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研究分野別サイレントキーワード
「細胞」サイレントキーワードを含む研究
【複合領域】人間医工学:移植医療細胞を含む研究件
❏磁性ナノ粒子を用いたコンビナトリアル・セルクラスターによる評価システムの構築(25560248)
【研究テーマ】医療技術評価学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】宮本 義孝 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 細胞医療研究部, リサーチアソシエイト (20425705)
【キーワード】細胞 / クラスター / 磁性ナノ粒子 / マイクロデバイス / 移植医療 (他8件)
【概要】本課題では、磁性ナノ粒子を用いたコンビナトリアル・セルクラスターによる評価システムを構築することを目的とした。開発したデバイスは、様々な大きさのセルクラスターを一度の播種操作で効率よく作製することに成功した。さらに、市販MRI造影剤、開発した磁性ナノ粒子(MRI造影剤)を用いて、デバイス上で作製したコンビナトリアル・肝細胞クラスターによる毒性・機能評価を行った。結果、得られたクラスターによる生死判...
❏「細胞ファイバー」を基軸とした3次元生体組織の構築(24686031)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】尾上 弘晃 慶應義塾大学, 理工学部, 講師 (30548681)
【キーワード】マイクロ流体 / 細胞 / 組織工学 / ハイドロゲル / マイクロファイバ (他10件)
【概要】本研究の目的は,センチメートルスケールの複雑な3次元組織を構築するためのビルディングユニットである「細胞ファイバー」を開発し,組織構築のための方法論を確立することである.細胞ファイバーは,二重同軸マイクロ流体デバイスにより連続的に形成するこに成功した.その際,コア部に細胞と一緒に封入するECMの選択が,細胞ファイバ形成に重要であることを見いだした.形成した細胞ファイバを用い,培養液の中で機械織りし...
【複合領域】子ども学:運動細胞を含む研究件
❏1分子・少数分子・細胞内モーター分子の運動機構を実験・理論の両面から解明する(16H04773)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】樋口 秀男 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (90165093)
【キーワード】分子モーター / 1分子 / 少数分子 / キネシン / ミオシン (他14件)
【概要】細胞内の物質輸送や細胞分裂を担うモータータンパク質であるキネシン、ミオシンV、ダイニンは一定の歩幅で長距離を解離することなく、前進運動や後退運動を行う。これら三種類のモータータンパク質の1分子の運動特性を統一的に記述するために運動を単純化して、2つの状態を遷移する数理モデルを提案し、このモデルによって本研究や過去の実験結果をうまく説明することができた。 また、筋肉由来のミオシン多分子による力発生を...
❏運動・ストレス・老化に関する新規バイオマーカーの開発と機能解析(15H01833)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】翻訳動態 / リボソームプロファイリング / 運動 / 骨格筋 / 老化 (他19件)
【概要】老化マウスモデルと若齢マウス、早老マウスモデル、そして一過性運動モデルマウスと持久性運動モデルマウスにおいて、次世代シーケンサーを活用して網羅的mRNA発現解析と網羅的翻訳動態解析であるリボソームプロファイリングを行った。これらの解析により得られた変動因子について、リアルタイムPCRとウェスタンブロット法により転写産物とタンパク質量変化をそれぞれ検討した。さらに、骨格筋におけるシステムレベルでのネ...
【環境学】環境保全学:分析細胞を含む研究件
❏細胞内温度計測技術を基盤とする細胞レベルの生命機能および病態化の解析(17H03075)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】内山 聖一 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 助教 (10401225)
【キーワード】蛍光 / 細胞 / 温度 / 分析 / イメージング
【概要】世界初となるカチオン性ラジカル重合開始剤を合成し、これを用いて無毒性のナノゲル状カチオン性蛍光性温度センサーを合成した。これにより、細胞分裂を含む長時間の細胞内温度計測が可能となった。また、開発した蛍光性温度センサーを利用して褐色脂肪細胞の分化の程度と熱産生能の関係を解明したほか、その熱産生にチャネルタンパク質であるパネキシン1が寄与していることも明らかにした。 ...
❏高機能化した蛍光性温度センサーによる細胞内の温度分布イメージング(20685006)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】内山 聖一 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助教 (10401225)
【キーワード】蛍光 / 高分子 / 温度 / 分析 / 細胞
【概要】昨年度に開発した蛍光性温度センサーpoly (NNPAM-co-SPA-co-DBD-AA)を蛍光寿命イメージング法に応用し、COS7細胞内の温度マッピングを進めた。最初に、細胞内におけるpoly (NNPAM-co-SPA-co-DBD-AA)の性能について評価したところ、空間分解能200nm、温度分解能0.18~0.58℃であり、細胞内の温度分布イメージングが十分に可能であることが分かった。そ...
【化学】複合化学:生物発光細胞を含む研究件
❏RNA可視化法と発光イメージング法に基づく生細胞遺伝子発現時空間解析法の創出(19H02745)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】吉村 英哲 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (90464205)
【キーワード】バイオイメージング / 生物発光 / RNA / 細胞 / 遺伝子発現
【概要】本研究は生きたままの培養細胞試料を対象に、細胞サイズより高い解像度で特定の遺伝子発現の時空間プロファイルを可視化追跡する手法の開発を目指している。この目的のために、2019年度までにRNA定量発光プローブの設計と開発を行った。2020年度には生きた培養細胞内における本プローブの性能評価を行った。 本プローブは変異RNA結合タンパク質ドメインmPUMと発光タンパク質NLucの二分割体からなる。標的R...
❏活性酸素種の革新的イメージング技術の開発(25620106)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】佐藤 守俊 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (00323501)
【キーワード】活性酸素種 / 生物発光 / 生物発光タンパク質 / 細胞 / イメージング (他8件)
【概要】活性酸素種は,ガンや糖尿病,心血管疾患(心筋梗塞,脳卒中,脳梗塞,動脈硬化)など,すべての疾患のうち約90パーセントにも及ぶ疾患の原因になっていることが知られている.本研究では活性酸素種の細胞内動態を可視化する新しい分子プローブを開発した.本研究での技術開発により,様々な疾患に関係する活性酸素種の動態を簡便かつ正確に計測できるようになったインパクトは非常に大きい. ...
❏生体内での細胞挙動を可視化する分子プローブ(23655152)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】佐藤 守俊 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (00323501)
【キーワード】生体機能関連化学 / 生物発光 / 細胞 / 生体 / イメージング (他12件)
【概要】本研究では,海洋生物である橈脚類(ガウシア・プリンセプス)由来のルシフェラーゼを出発物質として,超高輝度の変異体を論理的に開発した.ガウシアルシフェラーゼの酵素活性中心を推定し,部位特異的アミノ酸変異導入を行った.開発した変異体の中には,オリジナルのガウシアルシフェラーゼに比べて,10倍程度高輝度化した変異体や,スペクトルが33nm長波長化した変異体が含まれ,これらはバイオアッセイにおいて非常に有...
【化学】複合化学:ボロン酸細胞を含む研究件
❏標的タンパク及び糖鎖を光分解する生体機能分子の創製と細胞機能制御への応用(23310153)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】生体機能分子 / 光分解 / タンパク / 糖鎖 / 有機合成 (他21件)
【概要】本研究課題において、疾病に関連するタンパク及び糖鎖を、特定波長の光照射によって、標的選択的に分解する新しい光感受性の生体機能分子として、生体機能光制御分子を創製した。さらに、これら生体機能光制御分子が、疾病に関連する細胞内で機能し、これら細胞の機能を制御可能なことを見出した。これらのことにより、光照射をトリガーとして機能の発現が制御可能な新規のバイオ分子プローブ及び光感受性分子標的薬の開発の基盤を...
❏標的タンパク及び糖鎖を光分解する光感受性生体機能分子の創製と応用(20310140)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】生物活性分子 / 分子設計 / 合成 / タンパク / 糖 (他23件)
【概要】本研究課題において、疾病に関連するさまざまなタンパク及び糖鎖を、特定波長の光照射によって、標的選択的に分解する新しい生体機能分子を創製した。さらに、これら生体機能分子が、疾病に関連する細胞内で機能し、これら細胞の機能を制御可能なことを見出した。これらのことにより、光照射によって生理活性の発現が制御可能な、これまでに類例のない分子標的薬の開発に向けた新たな指針を確立した。 ...
【生物学】生物学:ダイニン細胞を含む研究件
❏生体にみられる振動運動の高精度測定と振動の統合的理解にむけた理論構築(19H03189)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】樋口 秀男 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (90165093)
【キーワード】振動 / モータータンパク質 / 細胞 / 心臓 / 鞭毛 (他10件)
【概要】軸糸ダイニン分子では,Duty ratio(力を出す割合)が低い可能性がある。これを検証するため、ウニ精子鞭毛の外腕にある21Sダイニンの運動アッセイで割合を求めた。ダイニン密度と滑り速度の関係から力を出す割合は約7%となった。このことから、軸糸およびbundle で長さ当たりの力が小さい原因が低いduty ratio にあることが示された。さらに、duty ratio が低い原因を探るため、21...
❏1分子・少数分子・細胞内モーター分子の運動機構を実験・理論の両面から解明する(16H04773)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】樋口 秀男 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (90165093)
【キーワード】分子モーター / 1分子 / 少数分子 / キネシン / ミオシン (他14件)
【概要】細胞内の物質輸送や細胞分裂を担うモータータンパク質であるキネシン、ミオシンV、ダイニンは一定の歩幅で長距離を解離することなく、前進運動や後退運動を行う。これら三種類のモータータンパク質の1分子の運動特性を統一的に記述するために運動を単純化して、2つの状態を遷移する数理モデルを提案し、このモデルによって本研究や過去の実験結果をうまく説明することができた。 また、筋肉由来のミオシン多分子による力発生を...
❏階層を登る1分子生理学-分子内、1分子そして細胞へ-(23247022)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】樋口 秀男 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (90165093)
【キーワード】ダイニン / 単頭 / 力 / 変位 / エンドサイトーシス (他10件)
【概要】組換ヒト双頭ダイニン分子の力測定と単頭ダイニンの破弾力の測定を行った.その結果ダイニン分子は,約6pNの大きな力を発生する能力があり,天然ダイニンの発する力と同程度であった.単頭ダイニンの破弾力は,ADP,AMPPNP,核酸なしでは強結合であったが,ADPVi存在下では弱結合であった.また力を前方向に加えると外れやすかった.ダイニンの前方への歩行に有利であることが明らかとなった. 細胞内にPAR-...
【生物学】生物学:モータータンパク質細胞を含む研究件
❏生体にみられる振動・らせん運動の統一的理解に向けたマルチモーダル計測と理論構築(22H02580)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2022-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】樋口 秀男 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (90165093)
【キーワード】振動 / モータータンパク質 / 細胞
【概要】
❏生体にみられる振動運動の高精度測定と振動の統合的理解にむけた理論構築(19H03189)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】樋口 秀男 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (90165093)
【キーワード】振動 / モータータンパク質 / 細胞 / 心臓 / 鞭毛 (他10件)
【概要】軸糸ダイニン分子では,Duty ratio(力を出す割合)が低い可能性がある。これを検証するため、ウニ精子鞭毛の外腕にある21Sダイニンの運動アッセイで割合を求めた。ダイニン密度と滑り速度の関係から力を出す割合は約7%となった。このことから、軸糸およびbundle で長さ当たりの力が小さい原因が低いduty ratio にあることが示された。さらに、duty ratio が低い原因を探るため、21...
❏細胞丸ごと高速超解像イメージング(17K19343)
【研究テーマ】分子生物学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2020-03-31
【研究代表者】樋口 秀男 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (90165093)
【キーワード】超解像度 / 金コロイド / ナノメートル精度 / ミオシン / 細胞 (他11件)
【概要】通常の顕微鏡で撮影した画像に対して超解像度を得る方法の開発を行った。骨格筋ミオシンフィラメントに顕微鏡の分解能以内に位置するミオシン2~3分子に金ナノ粒子(40nm)を結合し、高速カメラで金ナノ粒子をイメージングを行った。分解能以内にある複数の金粒子の位置を解析するために、Multi-Emitters Localization 法を用いて、各ミオシン分子の変位に分離することに成功し、アクチンと相互...
【生物学】基礎生物学:オルガネラ細胞を含む研究件
❏オルガネラ膜特異的脂質環境の細胞内情報発信プラットフォームとしての新機能の解明(17H06164)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2017-05-31 - 2022-03-31
【研究代表者】新井 洋由 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 客員研究員 (40167987)
【キーワード】膜脂質 / オルガネラ / 細胞内シグナル伝達 / リサイクリングエンドソーム / Hippo(他11件)
【概要】[リサイクリングエンドソーム膜PSによるHippo-YAP経路の制御]本研究の成果により、細胞増殖時にリサイクリングエンドソームのPSがEvectin-2/Nedd4E3リガーゼを介してLatsを分解に導くことで、YAPの リン酸化を抑制していることを見出した。本年度はこの解析をさらに進め、リサイクリングエンドソームのPSは、Latsのタンパク質量を制御するだけでなく、YAPの脱リン酸化自体も亢進...
