DCT領域における超解像度処理に関する研究
【研究分野】通信・ネットワーク工学
【研究キーワード】
相関 / 離散コサイン変換 / サブピクセル推定 / マッチング / サブピクセル推定精度 / 超解像度処理 / 位相相関 / DCT符号位相相関 / 二重線形相関法 / 近似値を用いた移動量推定 / 新しい理論の展開 / 実画像による実験 / 国際情報交換
【研究成果の概要】
超解像度処理の結果の良好さは,画像位置合わせの精度に大きく依存するため,離散コサイン変換(DCT)係数の正負符号(+1,-1)と信号の位相の関係を解析的に導出したDCT符号位相相関による画像間の位置ずれ量推定について,実画像の推定精度を明らかにし,基礎的な研究を完成させた.民生用カメラ,および産業用カメラで測定することにより,その用途に応じた選択を可能とした.また,従来のシミュレーションによるサブピクセル移動量と実画像との差異を明らかにした.DCT領域におけるノイズ・ボケ修正についての解析の結果,信号およびその反転信号を同時にマッチング可能な,二重相関法という,新たな相関法を発見した.
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【配分額】4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)