社会情動的スキルをトレーニングするためのプログラムの開発と実証研究
【研究キーワード】
社会情動的スキル / 非認知的スキル / 基本的心理欲求 / インストラクショナルデザイン / ワークショップ / コース設計 / 非認知スキル / 生涯学習 / 成人教育学
【研究成果の概要】
本研究では、研究期間の3年間で以下の3点について明らかにしようと計画している。1つ目は、社会情動的スキルについてのこれまでの知見を元にして、その全体的な構造をモデル化することである。2つ目は、社会情動的スキルについてのモデルに基づいて一貫性のある具体的なプログラムを設計開発することである。そして3つ目は、そのプログラムを実践しながら改善し、最終的にその効果を検証することである。
1年目である2020年度は次の2つを研究成果として実施した。1つ目は、日本教育工学会の全国大会で2つの発表をした。社会情動スキルの重要性についてレビューし、それを特に成人にトレーニングするためにはどのようにすれば良いかについて考察したものと、そのレビューに基づいてオンラインで社会情動的スキルをトレーニングするためのワークショップを設計したものである。
2つ目は、早稲田大学エクステンションセンター中野校で「社会情動スキルを身につける:アドラー心理学をベースにして」というオンライン講座を2日間にわたって開催したことである。これは1つ目のレビューとトレーニングの設計に基づいて、実際のトレーニングコースを実施した。
2年目の研究は、コロナの影響が長引いたため対面による実践的な研究が足踏み状態であった。その代わりに、研究レビューを進め、日本教育工学会の2022年度春季全国大会で「教える前提としての基本的心理欲求と学ぶ基盤としての社会情動スキル:その統合とコース開発」と題する発表を行った。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
杉浦 真由美 | 北海道大学 | 高等教育推進機構 | 特任准教授 | (Kakenデータベース) |
冨永 敦子 | 公立はこだて未来大学 | システム情報科学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)