❏レーザーインジェクションによる標的真核細胞およびオルガネラの遺伝子発現制御(19370017)
【研究テーマ】植物生理・分子
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】東山 哲也 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (00313205)
【キーワード】レーザーインジェクション / マイクロインジェクション / 植物細胞 / モルフォリノアンチセンスオリゴ / 遺伝子発現制御 (他14件)
【概要】独自に開発したレーザーインジェクション法(Laser-assisted Thermal-expansion Microinjection法,LTM法)を用いて、標的細胞やオルガネラの遺伝子発現制御を行うことを目指した。特に、胚嚢(雌性配偶体)が裸出するユニークな植物トレニアにおいて、遺伝子発現抑制を行い、標的遺伝子の特異的な発現の低下を確認することも目指した。その結果、トレニアの胚嚢にモルフォリノ...
【生物学】基礎生物学:マイクロインジェクション細胞を含む研究件
❏レーザーインジェクションによる標的真核細胞およびオルガネラの遺伝子発現制御(19370017)
【研究テーマ】植物生理・分子
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】東山 哲也 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (00313205)
【キーワード】レーザーインジェクション / マイクロインジェクション / 植物細胞 / モルフォリノアンチセンスオリゴ / 遺伝子発現制御 (他14件)
【概要】独自に開発したレーザーインジェクション法(Laser-assisted Thermal-expansion Microinjection法,LTM法)を用いて、標的細胞やオルガネラの遺伝子発現制御を行うことを目指した。特に、胚嚢(雌性配偶体)が裸出するユニークな植物トレニアにおいて、遺伝子発現抑制を行い、標的遺伝子の特異的な発現の低下を確認することも目指した。その結果、トレニアの胚嚢にモルフォリノ...
❏マイクロマシン技術によるDNA注入用微細中空針アレイ(11450100)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】藤田 博之 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (90134642)
【キーワード】マイクロマシン / マイクロインジェクション / DNA注入 / 細胞 / バイオ技術 (他6件)
【概要】本研究の目的は、マイクロマシン技術を用いて微細な中空の針アレイを作り、それを用いて多数の細胞へ同時にDNA注入を行うシステムを得ることである。微細な注射針のような中空針を規則正しく並べたものを作り、同様の間隔で保持した細胞に突き刺し、針の穴を通してDNAなどの遺伝物質を注入することが最終目標である。中空針アレイは直径1〜5μm、厚さ0.5〜1μm、高さ20〜50μmの微細な針を数十μm間隔で並べた...
【生物学】基礎生物学:一年魚細胞を含む研究件
❏一年魚の休眠関連遺伝子の機能とその発現調節の解明(18K06327)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】黒川 大輔 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (40342779)
【キーワード】一年魚 / 発生休止 / 細胞分裂 / 休眠 / 細胞
【概要】東アフリカの明瞭な雨期乾期がある地帯に生息するNothobranchius属魚類は、雨季に生じた水溜まり中で成長して成魚となり産卵に至る、乾季が訪れ、水が干上がると成魚は死んでしまうが、卵は泥中において発生を停止した状態で過ごし、次の雨期が来ると発生を再開して孵化・成長し、その後、産卵をする一年サイクルの生活史をもち一年魚と呼ばれる。このような発生に対する悪条件を発生停止状態でやり過ごす現象を発生...
❏一年魚の発生休止の分子機構とその進化の解明(15K07074)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】黒川 大輔 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (40342779)
【キーワード】一年魚 / 発生休止 / 休眠 / 細胞 / 発生 (他6件)
【概要】東アフリカに生息する一年魚(Nothobranchius korthausae)を用いて、脊椎動物の発生休止メカニスムの分子実態と、それらが進化的にいかに獲得さ れたのかを推定することを目的に研究を行った。 発生休止前後で発現が変動する遺伝子の発生休止に関わる機能を調べるためにCRISPR/Cas9により突然変異体を作成し、表現系を観察した。 また発生休止に伴う細胞分裂周期を可視化するために、Fu...
【生物学】基礎生物学:発生休止細胞を含む研究件
❏一年魚の休眠関連遺伝子の機能とその発現調節の解明(18K06327)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】黒川 大輔 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (40342779)
【キーワード】一年魚 / 発生休止 / 細胞分裂 / 休眠 / 細胞
【概要】東アフリカの明瞭な雨期乾期がある地帯に生息するNothobranchius属魚類は、雨季に生じた水溜まり中で成長して成魚となり産卵に至る、乾季が訪れ、水が干上がると成魚は死んでしまうが、卵は泥中において発生を停止した状態で過ごし、次の雨期が来ると発生を再開して孵化・成長し、その後、産卵をする一年サイクルの生活史をもち一年魚と呼ばれる。このような発生に対する悪条件を発生停止状態でやり過ごす現象を発生...
❏一年魚の発生休止の分子機構とその進化の解明(15K07074)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】黒川 大輔 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (40342779)
【キーワード】一年魚 / 発生休止 / 休眠 / 細胞 / 発生 (他6件)
【概要】東アフリカに生息する一年魚(Nothobranchius korthausae)を用いて、脊椎動物の発生休止メカニスムの分子実態と、それらが進化的にいかに獲得さ れたのかを推定することを目的に研究を行った。 発生休止前後で発現が変動する遺伝子の発生休止に関わる機能を調べるためにCRISPR/Cas9により突然変異体を作成し、表現系を観察した。 また発生休止に伴う細胞分裂周期を可視化するために、Fu...
【工学】プロセス・化学工学:ヒドロゲル細胞を含む研究件
❏高機能化ペプチド足場材料を利用した細胞の三次元培養と細胞外環境イメージング(18K05351)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】堤 浩 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (70398105)
【キーワード】ペプチド / 自己組織化 / ヒドロゲル / 細胞 / 三次元培養 (他8件)
【概要】人工的にデザインしたペプチド性足場材料を用いて細胞を三次元的に培養し、培養空間における細胞外環境をリアルタイムにイメージングするための手法を新たに開発した。細胞の三次元培養のために生理活性配列RGDSを導入した自己組織化ペプチドと、弱酸性環境で発蛍光性となる蛍光pHプローブRhoB-Aibを導入した自己組織化ペプチドを併用したペプチドゲル内で乳がん細胞MCF7を三次元的に培養することができた。また...
❏ペプチドゲルを足場とした細胞三次元培養と細胞外pH環境の蛍光イメージング法の確立(15K16559)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】堤 浩 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (70398105)
【キーワード】ペプチド / 自己組織化 / ヒドロゲル / 細胞 / 三次元培養 (他6件)
【概要】両親媒性に設計した自己組織化ペプチドu(FFiK)2がβ-シート構造を形成してナノファイバーへと自己組織化し、中性条件下で透明なヒドロゲルを形成することを明らかにした。またu(FFiK)2は細胞培養に用いる培地でもヒドロゲルを形成でき、HeLa細胞およびHEK293細胞をゲル内に分散させることに成功した。次に、シート状に成型したu(FFiK)2ゲル上で、HEK293細胞、HeLa細胞、HepG2細...
❏刺激応答性ナノシェルによるケージド細胞の調製(24686094)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】山口 哲志 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (80398106)
【キーワード】細胞工学 / 光応答性材料 / 細胞パターニング / 細胞接着 / 自己集合 (他14件)
【概要】刺激応答性の高分子複合体から成る殻(ナノシェル)で細胞を覆い、刺激を与えられて初めて機能を発揮するような「ケージド細胞」を調製する方法の開発を行った。本研究では、細胞の制御に用いる外部刺激として、時間的・空間的分解能が極めて高い光刺激を選択し、光分解性のナノシェルを開発した。ナノシェルの材料として、光分解性リンカーを介して生体適合性の高い高分子を集合化し、光分解性のヒドロゲルを開発した。この光分解...
【工学】プロセス・化学工学:合成細胞を含む研究件
❏生体機能光制御分子の創製と細胞機能精密制御への応用(26282212)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】生物活性分子 / 分子設計 / 合成 / タンパク / 糖 (他24件)
【概要】本研究課題においては、種々の疾病に関連するさまざまなタンパク及び糖鎖を、特定波長の光照射によって、標的選択的に分解する新しい生体機能分子を創製した。さらに、これら生体機能分子が、疾病に関連する細胞内で機能し、これら細胞の機能を制御可能なことを見出した。これらのことにより、光照射によって生理活性の発現が制御可能な、これまでに類例のない生体機能光制御分子の開発に向けた新たな指針を確立した。 ...
❏標的タンパク及び糖鎖を光分解する光感受性生体機能分子の創製と応用(20310140)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】生物活性分子 / 分子設計 / 合成 / タンパク / 糖 (他23件)
【概要】本研究課題において、疾病に関連するさまざまなタンパク及び糖鎖を、特定波長の光照射によって、標的選択的に分解する新しい生体機能分子を創製した。さらに、これら生体機能分子が、疾病に関連する細胞内で機能し、これら細胞の機能を制御可能なことを見出した。これらのことにより、光照射によって生理活性の発現が制御可能な、これまでに類例のない分子標的薬の開発に向けた新たな指針を確立した。 ...
【工学】電気電子工学:バイオチップ細胞を含む研究件
❏電気融合による生体内への耐凍結・乾燥物質の高速高効率導入バイオチップの開発(20360094)
【研究テーマ】熱工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】白樫 了 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (80292754)
【キーワード】バイオチップ / 電気融合 / 細胞電気物性 / 膜電位 / 電気泳動 (他9件)
【概要】乾燥や極低温状態で細胞を損傷なく長期間保存する為に有効な耐凍結・乾燥保護物質を効率よく細胞内に導入する技術として,細胞と保護物質を内包したリポソームの電気融合に着目し,融合を高効率に行うためのデバイスの開発と高効率融合に必要な電気操作のパラメータの最適化をおこなった. ...
❏電気泳動堆積法による単一細胞の高速配置と機能解析(20656136)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】柳田 保子 東京工業大学, 精密工学研究所, 准教授 (10282849)
【キーワード】細胞 / バイオチップ / 配置技術 / 電気泳動堆積法 / 単一細胞
【概要】生命現象を理解するために、生体の構成単位である細胞の高速マニピュレーション技術の構築および細胞機能・細胞内生体分子解析デバイスの作製を行った。なお、デバイス上への細胞の高速配置を行うため、液体中の粉末微粒子が電気泳動現象によって移動し電極表面に堆積する現象である電気泳動堆積法(Electrophoretic deposition : EPD)に着目し、EPDを用いた細胞高速配置技術の構築を行った。...
【工学】土木工学:解析細胞を含む研究件
❏サイバー・フィジカルシステムによる高精度な心毒性の評価手法の開発(19H02117)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】梅津 信二郎 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (70373032)
【キーワード】薄膜エレクトロニクス / 心筋細胞 / 細胞外電位 / 収縮力 / 解析 (他22件)
【概要】テーラーメイド薬を始めとする様々な新薬開発に関する研究が盛んであるが、より高精度に薬効評価が可能な測定システムの開発と、数値解析システムを構築することによって、薬剤応答の正確な把握が可能になり、副作用と関連がある小さなシグナルを検出できるのではないかと考えた。そこで本研究では、薄膜エレクトロニクスを使用することでこのような測定システムを開発した。また、従来の数値解析システムを改良し、高精度に測定し...
❏天然mRNAを利用した全長蛋白質ディスプレーと蛋白質相互作用解析(17750157)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】山東 信介 京都大学, 工学研究科, 助手 (20346084)
【キーワード】リボソーム / ディスプレー / 蛋白質 / 相互作用 / 細胞 (他13件)
【概要】天然型mRNAを荷札として用い、かつ、全長蛋白質を提示できる改良型リボソームディスプレー法の開発を目標とする。具体的には、終止コドンを読み飛ばし、その後に続く非翻訳領域をリンカーとして利用可能な改変翻訳系の構築を目指した。昨年度においては原核系翻訳システムにおけるコンセプトレベルでの具現化を実施、RNAの安定性、リボソームディスプレー後のRNA回収率から再構成蛋白質翻訳系を用いた改変翻訳系の構築を...
【工学】総合工学:ハイブリット細胞を含む研究件
❏生体機能光制御分子の創製と細胞機能精密制御への応用(26282212)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】生物活性分子 / 分子設計 / 合成 / タンパク / 糖 (他24件)
【概要】本研究課題においては、種々の疾病に関連するさまざまなタンパク及び糖鎖を、特定波長の光照射によって、標的選択的に分解する新しい生体機能分子を創製した。さらに、これら生体機能分子が、疾病に関連する細胞内で機能し、これら細胞の機能を制御可能なことを見出した。これらのことにより、光照射によって生理活性の発現が制御可能な、これまでに類例のない生体機能光制御分子の開発に向けた新たな指針を確立した。 ...
❏標的タンパク及び糖鎖を光分解する光感受性生体機能分子の創製と応用(20310140)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】生物活性分子 / 分子設計 / 合成 / タンパク / 糖 (他23件)
【概要】本研究課題において、疾病に関連するさまざまなタンパク及び糖鎖を、特定波長の光照射によって、標的選択的に分解する新しい生体機能分子を創製した。さらに、これら生体機能分子が、疾病に関連する細胞内で機能し、これら細胞の機能を制御可能なことを見出した。これらのことにより、光照射によって生理活性の発現が制御可能な、これまでに類例のない分子標的薬の開発に向けた新たな指針を確立した。 ...
