集合行動バイアスに基づく外国為替市場の変動要因分析:実験・実証・人工市場を用いて
【研究分野】金融・ファイナンス
【研究キーワード】
集団行動バイアス / 行動ファイナンス / 外国為替市場 / 人工市場 / 高頻度データ / ボラティリティ / 人口市場 / リミットオーダー / キャンセレーション / 市場の取引特性 / 投資行動バイアス / 心理学実験 / 社会行動バイアス / 市場の効率性 / 国際情報交換
【研究成果の概要】
我々の人工市場においては以下の三つの行動バイアスを想定したエージェントを作成した。① Most trading policy、② Best trading policy、③ Hub trading policyである。このそれぞれに追随するとする集団行動バイアスが存在する場合とそうでない場合の、取引価格の変動特性を比較することで、集団行動バイアスの影響を分析した。集団行動バイアスは市場の安定性には負の影響、すなわち市場の不安定性を増加させることが明らかとなった。また、上記①による集団行動バイアスの発生確率が最高であり、②の集団行動バイアスが市場の不安定性を最も増加させることが明らかとなった。
【研究代表者】