味物質シグナルの末梢応答・中枢認知・その連動系の解析および食と健康の科学への活用
【研究分野】食生活学
【研究キーワード】
味覚シグナル / Skn-1マウス / 刷子細胞 / 味物質科学 / エネルギー代謝 / 食品機能 / 食と栄養 / 脳腸軸 / SKn-1マウス / 食と健康
【研究成果の概要】
転写因子Skn-1 KOマウス(S-KO)はWTマウス(WT)と摂食量が同等でも、S-KOは同腹仔のWTに比べ体脂肪の低下を伴う顕著な低体重を示した。その原因としてS-KOでは、運動量には遺伝子型の違いによる差はなく、血圧低下、腓腹筋ミトコンドリアコピー数の増加など恒常的に脂質分解亢進が示唆された。また、インスリン分泌量は有意に低値を示し、尿中カテコールアミンの排泄量が有意に増加した。低体重の原因としてカテコールアミン分泌の促進を介する脂質分解の誘導が生じると推定した。
【研究代表者】