【工学】総合工学:マイクロマシン細胞を含む研究件
❏マイクロバイオデジタルファブリケーション技術による三次元状細胞組織の作製(23760241)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】梅津 信二郎 東海大学, 工学部, 助教 (70373032)
【キーワード】(K)ナノ・マイクロ加工 / マイクロマシン / 人工臓器 / バイオプリント / PELID (他7件)
【概要】申請者らが独自に開発している静電マイクロドロップ・インジェクションは、市販のインクジェットプリンタよりも高画質で高粘性な液体の吐出が可能であり、細胞を高精度に生きたままプリント可能なことを実証してきた。また、十分高精度にスキャホールドをプリントできることも実証してきた。複数の細胞を有する細胞組織をプリントする場合、それぞれの細胞を含む液体を満たしたシリンジとスキャホールドを含む液体を満たしたシリン...
❏マイクロマシン技術によるDNA注入用微細中空針アレイ(11450100)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】藤田 博之 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (90134642)
【キーワード】マイクロマシン / マイクロインジェクション / DNA注入 / 細胞 / バイオ技術 (他6件)
【概要】本研究の目的は、マイクロマシン技術を用いて微細な中空の針アレイを作り、それを用いて多数の細胞へ同時にDNA注入を行うシステムを得ることである。微細な注射針のような中空針を規則正しく並べたものを作り、同様の間隔で保持した細胞に突き刺し、針の穴を通してDNAなどの遺伝物質を注入することが最終目標である。中空針アレイは直径1〜5μm、厚さ0.5〜1μm、高さ20〜50μmの微細な針を数十μm間隔で並べた...
【工学】総合工学:AFM細胞を含む研究件
❏タンパク質の精密ナノ凝集制御界面での細胞の接着と機能(24241042)
【研究テーマ】ナノ材料・ナノバイオサイエンス
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】高井 まどか 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (40287975)
【キーワード】ナノ相分離 / ブロックコポリマー / タンパク質 / 細胞 / 界面 (他12件)
【概要】再生医工学において、材料への細胞接着を制御することは必須である。本研究ではナノレベルで構造が制御されたナノ相分離構造を作製し、このパターンの違いにより、異なるタンパク質の吸着状態を作り、その上での細胞接着挙動の解明を目的とした。親水性部位と疎水性部位を有する両親媒性ブロックコポリマーを合成し、ナノレベルで構造が制御されたパターン表面を作製することが可能となった。親・疎水性の相が反転したナノ相分離構...
❏高速バイオAFMが拓く新構造生物学(24227005)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】安藤 敏夫 金沢大学, バイオAFM先端研究センター, 特任教授 (50184320)
【キーワード】走査プローブ顕微鏡 / 1分子計測・操作 / バイオイメージング / タンパク質 / 細胞 (他19件)
【概要】三つの課題に取り組んだ。課題1では、既に確立した高速AFMを利用して多様な蛋白質系で起こる動的プロセスを観察し、機能メカニズムに迫るとともに、従来技術では困難な天然変性蛋白質の構造解析が高速AFMで可能であることを実証した。課題2では、振動を起こさずに広域を高速走査する技術やイメージング中に試料を操作可能なインターラクティブ高速AFMを開発し、その有効性を実証した。また、カンチレバー走査方式の高速...
【工学】総合工学:超解像細胞を含む研究件
❏単一細胞の超解像酸素分圧イメージング(19K12762)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】塚田 孝祐 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (00351883)
【キーワード】超解像 / 酸素分圧 / イメージング / 代謝 / バイオイメージング (他8件)
【概要】回折限界を超える空間分解能で生細胞内の酸素濃度情報を可視化する手法の確立を目的とした.ガウシアンビームを分岐して一方で中空ビームを生成し,それぞれで対象を2次元走査し,得られた画像の差分を取ることで超解像を得た.まず,差分過程における輝度情報損失が少なく,高い空間分解能を得るための光学条件を決定し,実測実験からおよそ100 nmの分解能を達成した.さらに酸素分圧の定量に必要なリン光寿命を高速決定す...
❏細胞丸ごと高速超解像イメージング(17K19343)
【研究テーマ】分子生物学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2020-03-31
【研究代表者】樋口 秀男 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (90165093)
【キーワード】超解像度 / 金コロイド / ナノメートル精度 / ミオシン / 細胞 (他11件)
【概要】通常の顕微鏡で撮影した画像に対して超解像度を得る方法の開発を行った。骨格筋ミオシンフィラメントに顕微鏡の分解能以内に位置するミオシン2~3分子に金ナノ粒子(40nm)を結合し、高速カメラで金ナノ粒子をイメージングを行った。分解能以内にある複数の金粒子の位置を解析するために、Multi-Emitters Localization 法を用いて、各ミオシン分子の変位に分離することに成功し、アクチンと相互...
❏細胞内分子過程の超解像イメージングを実現する蛍光プローブ(24685027)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】佐藤 守俊 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (00323501)
【キーワード】蛍光 / 超解像 / プローブ / 細胞 / イメージング (他8件)
【概要】本研究では,超高解像度でのタンパク質間相互作用の蛍光イメージングを実現するために,タンパク質間の相互作用が生起した時に初めて光活性化特性が出現する新しいタイプの蛍光プローブの開発研究を行った.さらに,生きた細胞で長時間の超解像イメージングを実現するために,青色光受容体のプロテインエンジニアリングや新しい近赤外蛍光タンパク質の探索研究を行った. ...
【工学】総合工学:可視化細胞を含む研究件
❏X線レーザー回折による生細胞ダイナミクス(15H05737)
【研究テーマ】量子ビーム科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2015-05-29 - 2020-03-31
【研究代表者】西野 吉則 北海道大学, 電子科学研究所, 教授 (40392063)
【キーワード】X線自由電子レーザー / コヒーレントX線イメージング / 細胞 / 微生物 / 可視化 (他11件)
【概要】X線自由電子レーザー(XFEL)イメージングにより、未解明の部分が多い原核細胞の細胞分裂のナノダイナミクスや高度好熱菌の多倍性など、基礎微生物学に資する成果を得た。また、乳製品の加熱殺菌、金ナノ粒子を用いたがんのフォトサーマル治療、インフルエンザウィルス、ドラッグデリバリー、電気自動車用電池材料などに関連した幅広い応用研究を展開した。さらに、分子レベルのXFELイメージングに向けた技術開発にも取り...
❏生体内での細胞挙動を可視化する分子プローブ(23655152)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】佐藤 守俊 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (00323501)
【キーワード】生体機能関連化学 / 生物発光 / 細胞 / 生体 / イメージング (他12件)
【概要】本研究では,海洋生物である橈脚類(ガウシア・プリンセプス)由来のルシフェラーゼを出発物質として,超高輝度の変異体を論理的に開発した.ガウシアルシフェラーゼの酵素活性中心を推定し,部位特異的アミノ酸変異導入を行った.開発した変異体の中には,オリジナルのガウシアルシフェラーゼに比べて,10倍程度高輝度化した変異体や,スペクトルが33nm長波長化した変異体が含まれ,これらはバイオアッセイにおいて非常に有...
❏2光子光化学標識法を用いた膵内分泌機構の解析(19590204)
【研究テーマ】生理学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】高橋 倫子 東京大学, 大学院・医学系研究科, 特任講師 (60332178)
【キーワード】細胞生理学 / 細胞・組織 / 糖尿病 / 可視化 / 細胞
【概要】インスリンは血糖調節にかかわるホルモンであり、その分泌不全は糖尿病を引き起す原因の一つと考えられている。分泌の最終過程にあたる開口放出や分泌顆粒の動員機構にも、異常の存在する可能性が示唆されている。我々は分泌顆粒や光活性型蛍光蛋白の細胞内動態を測定するために、光活性型GFPで標識した。また、膜融合の準備状態を検討するために、細胞膜に発現するSNARE蛋白であるSNAP25に、二種類のGFP変異蛋白...
【総合生物】生体分子化学:生体機能分子細胞を含む研究件
❏生体機能光制御分子の創製と細胞機能精密制御への応用(26282212)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】生物活性分子 / 分子設計 / 合成 / タンパク / 糖 (他24件)
【概要】本研究課題においては、種々の疾病に関連するさまざまなタンパク及び糖鎖を、特定波長の光照射によって、標的選択的に分解する新しい生体機能分子を創製した。さらに、これら生体機能分子が、疾病に関連する細胞内で機能し、これら細胞の機能を制御可能なことを見出した。これらのことにより、光照射によって生理活性の発現が制御可能な、これまでに類例のない生体機能光制御分子の開発に向けた新たな指針を確立した。 ...
❏標的タンパク及び糖鎖を光分解する生体機能分子の創製と細胞機能制御への応用(23310153)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】生体機能分子 / 光分解 / タンパク / 糖鎖 / 有機合成 (他21件)
【概要】本研究課題において、疾病に関連するタンパク及び糖鎖を、特定波長の光照射によって、標的選択的に分解する新しい光感受性の生体機能分子として、生体機能光制御分子を創製した。さらに、これら生体機能光制御分子が、疾病に関連する細胞内で機能し、これら細胞の機能を制御可能なことを見出した。これらのことにより、光照射をトリガーとして機能の発現が制御可能な新規のバイオ分子プローブ及び光感受性分子標的薬の開発の基盤を...
【総合生物】生体分子化学:生物活性分子細胞を含む研究件
❏生体機能光制御分子の創製と細胞機能精密制御への応用(26282212)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】生物活性分子 / 分子設計 / 合成 / タンパク / 糖 (他24件)
【概要】本研究課題においては、種々の疾病に関連するさまざまなタンパク及び糖鎖を、特定波長の光照射によって、標的選択的に分解する新しい生体機能分子を創製した。さらに、これら生体機能分子が、疾病に関連する細胞内で機能し、これら細胞の機能を制御可能なことを見出した。これらのことにより、光照射によって生理活性の発現が制御可能な、これまでに類例のない生体機能光制御分子の開発に向けた新たな指針を確立した。 ...
❏標的タンパク及び糖鎖を光分解する光感受性生体機能分子の創製と応用(20310140)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】生物活性分子 / 分子設計 / 合成 / タンパク / 糖 (他23件)
【概要】本研究課題において、疾病に関連するさまざまなタンパク及び糖鎖を、特定波長の光照射によって、標的選択的に分解する新しい生体機能分子を創製した。さらに、これら生体機能分子が、疾病に関連する細胞内で機能し、これら細胞の機能を制御可能なことを見出した。これらのことにより、光照射によって生理活性の発現が制御可能な、これまでに類例のない分子標的薬の開発に向けた新たな指針を確立した。 ...
【総合生物】生体分子化学:アントラキノン細胞を含む研究件
❏生体機能光制御分子の創製と細胞機能精密制御への応用(26282212)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】生物活性分子 / 分子設計 / 合成 / タンパク / 糖 (他24件)
【概要】本研究課題においては、種々の疾病に関連するさまざまなタンパク及び糖鎖を、特定波長の光照射によって、標的選択的に分解する新しい生体機能分子を創製した。さらに、これら生体機能分子が、疾病に関連する細胞内で機能し、これら細胞の機能を制御可能なことを見出した。これらのことにより、光照射によって生理活性の発現が制御可能な、これまでに類例のない生体機能光制御分子の開発に向けた新たな指針を確立した。 ...
❏標的タンパク及び糖鎖を光分解する生体機能分子の創製と細胞機能制御への応用(23310153)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】生体機能分子 / 光分解 / タンパク / 糖鎖 / 有機合成 (他21件)
【概要】本研究課題において、疾病に関連するタンパク及び糖鎖を、特定波長の光照射によって、標的選択的に分解する新しい光感受性の生体機能分子として、生体機能光制御分子を創製した。さらに、これら生体機能光制御分子が、疾病に関連する細胞内で機能し、これら細胞の機能を制御可能なことを見出した。これらのことにより、光照射をトリガーとして機能の発現が制御可能な新規のバイオ分子プローブ及び光感受性分子標的薬の開発の基盤を...
❏標的タンパク及び糖鎖を光分解する光感受性生体機能分子の創製と応用(20310140)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】生物活性分子 / 分子設計 / 合成 / タンパク / 糖 (他23件)
【概要】本研究課題において、疾病に関連するさまざまなタンパク及び糖鎖を、特定波長の光照射によって、標的選択的に分解する新しい生体機能分子を創製した。さらに、これら生体機能分子が、疾病に関連する細胞内で機能し、これら細胞の機能を制御可能なことを見出した。これらのことにより、光照射によって生理活性の発現が制御可能な、これまでに類例のない分子標的薬の開発に向けた新たな指針を確立した。 ...
【総合生物】生体分子化学:たんぱく細胞を含む研究件
❏生体機能光制御分子の創製と細胞機能精密制御への応用(26282212)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】生物活性分子 / 分子設計 / 合成 / タンパク / 糖 (他24件)
【概要】本研究課題においては、種々の疾病に関連するさまざまなタンパク及び糖鎖を、特定波長の光照射によって、標的選択的に分解する新しい生体機能分子を創製した。さらに、これら生体機能分子が、疾病に関連する細胞内で機能し、これら細胞の機能を制御可能なことを見出した。これらのことにより、光照射によって生理活性の発現が制御可能な、これまでに類例のない生体機能光制御分子の開発に向けた新たな指針を確立した。 ...
