地域経済統合と途上国の経済発展-マレーシアとベトナムの比較研究
【研究分野】経済政策
【研究キーワード】
経済統合 / 経済発展 / マレーシア / ベトナム / 工業化 / 国有企業 / 多国籍企業 / 中小企業 / 地域経済統合 / 国営企業 / 中小企業振興 / 工業化政策
【研究成果の概要】
発展段階が異なるが、地域経済統合に積極的に参加しているマレーシアとベトナムを取り上げ、以下の3点を中心に比較研究を行った。まず、国有企業改革ではマレーシアにおいて財政悪化を主要因として進められ、ベトナムにおいてはドイモイ政策、WTO加盟がきっかけとなった。両国において国有企業数の減少はみられたが、効率化などの問題は改善されていない。次に外資系企業が主導する工業化については外資の流入は急速な成長と経営資源の移転を可能にしたが、大規模な外資系企業と地場中小企業という二極分化が両国でみられる。最後に地場中小企業育成については政策面では両国とも整備されているが、外資系企業との協力は不十分である。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
熊谷 聡 | 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所 | 開発研究センター 経済地理研究グループ | 研究グループ長 | (Kakenデータベース) |
藤田 麻衣 | 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所 | 地域研究センター東南アジアII研究グループ | 研究グループ長 | (Kakenデータベース) |
TRAN VAN.THO | 早稲田大学 | 社会科学総合学術院 | 教授 | (Kakenデータベース) |
清水 一史 | 九州大学 | 経済学研究院 | 教授 | (Kakenデータベース) |
吉野 文雄 | 拓殖大学 | 国際学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【配分額】14,170千円 (直接経費: 10,900千円、間接経費: 3,270千円)