進化シミュレーションによるライセンシング・ネットワークの研究
【研究分野】経営学
【研究キーワード】
ライセンシング / 技術革新 / マルチエージェント / シミュレーション / 技術コミュニティ / 殻 / 企業文化 / NIH症候群 / 強い文化 / 鉄の檻 / コア能力 / コア硬直性 / ウェーバー / トラジェクトリ / 経験曲線 / UNIXライセンス / Linux / T型フォード / ENIAC / ライセンス戦略 / 特許 / Max Weber / センスメーキング / 組織力 / ガバナンス / 同型化 / 半導体光露光装置 / 文化変容 / ネットワーク / マルチエージェント・シミュレーション / 組織化 / 分離志向 / 同化志向
【研究成果の概要】
ライセンシング・ネットワークは、技術革新過程のネットワークとしてとらえられる。この研究では、技術革新が生起する技術コミュニティの進化プロセスをマルチエージェント型のコンピュータ・シミュレーション・モデルとして構築した。その際に重要な役割を果たすのはサブコミュニティの文化である。Max Weberの「殻」の概念では、殻の裏側では常に硬直性がつきまとうのだが、似たようなことは経営学でもコア能力/コア硬直性として指摘されてきた。企業文化論、組織文化論では、強い文化が肯定的に主張されてきたが、たとえばNIH症候群の存在は、強い文化がライセンシングだけではなく、技術革新をも阻害する可能性を示している。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009-04-01 - 2014-03-31
【配分額】4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)