❏標的タンパク及び糖鎖を光分解する生体機能分子の創製と細胞機能制御への応用(23310153)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】生体機能分子 / 光分解 / タンパク / 糖鎖 / 有機合成 (他21件)
【概要】本研究課題において、疾病に関連するタンパク及び糖鎖を、特定波長の光照射によって、標的選択的に分解する新しい光感受性の生体機能分子として、生体機能光制御分子を創製した。さらに、これら生体機能光制御分子が、疾病に関連する細胞内で機能し、これら細胞の機能を制御可能なことを見出した。これらのことにより、光照射をトリガーとして機能の発現が制御可能な新規のバイオ分子プローブ及び光感受性分子標的薬の開発の基盤を...
❏標的タンパク及び糖鎖を光分解する光感受性生体機能分子の創製と応用(20310140)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】生物活性分子 / 分子設計 / 合成 / タンパク / 糖 (他23件)
【概要】本研究課題において、疾病に関連するさまざまなタンパク及び糖鎖を、特定波長の光照射によって、標的選択的に分解する新しい生体機能分子を創製した。さらに、これら生体機能分子が、疾病に関連する細胞内で機能し、これら細胞の機能を制御可能なことを見出した。これらのことにより、光照射によって生理活性の発現が制御可能な、これまでに類例のない分子標的薬の開発に向けた新たな指針を確立した。 ...
【総合生物】生体分子化学:光分解細胞を含む研究件
❏生体機能光制御分子の創製と細胞機能精密制御への応用(26282212)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】生物活性分子 / 分子設計 / 合成 / タンパク / 糖 (他24件)
【概要】本研究課題においては、種々の疾病に関連するさまざまなタンパク及び糖鎖を、特定波長の光照射によって、標的選択的に分解する新しい生体機能分子を創製した。さらに、これら生体機能分子が、疾病に関連する細胞内で機能し、これら細胞の機能を制御可能なことを見出した。これらのことにより、光照射によって生理活性の発現が制御可能な、これまでに類例のない生体機能光制御分子の開発に向けた新たな指針を確立した。 ...
❏標的タンパク及び糖鎖を光分解する生体機能分子の創製と細胞機能制御への応用(23310153)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】生体機能分子 / 光分解 / タンパク / 糖鎖 / 有機合成 (他21件)
【概要】本研究課題において、疾病に関連するタンパク及び糖鎖を、特定波長の光照射によって、標的選択的に分解する新しい光感受性の生体機能分子として、生体機能光制御分子を創製した。さらに、これら生体機能光制御分子が、疾病に関連する細胞内で機能し、これら細胞の機能を制御可能なことを見出した。これらのことにより、光照射をトリガーとして機能の発現が制御可能な新規のバイオ分子プローブ及び光感受性分子標的薬の開発の基盤を...
❏標的タンパク及び糖鎖を光分解する光感受性生体機能分子の創製と応用(20310140)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】生物活性分子 / 分子設計 / 合成 / タンパク / 糖 (他23件)
【概要】本研究課題において、疾病に関連するさまざまなタンパク及び糖鎖を、特定波長の光照射によって、標的選択的に分解する新しい生体機能分子を創製した。さらに、これら生体機能分子が、疾病に関連する細胞内で機能し、これら細胞の機能を制御可能なことを見出した。これらのことにより、光照射によって生理活性の発現が制御可能な、これまでに類例のない分子標的薬の開発に向けた新たな指針を確立した。 ...
【総合生物】生体分子化学:HIV-1プロテアーゼ細胞を含む研究件
❏標的タンパク及び糖鎖を光分解する生体機能分子の創製と細胞機能制御への応用(23310153)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】生体機能分子 / 光分解 / タンパク / 糖鎖 / 有機合成 (他21件)
【概要】本研究課題において、疾病に関連するタンパク及び糖鎖を、特定波長の光照射によって、標的選択的に分解する新しい光感受性の生体機能分子として、生体機能光制御分子を創製した。さらに、これら生体機能光制御分子が、疾病に関連する細胞内で機能し、これら細胞の機能を制御可能なことを見出した。これらのことにより、光照射をトリガーとして機能の発現が制御可能な新規のバイオ分子プローブ及び光感受性分子標的薬の開発の基盤を...
❏標的タンパク及び糖鎖を光分解する光感受性生体機能分子の創製と応用(20310140)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】生物活性分子 / 分子設計 / 合成 / タンパク / 糖 (他23件)
【概要】本研究課題において、疾病に関連するさまざまなタンパク及び糖鎖を、特定波長の光照射によって、標的選択的に分解する新しい生体機能分子を創製した。さらに、これら生体機能分子が、疾病に関連する細胞内で機能し、これら細胞の機能を制御可能なことを見出した。これらのことにより、光照射によって生理活性の発現が制御可能な、これまでに類例のない分子標的薬の開発に向けた新たな指針を確立した。 ...
【総合生物】生体分子化学:1分子計測(SDM)細胞を含む研究件
❏細胞丸ごと高速超解像イメージング(17K19343)
【研究テーマ】分子生物学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2020-03-31
【研究代表者】樋口 秀男 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (90165093)
【キーワード】超解像度 / 金コロイド / ナノメートル精度 / ミオシン / 細胞 (他11件)
【概要】通常の顕微鏡で撮影した画像に対して超解像度を得る方法の開発を行った。骨格筋ミオシンフィラメントに顕微鏡の分解能以内に位置するミオシン2~3分子に金ナノ粒子(40nm)を結合し、高速カメラで金ナノ粒子をイメージングを行った。分解能以内にある複数の金粒子の位置を解析するために、Multi-Emitters Localization 法を用いて、各ミオシン分子の変位に分離することに成功し、アクチンと相互...
❏1分子・少数分子・細胞内モーター分子の運動機構を実験・理論の両面から解明する(16H04773)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】樋口 秀男 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (90165093)
【キーワード】分子モーター / 1分子 / 少数分子 / キネシン / ミオシン (他14件)
【概要】細胞内の物質輸送や細胞分裂を担うモータータンパク質であるキネシン、ミオシンV、ダイニンは一定の歩幅で長距離を解離することなく、前進運動や後退運動を行う。これら三種類のモータータンパク質の1分子の運動特性を統一的に記述するために運動を単純化して、2つの状態を遷移する数理モデルを提案し、このモデルによって本研究や過去の実験結果をうまく説明することができた。 また、筋肉由来のミオシン多分子による力発生を...
❏生細胞内RNA動態の包括的可視化分析技術の創発(16H04162)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】吉村 英哲 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (90464205)
【キーワード】RNA / 1分子計測(SMD) / ナノバイオ / イメージング / 細胞 (他8件)
【概要】本研究では独自開発したRNA標識技術mPUMテクノロジーを用いて、生細胞内RNAを1分子レベルから1細胞レベル、短時間の動態から長時間の可視化解析までを実現する分子ツール群の開発を目指した。1分子レベル・短時間の動態観察では二分割緑色蛍光タンパク質を用いたプローブを作製し、テロメア反復配列含有RNA(TERRA)と染色体テロメア領域、テロメア関連タンパク質の同時1分子追跡を実現し、未知の機能モデル...
【総合生物】神経科学:1分子細胞を含む研究件
❏細胞核形成における分子機構についての研究(21H01876)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】藤芳 暁 東京工業大学, 理学院, 助教 (70371705)
【キーワード】1分子観察 / 細胞核 / 分子間相互作用 / 1分子 / ラミン (他10件)
【概要】近年、クライオ電子線トモグラフィーによる単粒子解析の急速な発展により、精製たんぱく質の原子モデルを得ることが可能になってきた。しかし、細胞の機能を理解するには、細胞外(in vitro)の情報だけでは不十分である。細胞内部では、多種多様なたんぱく質が混在し、相互作 用することで分子ネットワークをつくって機能を発現しているからである。つまり、細胞の機能を理解するには、細胞内部(in vivo)で「生...
❏生体にみられる振動運動の高精度測定と振動の統合的理解にむけた理論構築(19H03189)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】樋口 秀男 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (90165093)
【キーワード】振動 / モータータンパク質 / 細胞 / 心臓 / 鞭毛 (他10件)
【概要】軸糸ダイニン分子では,Duty ratio(力を出す割合)が低い可能性がある。これを検証するため、ウニ精子鞭毛の外腕にある21Sダイニンの運動アッセイで割合を求めた。ダイニン密度と滑り速度の関係から力を出す割合は約7%となった。このことから、軸糸およびbundle で長さ当たりの力が小さい原因が低いduty ratio にあることが示された。さらに、duty ratio が低い原因を探るため、21...
❏1分子・少数分子・細胞内モーター分子の運動機構を実験・理論の両面から解明する(16H04773)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】樋口 秀男 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (90165093)
【キーワード】分子モーター / 1分子 / 少数分子 / キネシン / ミオシン (他14件)
【概要】細胞内の物質輸送や細胞分裂を担うモータータンパク質であるキネシン、ミオシンV、ダイニンは一定の歩幅で長距離を解離することなく、前進運動や後退運動を行う。これら三種類のモータータンパク質の1分子の運動特性を統一的に記述するために運動を単純化して、2つの状態を遷移する数理モデルを提案し、このモデルによって本研究や過去の実験結果をうまく説明することができた。 また、筋肉由来のミオシン多分子による力発生を...
【総合生物】神経科学:1細胞細胞を含む研究件
❏単一細胞の超解像酸素分圧イメージング(19K12762)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】塚田 孝祐 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (00351883)
【キーワード】超解像 / 酸素分圧 / イメージング / 代謝 / バイオイメージング (他8件)
【概要】回折限界を超える空間分解能で生細胞内の酸素濃度情報を可視化する手法の確立を目的とした.ガウシアンビームを分岐して一方で中空ビームを生成し,それぞれで対象を2次元走査し,得られた画像の差分を取ることで超解像を得た.まず,差分過程における輝度情報損失が少なく,高い空間分解能を得るための光学条件を決定し,実測実験からおよそ100 nmの分解能を達成した.さらに酸素分圧の定量に必要なリン光寿命を高速決定す...
❏細胞内酸素濃度のダイナミックイメージング(15H03003)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】蒲池 利章 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (30272694)
【キーワード】細胞イメージング / りん光プローブ / 活性酸素 / 酸素イメージング / 細胞 (他11件)
【概要】1細胞レベルの脂肪代謝機構の解明を目指し、脂肪細胞における酸素動態を明らかにした。3T3-L1の脂肪細胞への分化によって、前駆脂肪細胞と比べて、細胞内酸素濃度は低下することが明らかとなった。脂肪細胞を用いて、脂肪滴と酸素濃度の同時イメージングを行うことで、脂肪分解における活性酸素の影響を明らかにした。 また、細胞の酸素消費に低酸素ストレスが与える影響を明らかにするため、低酸素環境下における細胞の酸...
❏電気泳動堆積法による単一細胞の高速配置と機能解析(20656136)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】柳田 保子 東京工業大学, 精密工学研究所, 准教授 (10282849)
【キーワード】細胞 / バイオチップ / 配置技術 / 電気泳動堆積法 / 単一細胞
【概要】生命現象を理解するために、生体の構成単位である細胞の高速マニピュレーション技術の構築および細胞機能・細胞内生体分子解析デバイスの作製を行った。なお、デバイス上への細胞の高速配置を行うため、液体中の粉末微粒子が電気泳動現象によって移動し電極表面に堆積する現象である電気泳動堆積法(Electrophoretic deposition : EPD)に着目し、EPDを用いた細胞高速配置技術の構築を行った。...
【総合生物】神経科学:リボソーム細胞を含む研究件
❏電気融合による生体内への耐凍結・乾燥物質の高速高効率導入バイオチップの開発(20360094)
【研究テーマ】熱工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】白樫 了 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (80292754)
【キーワード】バイオチップ / 電気融合 / 細胞電気物性 / 膜電位 / 電気泳動 (他9件)
【概要】乾燥や極低温状態で細胞を損傷なく長期間保存する為に有効な耐凍結・乾燥保護物質を効率よく細胞内に導入する技術として,細胞と保護物質を内包したリポソームの電気融合に着目し,融合を高効率に行うためのデバイスの開発と高効率融合に必要な電気操作のパラメータの最適化をおこなった. ...
❏細胞とリポソームの電場制御融合による耐凍結・乾燥性糖類の細胞膜輸送促進(17686016)
【研究テーマ】熱工学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】白樫 了 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (80292754)
【キーワード】細胞 / リポソーム / electrorotation / 膜融合 / dielectric spectrum (他6件)
【概要】交付申請書に記載した計画と成果について,以下に示す. 計画1:単一細胞と配列接触した細胞に対する電気的操作(誘電泳動と高電圧パルス印加)が細胞の膜電位や荷電状態に及ぼす影響を予測しうる数理モデルを構築する.ついで,モデルの妥当性を細胞の回転スペクトル測定実験と比較することで検証する. 成果1:リポソームおよびJurkat細胞の電気物性を測定し,測定された特性を用いて,高電圧パルスを印加した時の電場...
