資源消費が誘発する地球改変量:影響の原因者である消費国が果たすべき役割
【研究分野】グローバル・スタディーズ
【研究キーワード】
資源 / 採掘 / フットプリント / 関与物質総量 / 土地改変 / 衛星画像解析 / 物質フロー分析 / 産業連関分析 / サプライチェーン / マテリアルフロー分析 / 物質フロー / LCA / 土地改変量
【研究成果の概要】
本研究では、資源消費に伴う『影響の原因者(消費国)と影響を被る主体(産出国)との空間的乖離』の解明・視覚化を解析に取り組んだ。具体的には、世界全体および日本の経済活動が、国際サプライチェーンを通じて、世界の国・地域にどの程度の資源採掘を誘発しているかを同定した上で、関与物質総量(TMR)および土地改変面積を指標として、採掘に伴う地球改変量の定量化を達成した。加えて、採掘活動や資源採掘に伴う地球改変が誘発している社会的問題や環境問題を定量・定性的に可視化した。
【研究の社会的意義】
世界全体の経済活動に伴う採掘活動を同定した上で、日本の経済活動が各国のどの程度の影響を与えているかを同定する手法の開発、そして、採掘活動等による土地改変量の定量化やその環境影響の可視化は、持続可能な資源管理、SGDs目標12(持続可能な消費と生産のパターンの確保)の達成、そして、責任ある資源利用の推進を支援する。
【研究代表者】