病原性細菌特異的ファージの宿主認識と収縮性ファージ尾繊維構成蛋白質の構造生物学
【研究分野】生物物理学
【研究キーワード】
バクテリオファージ / ウイルス / 構造蛋白質 / 繊維状蛋白質 / X線結晶構造解析 / 宿主認識 / ウイルス蛋白質 / 構造解析 / 結晶構造解析 / ファージ / 蛋白質複合体 / 尾繊維 / 大腸菌 / 分子内シャペロン
【研究成果の概要】
T4ファージの近位尾繊維蛋白質gp34のC末端564残基を可溶性3量体として発現し精製・結晶化を行った。結晶構造解析により、gp34のC末端744-1289の立体構造を決定した。その構造は、全長18nmの繊維状であった。細部は、3本鎖β-へリックスやβ-プリズム構造などを含めファージ尾部蛋白質共通のドメイン構造であり、ファージの尾部構造蛋白質の進化はパーツとなるドメインの組み合わせにより、感染に必要な機能を獲得していることが示唆された。
PP01ファージのレセプター結合蛋白質gp38に関しては、gp37のC末端と共発現することで、可溶性のgp37C-gp38複合体として精製することに成功した。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【配分額】4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)