❏天然mRNAを利用した全長蛋白質ディスプレーと蛋白質相互作用解析(17750157)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】山東 信介 京都大学, 工学研究科, 助手 (20346084)
【キーワード】リボソーム / ディスプレー / 蛋白質 / 相互作用 / 細胞 (他13件)
【概要】天然型mRNAを荷札として用い、かつ、全長蛋白質を提示できる改良型リボソームディスプレー法の開発を目標とする。具体的には、終止コドンを読み飛ばし、その後に続く非翻訳領域をリンカーとして利用可能な改変翻訳系の構築を目指した。昨年度においては原核系翻訳システムにおけるコンセプトレベルでの具現化を実施、RNAの安定性、リボソームディスプレー後のRNA回収率から再構成蛋白質翻訳系を用いた改変翻訳系の構築を...
【総合生物】神経科学:生物・生体工学細胞を含む研究件
❏埋込み型膵島・肝組織の設計・生体外構築育成のための方法論の確立と実証(22246101)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】酒井 康行 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (00235128)
【キーワード】医用化学工学 / マルチスケール血管網配備 / 膵島 / 肝 / 三次元造形 (他19件)
【概要】移植用の膵島や肝組織の人工的構築の方法論確立を目標として,細胞の三次元化とマルチスケール物質交換性の確保の視点から,細胞組織体を高密度にランダム充填する小チャンバーと,それらに培養液・血液を均一に分配するマクロ流路構造を持つ担体構造を提案,レーザー焼結積層造形法によって担体を作成した.細胞組織体として肝細胞凝集体を固定化した灌流培養では,長期に安定した高機能を得た.さらに組織構築用に細胞への毒性が...
❏インテリジェント細胞バイオセンシングシステムの創出(16360407)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】小畠 英理 東京工業大学, 大学院生命理工学研究科, 助教授 (00225484)
【キーワード】バイオセンシング / 細胞 / ヒスタミン / バイオテクノロジー / タンパク質 (他13件)
【概要】細胞は基本的に増殖することが可能であり、様々な成長因子などの作用によって分化することもできる。また環境変化による自分自身へのダメージを診断・修復する機構も備えており、細胞の内外で様々な情報伝達を行っている。細胞はこのような自己修復・自己診断・環境応答といった「インテリジェンス性」を持っているため、細胞を材料として用いることにより、きわめて高度なインテリジェントバイオセンシングシステムを実現できる可...
【総合生物】神経科学:トランスフェクション細胞を含む研究件
❏細胞膜穿孔ナノロッドによる細胞治療システム(19650124)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】齋藤 敬 (斎藤 敬) 東京大学, 大学院・工学系研究科, 特任研究員 (70418771)
【キーワード】細胞 / 光増感 / 自己組織化 / 細胞治療 / 酸化 (他12件)
【概要】細胞は生物の基本的な構成要素であり、細胞は自分自身でその機能を保つことが出来る最小単位である。近年大きく期待されている細胞治療の実現には、細胞機能の高度な制御、あるいは改変が欠かせない。理想的には細胞の内部に対し、直接に人為的な改変作業を施す、あるいは任意の大きさ・組成の物質を導入することが望ましい。しかしながら、細胞は細胞膜によって自分と外界を隔てている。細胞膜は柔軟で改変作業を受け付けにくく、...
❏大環状糖クラスターを用いる細胞認識のシミュレーション(13490021)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】青山 安宏 京都大学, 工学研究科, 教授 (00038093)
【キーワード】遺伝子 / 遺伝子運搬 / 人工グリコウイルス / 糖クラスター / ガラクトース (他23件)
【概要】大環状(カリックスレゾルカレン)骨格に8個の糖鎖を配置したクラスター化合物をホスト(補足剤)/キャリア(運搬剤)とするデリバリーシステムを構築し、細胞認識の仕組みを明らかにした。主な成果は以下のとおりである。 (1)糖クラスターは会合数6程度のミセル様会合体を形成し、これはリン酸イオンにより凝集する。その駆動力は脱水和に基づくエントロピー獲得である。 (2)糖クラスターは核酸(プラスミドDNA)と...
【農学】農芸化学:ガラクトース細胞を含む研究件
❏生体機能光制御分子の創製と細胞機能精密制御への応用(26282212)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】生物活性分子 / 分子設計 / 合成 / タンパク / 糖 (他24件)
【概要】本研究課題においては、種々の疾病に関連するさまざまなタンパク及び糖鎖を、特定波長の光照射によって、標的選択的に分解する新しい生体機能分子を創製した。さらに、これら生体機能分子が、疾病に関連する細胞内で機能し、これら細胞の機能を制御可能なことを見出した。これらのことにより、光照射によって生理活性の発現が制御可能な、これまでに類例のない生体機能光制御分子の開発に向けた新たな指針を確立した。 ...
❏大環状糖クラスターを用いる細胞認識のシミュレーション(13490021)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】青山 安宏 京都大学, 工学研究科, 教授 (00038093)
【キーワード】遺伝子 / 遺伝子運搬 / 人工グリコウイルス / 糖クラスター / ガラクトース (他23件)
【概要】大環状(カリックスレゾルカレン)骨格に8個の糖鎖を配置したクラスター化合物をホスト(補足剤)/キャリア(運搬剤)とするデリバリーシステムを構築し、細胞認識の仕組みを明らかにした。主な成果は以下のとおりである。 (1)糖クラスターは会合数6程度のミセル様会合体を形成し、これはリン酸イオンにより凝集する。その駆動力は脱水和に基づくエントロピー獲得である。 (2)糖クラスターは核酸(プラスミドDNA)と...
【農学】動物生命科学:ミオシン細胞を含む研究件
❏生体にみられる振動運動の高精度測定と振動の統合的理解にむけた理論構築(19H03189)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】樋口 秀男 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (90165093)
【キーワード】振動 / モータータンパク質 / 細胞 / 心臓 / 鞭毛 (他10件)
【概要】軸糸ダイニン分子では,Duty ratio(力を出す割合)が低い可能性がある。これを検証するため、ウニ精子鞭毛の外腕にある21Sダイニンの運動アッセイで割合を求めた。ダイニン密度と滑り速度の関係から力を出す割合は約7%となった。このことから、軸糸およびbundle で長さ当たりの力が小さい原因が低いduty ratio にあることが示された。さらに、duty ratio が低い原因を探るため、21...
❏細胞丸ごと高速超解像イメージング(17K19343)
【研究テーマ】分子生物学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2020-03-31
【研究代表者】樋口 秀男 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (90165093)
【キーワード】超解像度 / 金コロイド / ナノメートル精度 / ミオシン / 細胞 (他11件)
【概要】通常の顕微鏡で撮影した画像に対して超解像度を得る方法の開発を行った。骨格筋ミオシンフィラメントに顕微鏡の分解能以内に位置するミオシン2~3分子に金ナノ粒子(40nm)を結合し、高速カメラで金ナノ粒子をイメージングを行った。分解能以内にある複数の金粒子の位置を解析するために、Multi-Emitters Localization 法を用いて、各ミオシン分子の変位に分離することに成功し、アクチンと相互...
❏1分子・少数分子・細胞内モーター分子の運動機構を実験・理論の両面から解明する(16H04773)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】樋口 秀男 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (90165093)
【キーワード】分子モーター / 1分子 / 少数分子 / キネシン / ミオシン (他14件)
【概要】細胞内の物質輸送や細胞分裂を担うモータータンパク質であるキネシン、ミオシンV、ダイニンは一定の歩幅で長距離を解離することなく、前進運動や後退運動を行う。これら三種類のモータータンパク質の1分子の運動特性を統一的に記述するために運動を単純化して、2つの状態を遷移する数理モデルを提案し、このモデルによって本研究や過去の実験結果をうまく説明することができた。 また、筋肉由来のミオシン多分子による力発生を...
【農学】森林圏科学:細胞を含む研究件
❏生体機能光制御分子の創製と細胞機能精密制御への応用(26282212)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】生物活性分子 / 分子設計 / 合成 / タンパク / 糖 (他24件)
【概要】本研究課題においては、種々の疾病に関連するさまざまなタンパク及び糖鎖を、特定波長の光照射によって、標的選択的に分解する新しい生体機能分子を創製した。さらに、これら生体機能分子が、疾病に関連する細胞内で機能し、これら細胞の機能を制御可能なことを見出した。これらのことにより、光照射によって生理活性の発現が制御可能な、これまでに類例のない生体機能光制御分子の開発に向けた新たな指針を確立した。 ...
❏標的タンパク及び糖鎖を光分解する光感受性生体機能分子の創製と応用(20310140)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】生物活性分子 / 分子設計 / 合成 / タンパク / 糖 (他23件)
【概要】本研究課題において、疾病に関連するさまざまなタンパク及び糖鎖を、特定波長の光照射によって、標的選択的に分解する新しい生体機能分子を創製した。さらに、これら生体機能分子が、疾病に関連する細胞内で機能し、これら細胞の機能を制御可能なことを見出した。これらのことにより、光照射によって生理活性の発現が制御可能な、これまでに類例のない分子標的薬の開発に向けた新たな指針を確立した。 ...
【農学】水圏応用科学:休眠細胞を含む研究件
❏一年魚の休眠関連遺伝子の機能とその発現調節の解明(18K06327)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】黒川 大輔 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (40342779)
【キーワード】一年魚 / 発生休止 / 細胞分裂 / 休眠 / 細胞
【概要】東アフリカの明瞭な雨期乾期がある地帯に生息するNothobranchius属魚類は、雨季に生じた水溜まり中で成長して成魚となり産卵に至る、乾季が訪れ、水が干上がると成魚は死んでしまうが、卵は泥中において発生を停止した状態で過ごし、次の雨期が来ると発生を再開して孵化・成長し、その後、産卵をする一年サイクルの生活史をもち一年魚と呼ばれる。このような発生に対する悪条件を発生停止状態でやり過ごす現象を発生...
❏一年魚の発生休止の分子機構とその進化の解明(15K07074)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】黒川 大輔 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (40342779)
【キーワード】一年魚 / 発生休止 / 休眠 / 細胞 / 発生 (他6件)
【概要】東アフリカに生息する一年魚(Nothobranchius korthausae)を用いて、脊椎動物の発生休止メカニスムの分子実態と、それらが進化的にいかに獲得さ れたのかを推定することを目的に研究を行った。 発生休止前後で発現が変動する遺伝子の発生休止に関わる機能を調べるためにCRISPR/Cas9により突然変異体を作成し、表現系を観察した。 また発生休止に伴う細胞分裂周期を可視化するために、Fu...
【医歯薬学】外科系臨床医学:付属器細胞を含む研究件
❏非接着培養による細胞老化の制御(21659412)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】貴志 和生 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40224919)
【キーワード】老化 / 再生医療 / 非接着培養 / 皮膚 / 再生 (他7件)
【概要】真皮の幹細胞と考えられているSkin derived precursors(Skps)は、細胞増殖因子を添加し、無血清培地にすることで接着せず細胞魚集塊を形成することで得られる。本研究では、「幹細胞」だからコロニーを形成し、分裂、増殖するのか、凝集するから幹細胞様の不死化した性質を獲得するのかという点の検証を行った。老化し分裂回数が低下した線維芽細胞を非接着性培養皿で培養し、細胞凝集塊を形成させ、...
❏皮膚を完全に再生しうるヒト体性細胞の分離(19390455)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】貴志 和生 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (40224919)
【キーワード】皮膚 / 再生 / 付属器 / 細胞 / 再生医学
【概要】様々な発生段階のマウス皮膚から真皮細胞と筋膜細胞を採取し表皮細胞と混合移植を行い、その際の再生細胞の局在、全細胞に対する割合を免疫染色で確認し、scid mouse背部皮膚全層欠損創への表皮真皮混合移植モデルを用いて皮膚再生能の相関性を調べた。その結果、胎仔の真皮細胞に相当する細胞は減少したが、成獣においても存在した。週令数が増加するとともにscid mouse皮膚全層欠損創への混合移植による皮膚...
【医歯薬学】外科系臨床医学:細胞を含む研究件
❏卵に対する細胞毒性因子の同定と対処法の開発(26293363)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】宮戸 健二 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 細胞医療研究部, 室長 (60324844)
【キーワード】卵 / 受精 / 膜融合 / リン脂質 / CD9 (他18件)
【概要】我々の研究から、ホスファチジルエタノールアミン(PE)の特定の分子種が配偶子融合の調節因子として働くことを明らかなった。さらに、PEは卵に対して非常に強い細胞毒性作用があり、CD9の膜貫通領域に相当するペプチドに中和効果があることを示した。抗リン脂質抗体症候群は自己免疫疾患の1つとされ、血栓症や妊娠合併症以外にも、心臓弁の異常による弁膜症、四肢にみられる網状皮斑、血小板減少、腎障害、神経症状が認め...
❏細胞マイクロ操作による受精・細胞分裂における細胞運動の研究(62540538)
【研究テーマ】動物発生・生理学
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1987 - 1988
【研究代表者】浜口 幸久 東京工業大学, 理学部, 助教授 (70016161)
【キーワード】表層粒崩壊 / マイクロ操作 / 核運動 / 染色体運動 / DNA合成阻害剤 (他15件)
【概要】1.ウニ卵が受精するときの表層粒崩壊の過程を毎秒200駒の高速ビデオ装置によって解析した。表層粒はまず直径が増し次いで除々に見えなくなった。表層粒に変化が表れ始めて内容物の放出が完了するまでの時間は、受精時、卵内への高Caイオン濃度のCa緩衝液の注射時、単離表層への高濃度Ca溶液の還流時、いずれも30ー40msecであった。 2.仔牛胸腺ヒストンを蛍光ラベルしてイトマキヒトデ卵に注射してから、卵成...
