創造的認知プロセスの統合的解明
【研究分野】認知科学
【研究キーワード】
創造 / 認知プロセス / 認知科学 / 支援 / 知覚 / 人工知能
【研究成果の概要】
本企画調査では、創造的認知プロセスの統合的解明を目指した大規模な研究プロジェクトを企画するための準備を行った。具体的には、2003年6月に岐阜県多治見市の岐阜県現代陶芸美術館とタイアップして、セラミックパークMINOの国際会議場にて、創造的認知プロセスに関する国際シンポジウム(2003 International Symposium on Cognitive Approaches to Creative Processes.企画代表者:岡田猛)を開催した。このシンポジウムでは、企画調査のメンバーの研究発表だけでなく、アメリカやイスラエルなどの第一線の研究者の発表も交えて、創造的認知プロセスの解明に向けての活発な議論と情報交換を行った。なお、このシンポジウムは日本認知科学会「学習と対話研究分科会」の例会も兼ねるものであった。さらには、人工知能学会誌の特集号「創造的活動の理解と支援」(企画者:三輪和久2004年3月)、および認知科学会誌の特集号「知覚と創造」(企画者:諏訪正樹2004年3月)も企画し、メンバーの多くが参加して、論文執筆を行った。さらに、「知覚と創造」の執筆メンバーにより,日本認知科学会冬のシンポジウムも開催した。これらの一連の議論や情報交換の中から、創造的認知プロセスの研究を進めるためのいくつかのキーコンセプトが見つかった。これらの企画調査の中で得られたアイデアに基づいて、今後の研究プロジェクトを実施するための計画立案を行い、2004与度の基盤研究Aを申請した。
【研究代表者】