表層型ガスハイドレート腑存域に見られる低速度異常とガス量のその場測定
【研究分野】地質学
【研究キーワード】
ガスハイドレート / メタンハイドレート / フリーガス / 低速度異常 / 多目的三脚ツール / 深海堆積物 / 表層型メタンハイドレート / ガスチムニー / ハイドレートマウンド / メタン / TDR / mTPT / 物性測定 / 表層ガスハイドレート / 音響異常 / 日本海東縁
【研究成果の概要】
深海底から回収されたコアを測定しても、回収中の圧力減少でガスが逸脱し物性は変化するため、物性を正確に知る事は出来ない。海底下数メートルまでのフリーガスの存在を実証的に確かめるため、特別の観測装置mTPTを開発した。装置は1トンの錘とその下にぶら下がる同じ長さの3本のパイプからなる。1本には発信器、他の2本には受信器を取り付ける。堆積物中に3本足を貫入させ、相対するパイプ間の初動時間から堆積物の速度を求める。
水深1000mの海底での試験で、表層から数メートルの間に初動時間が変化し、海水中の音速よりも遅い速度を確認し、気泡の存在を実証できた。本装置によりガス量のその場評価が可能となった。
【研究代表者】