【医歯薬学】外科系臨床医学:細胞運動細胞を含む研究件
❏分化と運動の相関:ノコギリ型により細胞のミクロなゆらぎをマクロな運動へと変換(25650049)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】大沼 清 長岡技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (50396834)
【キーワード】細胞 / ゆらぎ / 幹細胞 / 分化 / 細胞運動
【概要】ヒトの誘導多能性幹細胞(iPS細胞)は各種の細胞に変化できるが、各種の細胞が勝手に動き回ると制御が難しくなる。ところが、各種の細胞の動きがどの様に異なるかは未だに明らかでない。 本研究は、細胞を型の中に閉じ込め、かつ様々な条件を一度に観察することにより、各種の細胞の運動の特徴を効率的に調べる事を目標とした。その結果、髪の毛の太さ程度の小さな型の中にヒトiPS細胞を閉じ込める新技術の開発に成功した。...
❏収縮環の構造と形成・収縮機構の研究(22247031)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】馬渕 一誠 学習院大学, 理学部, 教授 (40012520)
【キーワード】細胞分裂 / 細胞質分裂 / 収縮環 / アクチン / ミオシン (他13件)
【概要】細胞質分裂は収縮環の収縮によって細胞が中央部からくびり切れることによりおこる。私は分裂酵母の収縮環ー細胞膜複合体(細胞ゴースト)を単離し、ATPを加えて収縮環を人為的に収縮させることに初めて成功した。この実験系を用い、アクチンの脱重合は収縮そのものには必須ではないことなどいくつかの性質を明らかにできた。また収縮環形成の際のアクチンの分裂位置への集合にはミオシンVが関与していることが示唆された。ウニ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:細胞毒性細胞を含む研究件
❏生体機能光制御分子の創製と細胞機能精密制御への応用(26282212)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】生物活性分子 / 分子設計 / 合成 / タンパク / 糖 (他24件)
【概要】本研究課題においては、種々の疾病に関連するさまざまなタンパク及び糖鎖を、特定波長の光照射によって、標的選択的に分解する新しい生体機能分子を創製した。さらに、これら生体機能分子が、疾病に関連する細胞内で機能し、これら細胞の機能を制御可能なことを見出した。これらのことにより、光照射によって生理活性の発現が制御可能な、これまでに類例のない生体機能光制御分子の開発に向けた新たな指針を確立した。 ...
❏卵に対する細胞毒性因子の同定と対処法の開発(26293363)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】宮戸 健二 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 細胞医療研究部, 室長 (60324844)
【キーワード】卵 / 受精 / 膜融合 / リン脂質 / CD9 (他18件)
【概要】我々の研究から、ホスファチジルエタノールアミン(PE)の特定の分子種が配偶子融合の調節因子として働くことを明らかなった。さらに、PEは卵に対して非常に強い細胞毒性作用があり、CD9の膜貫通領域に相当するペプチドに中和効果があることを示した。抗リン脂質抗体症候群は自己免疫疾患の1つとされ、血栓症や妊娠合併症以外にも、心臓弁の異常による弁膜症、四肢にみられる網状皮斑、血小板減少、腎障害、神経症状が認め...
【医歯薬学】外科系臨床医学:ナノバイオ細胞を含む研究件
❏生細胞内RNA動態の包括的可視化分析技術の創発(16H04162)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】吉村 英哲 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (90464205)
【キーワード】RNA / 1分子計測(SMD) / ナノバイオ / イメージング / 細胞 (他8件)
【概要】本研究では独自開発したRNA標識技術mPUMテクノロジーを用いて、生細胞内RNAを1分子レベルから1細胞レベル、短時間の動態から長時間の可視化解析までを実現する分子ツール群の開発を目指した。1分子レベル・短時間の動態観察では二分割緑色蛍光タンパク質を用いたプローブを作製し、テロメア反復配列含有RNA(TERRA)と染色体テロメア領域、テロメア関連タンパク質の同時1分子追跡を実現し、未知の機能モデル...
❏高速バイオAFMが拓く新構造生物学(24227005)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】安藤 敏夫 金沢大学, バイオAFM先端研究センター, 特任教授 (50184320)
【キーワード】走査プローブ顕微鏡 / 1分子計測・操作 / バイオイメージング / タンパク質 / 細胞 (他19件)
【概要】三つの課題に取り組んだ。課題1では、既に確立した高速AFMを利用して多様な蛋白質系で起こる動的プロセスを観察し、機能メカニズムに迫るとともに、従来技術では困難な天然変性蛋白質の構造解析が高速AFMで可能であることを実証した。課題2では、振動を起こさずに広域を高速走査する技術やイメージング中に試料を操作可能なインターラクティブ高速AFMを開発し、その有効性を実証した。また、カンチレバー走査方式の高速...
❏時空間精密電気刺激による細胞機能の計測と制御(19200036)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】神保 泰彦 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20372401)
【キーワード】生体情報・計測 / 電気刺激 / 細胞 / 脳・神経 / 神経科学 (他8件)
【概要】時空間的に制御した電気刺激パターンの印加により細胞群に誘導される変化を調べた.心筋細胞に対する半日間の連続刺激により拍動リズムの引き込み現象が起こること,神経細胞に対する時空間的な刺激パターンの履歴が誘発応答に反映されることがわかった.また,幹細胞について多数の胚様体を同時刺激するマイクロデバイスを開発した.電気刺激の時空間パターンを精密に設計することにより,急性・慢性両面において生体現象を人為的...
【医歯薬学】外科系臨床医学:受精細胞を含む研究件
❏卵に対する細胞毒性因子の同定と対処法の開発(26293363)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】宮戸 健二 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 細胞医療研究部, 室長 (60324844)
【キーワード】卵 / 受精 / 膜融合 / リン脂質 / CD9 (他18件)
【概要】我々の研究から、ホスファチジルエタノールアミン(PE)の特定の分子種が配偶子融合の調節因子として働くことを明らかなった。さらに、PEは卵に対して非常に強い細胞毒性作用があり、CD9の膜貫通領域に相当するペプチドに中和効果があることを示した。抗リン脂質抗体症候群は自己免疫疾患の1つとされ、血栓症や妊娠合併症以外にも、心臓弁の異常による弁膜症、四肢にみられる網状皮斑、血小板減少、腎障害、神経症状が認め...
❏細胞マイクロ操作による受精・細胞分裂における細胞運動の研究(62540538)
【研究テーマ】動物発生・生理学
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1987 - 1988
【研究代表者】浜口 幸久 東京工業大学, 理学部, 助教授 (70016161)
【キーワード】表層粒崩壊 / マイクロ操作 / 核運動 / 染色体運動 / DNA合成阻害剤 (他15件)
【概要】1.ウニ卵が受精するときの表層粒崩壊の過程を毎秒200駒の高速ビデオ装置によって解析した。表層粒はまず直径が増し次いで除々に見えなくなった。表層粒に変化が表れ始めて内容物の放出が完了するまでの時間は、受精時、卵内への高Caイオン濃度のCa緩衝液の注射時、単離表層への高濃度Ca溶液の還流時、いずれも30ー40msecであった。 2.仔牛胸腺ヒストンを蛍光ラベルしてイトマキヒトデ卵に注射してから、卵成...
【医歯薬学】社会医学:微小管細胞を含む研究件
❏減数分裂組み換えと染色体分配を連携させる微小管新規機能の研究(21687015)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】佐藤 政充 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教 (50447356)
【キーワード】細胞分裂 / 細胞周期 / 染色体分配 / 微小管 / 減数分裂組換え (他11件)
【概要】本研究では、分裂酵母の減数分裂において見られる新規の微小管構造が、減数分裂組換えとその後の染色体分配という2つの現象を連携させる機能を持つことを実証した。また、その分子メカニズムについても解析を行い、特定の微小管結合タンパク質が通常とは異なる部位に局在することで、減数分裂特有の難しい染色体分配を克服していることが分かった。 ...
❏細胞内物質輸送を担う新しい分子モーター群KIFsの分子細胞生物学的研究(08407001)
【研究テーマ】解剖学一般(含組織学・発生学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】廣川 信隆 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (20010085)
【キーワード】キネシンスーパーファミリー蛋白KIFs / 細胞内物質輸送 / 微小管 / ジーンターゲティング / KIF1A (他11件)
【概要】1)微小管をレールとし、物質輸送を行うと予想される新しいキネシンスーパーファミリー遺伝子を17種類(KIF1C,KIF3C,KIF5C,KIF6,KIF7,KIF8,KIF9,KIF10,KIF11,KIF12,KIF13A,KIA14,KIF15,KIA16A,KIF16B,KIF17)発見した。この中には神経系特異、ある組織特異(たとえば腎臓の上皮細胞)と、すべての組織に発現する型があった。現...
【医歯薬学】社会医学:生物物理細胞を含む研究件
❏1分子・少数分子・細胞内モーター分子の運動機構を実験・理論の両面から解明する(16H04773)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】樋口 秀男 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (90165093)
【キーワード】分子モーター / 1分子 / 少数分子 / キネシン / ミオシン (他14件)
【概要】細胞内の物質輸送や細胞分裂を担うモータータンパク質であるキネシン、ミオシンV、ダイニンは一定の歩幅で長距離を解離することなく、前進運動や後退運動を行う。これら三種類のモータータンパク質の1分子の運動特性を統一的に記述するために運動を単純化して、2つの状態を遷移する数理モデルを提案し、このモデルによって本研究や過去の実験結果をうまく説明することができた。 また、筋肉由来のミオシン多分子による力発生を...
❏架橋による生体膜の構造制御(25400425)
【研究テーマ】生物物理・化学物理・ソフトマターの物理
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】野口 博司 東京大学, 物性研究所, 准教授 (00514564)
【キーワード】生物物理 / ソフトマター / 細胞 / 生体膜 / シミュレーション
【概要】数値計算を主に用いて、タンパク質などによる生体膜の形状制御の仕組みを研究した。まず、膜間のゆらぎのエントロピーによって生体膜間を架橋する結合サイトが凝集する条件を明らかにした。次に、高分子修飾によって大きな膜ドメインが不安定化し、多数のマイクロドメインが形成されることがあることを示した。そして、バナナ状タンパク質の吸着により、多角形膜チューブや多面体ベシクルが形成することを明らかにした。タンパク質...
❏高速バイオAFMが拓く新構造生物学(24227005)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】安藤 敏夫 金沢大学, バイオAFM先端研究センター, 特任教授 (50184320)
【キーワード】走査プローブ顕微鏡 / 1分子計測・操作 / バイオイメージング / タンパク質 / 細胞 (他19件)
【概要】三つの課題に取り組んだ。課題1では、既に確立した高速AFMを利用して多様な蛋白質系で起こる動的プロセスを観察し、機能メカニズムに迫るとともに、従来技術では困難な天然変性蛋白質の構造解析が高速AFMで可能であることを実証した。課題2では、振動を起こさずに広域を高速走査する技術やイメージング中に試料を操作可能なインターラクティブ高速AFMを開発し、その有効性を実証した。また、カンチレバー走査方式の高速...
【医歯薬学】歯学:3次元培養細胞を含む研究件
❏高機能化ペプチド足場材料を利用した細胞の三次元培養と細胞外環境イメージング(18K05351)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】堤 浩 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (70398105)
【キーワード】ペプチド / 自己組織化 / ヒドロゲル / 細胞 / 三次元培養 (他8件)
【概要】人工的にデザインしたペプチド性足場材料を用いて細胞を三次元的に培養し、培養空間における細胞外環境をリアルタイムにイメージングするための手法を新たに開発した。細胞の三次元培養のために生理活性配列RGDSを導入した自己組織化ペプチドと、弱酸性環境で発蛍光性となる蛍光pHプローブRhoB-Aibを導入した自己組織化ペプチドを併用したペプチドゲル内で乳がん細胞MCF7を三次元的に培養することができた。また...
❏ペプチドゲルを足場とした細胞三次元培養と細胞外pH環境の蛍光イメージング法の確立(15K16559)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】堤 浩 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (70398105)
【キーワード】ペプチド / 自己組織化 / ヒドロゲル / 細胞 / 三次元培養 (他6件)
【概要】両親媒性に設計した自己組織化ペプチドu(FFiK)2がβ-シート構造を形成してナノファイバーへと自己組織化し、中性条件下で透明なヒドロゲルを形成することを明らかにした。またu(FFiK)2は細胞培養に用いる培地でもヒドロゲルを形成でき、HeLa細胞およびHEK293細胞をゲル内に分散させることに成功した。次に、シート状に成型したu(FFiK)2ゲル上で、HEK293細胞、HeLa細胞、HepG2細...
【医歯薬学】歯学:組織工学細胞を含む研究件
❏動脈瘤治療用細径カバードステントの開発:プラズマ技術による表面及び薬剤徐放制御(15K06492)
【研究テーマ】構造・機能材料
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】長谷部 光泉 東海大学, 医学部, 教授 (20306799)
【キーワード】DLC / ポリマー / 薬剤徐放 / ナノファイバー / 細胞 (他12件)
【概要】ステントグラフトは,致死的な結果を招く大動脈瘤に対し瘤内への血液を遮断する役割を果たす,血管内治療には重要な医療器具である.本研究では,この医療器具の課題であるエンドリーク(動脈瘤内への血液の再流入)を抑止する方法として,プラズマ技術により表面形状制御」および薬剤徐放制御を融合し,細胞の接着・増殖を制御できる新規材料の開発を目指した.本研究により,ポリマーナノファイバー表面におけるプラズマ処理によ...
