配
【研究成果の概要】
1300℃において0.1atmの亜硫酸ガス分圧における鉄シリケートスラグとCu_2S-FeS系マット間の貴金属の分配係数を測定した。Pt,Pd,Rh,Ruのスラグとマット間の分配係数は0.0001~0.01の値を示し、貴金属はマットに濃縮される。また、鉄シリケートスラグへの白金溶解度を1300℃において調べた。鉄シリケートスラグへの白金溶解度は、スラグ中の銅濃度の減少に伴い減少した。貴金属のスラグロスを低減するためには、銅のロスを減少させることが重要である。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【配分額】4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)