強相関電子系酸化物での酸素介在磁性電子のX線共鳴磁気散乱研究
【研究分野】応用物性・結晶工学
【研究キーワード】
X線共鳴磁気散乱 / マグネタイト / 放物面多層膜ミラー / 磁性電子密度 / 不対電子軌道 / フェリ磁性 / 超交換相互作用 / 放射光X線 / X線ミラー / 移相子 / 円偏光X線 / 4軸回折計 / 不対電子密度 / X線共鳴磁気散乱 / X線ミラー / 円偏光X線 / 4軸回折計 / 放射光X線
【研究成果の概要】
高エネ研放射光 PF-BL-6C実験ハッチ内に放物面多層膜X線ミラーを設置し、移相子と高精度AFC-5u型4軸回折計を制御した。これにより放射光X線を高効率で集光でき、X線共鳴磁気散乱強度が高精度で測定可能となった。
フェリ磁性化合物であるマグネタイについて、Fe K吸収端で微弱な共鳴磁気散乱信号を計測した。そのエネルギー依存性から、分光法では観測不可能な電子軌道をA、Bサイト独立に観測できた。その結果は、Feと隣接酸素原子、さらに遠方のFe原子との間で超交換相互作用が存在することを示唆する。更に、共鳴磁気散乱強度をフーリエ合成し、混成軌道が関与する磁性電子密度分布を求めた。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
奥部 真樹 | 東京工業大学 | 応用セラミックス研究所 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)