❏「細胞ファイバー」を基軸とした3次元生体組織の構築(24686031)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】尾上 弘晃 慶應義塾大学, 理工学部, 講師 (30548681)
【キーワード】マイクロ流体 / 細胞 / 組織工学 / ハイドロゲル / マイクロファイバ (他10件)
【概要】本研究の目的は,センチメートルスケールの複雑な3次元組織を構築するためのビルディングユニットである「細胞ファイバー」を開発し,組織構築のための方法論を確立することである.細胞ファイバーは,二重同軸マイクロ流体デバイスにより連続的に形成するこに成功した.その際,コア部に細胞と一緒に封入するECMの選択が,細胞ファイバ形成に重要であることを見いだした.形成した細胞ファイバを用い,培養液の中で機械織りし...
❏培養心室細胞由来基質上でのES細胞の分化促進による 心室モデルの創出(22500424)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】馮 忠剛 山形大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (10332545)
【キーワード】細胞 / 組織工学 / ES細胞 / 心筋細胞分化誘導 / 足場素材 (他14件)
【概要】本研究は、ES/iPS 細胞の心筋症治療の早期実現における二つの重要な課題:心筋細胞への効率的分化誘導と体外での再生組織の構築、を取り組んで、幹細胞工学、タンパク質工学及び細胞組織工学の融合により、新たな細胞分化培養基質支持層を開発し、この支持層上にマウスES 細胞の分化促進と心筋組織単層の作成を行い、多数単層の積層によって心筋再生組織を構築した。上記の実験研究により、ES 細胞の心筋細胞への分化...
【医歯薬学】歯学:発生細胞を含む研究件
❏一年魚の発生休止の分子機構とその進化の解明(15K07074)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】黒川 大輔 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (40342779)
【キーワード】一年魚 / 発生休止 / 休眠 / 細胞 / 発生 (他6件)
【概要】東アフリカに生息する一年魚(Nothobranchius korthausae)を用いて、脊椎動物の発生休止メカニスムの分子実態と、それらが進化的にいかに獲得さ れたのかを推定することを目的に研究を行った。 発生休止前後で発現が変動する遺伝子の発生休止に関わる機能を調べるためにCRISPR/Cas9により突然変異体を作成し、表現系を観察した。 また発生休止に伴う細胞分裂周期を可視化するために、Fu...
❏卵に対する細胞毒性因子の同定と対処法の開発(26293363)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】宮戸 健二 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 細胞医療研究部, 室長 (60324844)
【キーワード】卵 / 受精 / 膜融合 / リン脂質 / CD9 (他18件)
【概要】我々の研究から、ホスファチジルエタノールアミン(PE)の特定の分子種が配偶子融合の調節因子として働くことを明らかなった。さらに、PEは卵に対して非常に強い細胞毒性作用があり、CD9の膜貫通領域に相当するペプチドに中和効果があることを示した。抗リン脂質抗体症候群は自己免疫疾患の1つとされ、血栓症や妊娠合併症以外にも、心臓弁の異常による弁膜症、四肢にみられる網状皮斑、血小板減少、腎障害、神経症状が認め...
【医歯薬学】歯学:再生医学細胞を含む研究件
❏卵に対する細胞毒性因子の同定と対処法の開発(26293363)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】宮戸 健二 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 細胞医療研究部, 室長 (60324844)
【キーワード】卵 / 受精 / 膜融合 / リン脂質 / CD9 (他18件)
【概要】我々の研究から、ホスファチジルエタノールアミン(PE)の特定の分子種が配偶子融合の調節因子として働くことを明らかなった。さらに、PEは卵に対して非常に強い細胞毒性作用があり、CD9の膜貫通領域に相当するペプチドに中和効果があることを示した。抗リン脂質抗体症候群は自己免疫疾患の1つとされ、血栓症や妊娠合併症以外にも、心臓弁の異常による弁膜症、四肢にみられる網状皮斑、血小板減少、腎障害、神経症状が認め...
❏埋込み型膵島・肝組織の設計・生体外構築育成のための方法論の確立と実証(22246101)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】酒井 康行 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (00235128)
【キーワード】医用化学工学 / マルチスケール血管網配備 / 膵島 / 肝 / 三次元造形 (他19件)
【概要】移植用の膵島や肝組織の人工的構築の方法論確立を目標として,細胞の三次元化とマルチスケール物質交換性の確保の視点から,細胞組織体を高密度にランダム充填する小チャンバーと,それらに培養液・血液を均一に分配するマクロ流路構造を持つ担体構造を提案,レーザー焼結積層造形法によって担体を作成した.細胞組織体として肝細胞凝集体を固定化した灌流培養では,長期に安定した高機能を得た.さらに組織構築用に細胞への毒性が...
❏皮膚を完全に再生しうるヒト体性細胞の分離(19390455)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】貴志 和生 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (40224919)
【キーワード】皮膚 / 再生 / 付属器 / 細胞 / 再生医学
【概要】様々な発生段階のマウス皮膚から真皮細胞と筋膜細胞を採取し表皮細胞と混合移植を行い、その際の再生細胞の局在、全細胞に対する割合を免疫染色で確認し、scid mouse背部皮膚全層欠損創への表皮真皮混合移植モデルを用いて皮膚再生能の相関性を調べた。その結果、胎仔の真皮細胞に相当する細胞は減少したが、成獣においても存在した。週令数が増加するとともにscid mouse皮膚全層欠損創への混合移植による皮膚...
【医歯薬学】歯学:組織細胞を含む研究件
❏インスタント細胞・組織の開発(21K19886)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2021-07-09 - 2023-03-31
【研究代表者】西川 昌輝 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 講師 (40843149)
【キーワード】細胞 / 組織 / 保存
【概要】
❏変動磁場を用いた新たな細胞・組織の凍結保存方法の開発(25670837)
【研究テーマ】歯科医用工学・再生歯学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】各務 秀明 松本歯科大学, 歯学部, 教授 (80242866)
【キーワード】凍結保存法 / 凍結生物学 / 細胞 / 再生医療 / 解凍 (他10件)
【概要】再生医療の普及には細胞を遠方まで輸送する技術が重要である。しかしながら、細胞は輸送によりダメージを受けるため、現在の技術では高い生存率を保ったままでの長時間輸送は困難である。その解決のためには、凍結による輸送が効果的である。また、再生医療で用いられる細胞は患者本人、あるいはドナー由来の細胞であり、必要時に採取することは負担が大きい。あらかじめ採取して凍結保存することで、安定した細胞の供給が可能とな...
❏埋込み型膵島・肝組織の設計・生体外構築育成のための方法論の確立と実証(22246101)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】酒井 康行 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (00235128)
【キーワード】医用化学工学 / マルチスケール血管網配備 / 膵島 / 肝 / 三次元造形 (他19件)
【概要】移植用の膵島や肝組織の人工的構築の方法論確立を目標として,細胞の三次元化とマルチスケール物質交換性の確保の視点から,細胞組織体を高密度にランダム充填する小チャンバーと,それらに培養液・血液を均一に分配するマクロ流路構造を持つ担体構造を提案,レーザー焼結積層造形法によって担体を作成した.細胞組織体として肝細胞凝集体を固定化した灌流培養では,長期に安定した高機能を得た.さらに組織構築用に細胞への毒性が...
【医歯薬学】薬学:蛍光標識細胞を含む研究件
❏酵素標識後に蛍光を発するスプリット蛍光タグの開発(23656518)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】山口 哲志 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (80398106)
【キーワード】蛍光標識 / 酵素 / 動物細胞 / タンパク質 / ペプチド (他11件)
【概要】酵素を用いてタンパク質へ特異的に標識可能であり、また、標識して初めて蛍光を発するようなタグ配列-蛍光ラベル化剤のペアの開発を行った。その結果、ソルターゼによる特異的な連結反応後に2.6倍に蛍光が増大するペアを創製できた。そこで、細胞内での標識を可能にするため、細胞外で発現精製した連鎖球菌由来ソルターゼAを細胞内に導入して連結反応を行う方法を開発した。 ...
❏インフルエンザウイルス感染動態のリアルタイム解析(19590468)
【研究テーマ】ウイルス学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】岩附 研子 東京大学, 医科学研究所, 特任助教 (20376619)
【キーワード】細胞 / インフルエンザ / 細胞内輸送 / 蛍光標識
【概要】インフルエンザウイルスの核外輸送に関わるNS2蛋白質のN末側に、蛍光標識蛋白質(Venus)を組み込み、蛍光標識組換えウイルスの作製を行った。このウイルスを培養細胞(Madin-Darby Canine Kidney細胞)に感染させ、共焦点顕微鏡を用いてタイムラップス解析を行ったところ、NS2蛋白質が一度核内に集積した後、一気に核外に放出される映像をリアルタイムでとらえることに成功した。本研究で得...
【医歯薬学】薬学:自己組織化細胞を含む研究件
❏高機能化ペプチド足場材料を利用した細胞の三次元培養と細胞外環境イメージング(18K05351)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】堤 浩 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (70398105)
【キーワード】ペプチド / 自己組織化 / ヒドロゲル / 細胞 / 三次元培養 (他8件)
【概要】人工的にデザインしたペプチド性足場材料を用いて細胞を三次元的に培養し、培養空間における細胞外環境をリアルタイムにイメージングするための手法を新たに開発した。細胞の三次元培養のために生理活性配列RGDSを導入した自己組織化ペプチドと、弱酸性環境で発蛍光性となる蛍光pHプローブRhoB-Aibを導入した自己組織化ペプチドを併用したペプチドゲル内で乳がん細胞MCF7を三次元的に培養することができた。また...
❏ペプチドゲルを足場とした細胞三次元培養と細胞外pH環境の蛍光イメージング法の確立(15K16559)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】堤 浩 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (70398105)
【キーワード】ペプチド / 自己組織化 / ヒドロゲル / 細胞 / 三次元培養 (他6件)
【概要】両親媒性に設計した自己組織化ペプチドu(FFiK)2がβ-シート構造を形成してナノファイバーへと自己組織化し、中性条件下で透明なヒドロゲルを形成することを明らかにした。またu(FFiK)2は細胞培養に用いる培地でもヒドロゲルを形成でき、HeLa細胞およびHEK293細胞をゲル内に分散させることに成功した。次に、シート状に成型したu(FFiK)2ゲル上で、HEK293細胞、HeLa細胞、HepG2細...
❏細胞膜穿孔ナノロッドによる細胞治療システム(19650124)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】齋藤 敬 (斎藤 敬) 東京大学, 大学院・工学系研究科, 特任研究員 (70418771)
【キーワード】細胞 / 光増感 / 自己組織化 / 細胞治療 / 酸化 (他12件)
【概要】細胞は生物の基本的な構成要素であり、細胞は自分自身でその機能を保つことが出来る最小単位である。近年大きく期待されている細胞治療の実現には、細胞機能の高度な制御、あるいは改変が欠かせない。理想的には細胞の内部に対し、直接に人為的な改変作業を施す、あるいは任意の大きさ・組成の物質を導入することが望ましい。しかしながら、細胞は細胞膜によって自分と外界を隔てている。細胞膜は柔軟で改変作業を受け付けにくく、...
【医歯薬学】薬学:有機合成細胞を含む研究件
❏生体機能光制御分子の創製と細胞機能精密制御への応用(26282212)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】生物活性分子 / 分子設計 / 合成 / タンパク / 糖 (他24件)
【概要】本研究課題においては、種々の疾病に関連するさまざまなタンパク及び糖鎖を、特定波長の光照射によって、標的選択的に分解する新しい生体機能分子を創製した。さらに、これら生体機能分子が、疾病に関連する細胞内で機能し、これら細胞の機能を制御可能なことを見出した。これらのことにより、光照射によって生理活性の発現が制御可能な、これまでに類例のない生体機能光制御分子の開発に向けた新たな指針を確立した。 ...
❏標的タンパク及び糖鎖を光分解する生体機能分子の創製と細胞機能制御への応用(23310153)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】生体機能分子 / 光分解 / タンパク / 糖鎖 / 有機合成 (他21件)
【概要】本研究課題において、疾病に関連するタンパク及び糖鎖を、特定波長の光照射によって、標的選択的に分解する新しい光感受性の生体機能分子として、生体機能光制御分子を創製した。さらに、これら生体機能光制御分子が、疾病に関連する細胞内で機能し、これら細胞の機能を制御可能なことを見出した。これらのことにより、光照射をトリガーとして機能の発現が制御可能な新規のバイオ分子プローブ及び光感受性分子標的薬の開発の基盤を...
【医歯薬学】薬学:生体膜細胞を含む研究件
❏オートファゴソーム膜閉鎖過程の分子機構の解明(17K07302)
【研究テーマ】構造生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】本田 郁子 (小山郁子) 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 特任講師 (10447948)
【キーワード】オートファジー / オートファゴソーム / ESCRT複合体タンパク質 / membrane fission / リソソーム (他12件)
【概要】細胞内分解機構マクロオートファジーを担う膜小胞オートファゴソームの形成は、扁平に伸長した一重膜小胞が球状に湾曲したのちに閉じ、最後には膜分裂が起こり二重膜となって完成することが知られている。本研究では、ESCRTタンパク質複合体がオートファゴソーム形成における膜分裂を担っていることを明らかにした。また、三次元光-電子相関顕微鏡法(3D-CLEM)によりオートファゴソームの開閉を精度よく評価する方法...
❏架橋による生体膜の構造制御(25400425)
【研究テーマ】生物物理・化学物理・ソフトマターの物理
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】野口 博司 東京大学, 物性研究所, 准教授 (00514564)
【キーワード】生物物理 / ソフトマター / 細胞 / 生体膜 / シミュレーション
【概要】数値計算を主に用いて、タンパク質などによる生体膜の形状制御の仕組みを研究した。まず、膜間のゆらぎのエントロピーによって生体膜間を架橋する結合サイトが凝集する条件を明らかにした。次に、高分子修飾によって大きな膜ドメインが不安定化し、多数のマイクロドメインが形成されることがあることを示した。そして、バナナ状タンパク質の吸着により、多角形膜チューブや多面体ベシクルが形成することを明らかにした。タンパク質...
【医歯薬学】薬学:ストレス応答細胞を含む研究件
❏環境変化に応答してRho1GTPaseがシグナルアウトプットを変化させる仕組み(16H04781)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】吉田 知史 早稲田大学, 国際学術院, 教授 (60519320)
【キーワード】RhoGTPase / PKC / PP2A / 酵母 / Rho1 (他17件)
【概要】出芽酵母Rho1GTPaseはヒト発がん遺伝子RhoAの相同遺伝子でストレス応答時にはPKCを介したMAPキナーゼ経路の活性化を、栄養増殖時にはPP2Aを介した細胞壁合成を促進することが知られている。しかしRho1がどのようにしてPKCとPP2Aという2種類の異なる標的を使い分けているのかは謎であった。本研究では①Rho1-PKC経路とRho1-PP2A経路はそれぞれポジティブフィードバックによっ...
❏卵に対する細胞毒性因子の同定と対処法の開発(26293363)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】宮戸 健二 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 細胞医療研究部, 室長 (60324844)
【キーワード】卵 / 受精 / 膜融合 / リン脂質 / CD9 (他18件)
【概要】我々の研究から、ホスファチジルエタノールアミン(PE)の特定の分子種が配偶子融合の調節因子として働くことを明らかなった。さらに、PEは卵に対して非常に強い細胞毒性作用があり、CD9の膜貫通領域に相当するペプチドに中和効果があることを示した。抗リン脂質抗体症候群は自己免疫疾患の1つとされ、血栓症や妊娠合併症以外にも、心臓弁の異常による弁膜症、四肢にみられる網状皮斑、血小板減少、腎障害、神経症状が認め...
【医歯薬学】薬学:再生医療細胞を含む研究件
❏細胞折紙技術による形状変化・力学刺激に対する形態形成メカニズム解析システムの構築(17H03194)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】繁富 香織 北海道大学, 高等教育推進機構, 特任准教授 (90431816)
【キーワード】折紙工学 / Bio-MEMS / 細胞 / 再生医療 / bio-MEMS (他10件)
【概要】本研究では、微細加工技術と折紙工学の折り畳み技術を利用して、細胞の足場となるマイクロプレートを作製し、細胞を培養した後に折り畳むことにより、形態形成の過程でおこる細胞の折り畳みによる形状変化や生体内における力学的刺激と形態形成のメカニズムの関係の解明を目指した。研究期間中に磁性体入りマイクロプレートを作製し、プレート上に細胞を培養した後に、顕微鏡下で磁場を用いてマイクロプレートを折畳み・展開し、細...
❏変動磁場を用いた新たな細胞・組織の凍結保存方法の開発(25670837)
【研究テーマ】歯科医用工学・再生歯学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】各務 秀明 松本歯科大学, 歯学部, 教授 (80242866)
【キーワード】凍結保存法 / 凍結生物学 / 細胞 / 再生医療 / 解凍 (他10件)
【概要】再生医療の普及には細胞を遠方まで輸送する技術が重要である。しかしながら、細胞は輸送によりダメージを受けるため、現在の技術では高い生存率を保ったままでの長時間輸送は困難である。その解決のためには、凍結による輸送が効果的である。また、再生医療で用いられる細胞は患者本人、あるいはドナー由来の細胞であり、必要時に採取することは負担が大きい。あらかじめ採取して凍結保存することで、安定した細胞の供給が可能とな...
❏刺激応答性ナノシェルによるケージド細胞の調製(24686094)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】山口 哲志 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (80398106)
【キーワード】細胞工学 / 光応答性材料 / 細胞パターニング / 細胞接着 / 自己集合 (他14件)
【概要】刺激応答性の高分子複合体から成る殻(ナノシェル)で細胞を覆い、刺激を与えられて初めて機能を発揮するような「ケージド細胞」を調製する方法の開発を行った。本研究では、細胞の制御に用いる外部刺激として、時間的・空間的分解能が極めて高い光刺激を選択し、光分解性のナノシェルを開発した。ナノシェルの材料として、光分解性リンカーを介して生体適合性の高い高分子を集合化し、光分解性のヒドロゲルを開発した。この光分解...
【医歯薬学】薬学:細胞・組織細胞を含む研究件
❏埋込み型膵島・肝組織の設計・生体外構築育成のための方法論の確立と実証(22246101)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】酒井 康行 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (00235128)
【キーワード】医用化学工学 / マルチスケール血管網配備 / 膵島 / 肝 / 三次元造形 (他19件)
【概要】移植用の膵島や肝組織の人工的構築の方法論確立を目標として,細胞の三次元化とマルチスケール物質交換性の確保の視点から,細胞組織体を高密度にランダム充填する小チャンバーと,それらに培養液・血液を均一に分配するマクロ流路構造を持つ担体構造を提案,レーザー焼結積層造形法によって担体を作成した.細胞組織体として肝細胞凝集体を固定化した灌流培養では,長期に安定した高機能を得た.さらに組織構築用に細胞への毒性が...
❏時空間精密電気刺激による細胞機能の計測と制御(19200036)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】神保 泰彦 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20372401)
【キーワード】生体情報・計測 / 電気刺激 / 細胞 / 脳・神経 / 神経科学 (他8件)
【概要】時空間的に制御した電気刺激パターンの印加により細胞群に誘導される変化を調べた.心筋細胞に対する半日間の連続刺激により拍動リズムの引き込み現象が起こること,神経細胞に対する時空間的な刺激パターンの履歴が誘発応答に反映されることがわかった.また,幹細胞について多数の胚様体を同時刺激するマイクロデバイスを開発した.電気刺激の時空間パターンを精密に設計することにより,急性・慢性両面において生体現象を人為的...
❏2光子光化学標識法を用いた膵内分泌機構の解析(19590204)
【研究テーマ】生理学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】高橋 倫子 東京大学, 大学院・医学系研究科, 特任講師 (60332178)
【キーワード】細胞生理学 / 細胞・組織 / 糖尿病 / 可視化 / 細胞
【概要】インスリンは血糖調節にかかわるホルモンであり、その分泌不全は糖尿病を引き起す原因の一つと考えられている。分泌の最終過程にあたる開口放出や分泌顆粒の動員機構にも、異常の存在する可能性が示唆されている。我々は分泌顆粒や光活性型蛍光蛋白の細胞内動態を測定するために、光活性型GFPで標識した。また、膜融合の準備状態を検討するために、細胞膜に発現するSNARE蛋白であるSNAP25に、二種類のGFP変異蛋白...
【医歯薬学】薬学:細胞周期細胞を含む研究件
❏収縮環の構造と形成・収縮機構の研究(22247031)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】馬渕 一誠 学習院大学, 理学部, 教授 (40012520)
【キーワード】細胞分裂 / 細胞質分裂 / 収縮環 / アクチン / ミオシン (他13件)
【概要】細胞質分裂は収縮環の収縮によって細胞が中央部からくびり切れることによりおこる。私は分裂酵母の収縮環ー細胞膜複合体(細胞ゴースト)を単離し、ATPを加えて収縮環を人為的に収縮させることに初めて成功した。この実験系を用い、アクチンの脱重合は収縮そのものには必須ではないことなどいくつかの性質を明らかにできた。また収縮環形成の際のアクチンの分裂位置への集合にはミオシンVが関与していることが示唆された。ウニ...
❏減数分裂組み換えと染色体分配を連携させる微小管新規機能の研究(21687015)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】佐藤 政充 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教 (50447356)
【キーワード】細胞分裂 / 細胞周期 / 染色体分配 / 微小管 / 減数分裂組換え (他11件)
【概要】本研究では、分裂酵母の減数分裂において見られる新規の微小管構造が、減数分裂組換えとその後の染色体分配という2つの現象を連携させる機能を持つことを実証した。また、その分子メカニズムについても解析を行い、特定の微小管結合タンパク質が通常とは異なる部位に局在することで、減数分裂特有の難しい染色体分配を克服していることが分かった。 ...
【医歯薬学】薬学:発生・分化細胞を含む研究件
❏減数分裂組み換えと染色体分配を連携させる微小管新規機能の研究(21687015)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】佐藤 政充 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教 (50447356)
【キーワード】細胞分裂 / 細胞周期 / 染色体分配 / 微小管 / 減数分裂組換え (他11件)
【概要】本研究では、分裂酵母の減数分裂において見られる新規の微小管構造が、減数分裂組換えとその後の染色体分配という2つの現象を連携させる機能を持つことを実証した。また、その分子メカニズムについても解析を行い、特定の微小管結合タンパク質が通常とは異なる部位に局在することで、減数分裂特有の難しい染色体分配を克服していることが分かった。 ...
❏減数分裂第一・第二間における特殊な細胞周期制御機構の解析(19770144)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】佐藤 政充 東京大学, 大学院理学系研究科, 助教 (50447356)
【キーワード】染色体構築 / 機能 / 分配 / 遺伝学 / 遺伝子 (他8件)
【概要】減数分裂第一・第二間においては、2連続で分裂装置を形成させるために、スピンドル極体の複製が減数第一分裂の終期に起きること、さらにそれがサイクリン依存性キナーゼ(CDK)の活性に依存することを明らかにした。さらに、スピンドル極体が複製後に核内に埋め込まれる必要があるが、これもCDK活性に依存した現象であることが明らかとなった。 ...
【医歯薬学】薬学:大腸菌細胞を含む研究件
❏超効率バイオアッセイシステム開発のためのインクジェット技術の確立(23658138)
【研究テーマ】木質科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】江前 敏晴 筑波大学, 生命環境系, 教授 (40203640)
【キーワード】バイオアッセイ / インクジェット / バクテリア / 細胞 / 寒天培地 (他11件)
【概要】インクジェットプリンタにより培地及び細菌を紙に印刷し、顕微鏡によりコロニー成長を評価することで数時間のうちに最適環境条件を決定できるバイオアッセイシステム開発を目指した。ポリスチレンのトルエン溶液に浸漬し全面疎水化したろ紙に、培地を形成したい区画にだけトルエンを印刷してポしスチレン樹脂を溶かし出し、親疎水性パターンを作製した。印刷中のゲル化を押さえるため、インクカートリッジの加熱と寒天の硫酸加水分...
❏生きた細胞内における遺伝子診断を可能にする機能性核酸プローブの設計(15750141)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】山東 信介 京都大学, 工学研究科, 助手 (20346084)
【キーワード】ゲノム / DNAzyme / 遺伝子 / アロステリック / 診断 (他15件)
【概要】"細胞膜内における遺伝子検出・診断"を可能にするプローブとして、申請者は標的核酸をアロステリックエフェクターとする自己切断核酸配列(TASC)を提案してきた。まず、コンセプトとの実証に向けて、大腸菌rRNA-12MG1655 strainの16srRNAを標的としたTASCシステムをデザインし、in vitro系における遺伝子検出実験を行った。具体的には、5末端をフルオレセインでラ...
【医歯薬学】薬学:インフルエンザ細胞を含む研究件
❏標的タンパク及び糖鎖を光分解する生体機能分子の創製と細胞機能制御への応用(23310153)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】生体機能分子 / 光分解 / タンパク / 糖鎖 / 有機合成 (他21件)
【概要】本研究課題において、疾病に関連するタンパク及び糖鎖を、特定波長の光照射によって、標的選択的に分解する新しい光感受性の生体機能分子として、生体機能光制御分子を創製した。さらに、これら生体機能光制御分子が、疾病に関連する細胞内で機能し、これら細胞の機能を制御可能なことを見出した。これらのことにより、光照射をトリガーとして機能の発現が制御可能な新規のバイオ分子プローブ及び光感受性分子標的薬の開発の基盤を...
❏インフルエンザウイルス感染動態のリアルタイム解析(19590468)
【研究テーマ】ウイルス学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】岩附 研子 東京大学, 医科学研究所, 特任助教 (20376619)
【キーワード】細胞 / インフルエンザ / 細胞内輸送 / 蛍光標識
【概要】インフルエンザウイルスの核外輸送に関わるNS2蛋白質のN末側に、蛍光標識蛋白質(Venus)を組み込み、蛍光標識組換えウイルスの作製を行った。このウイルスを培養細胞(Madin-Darby Canine Kidney細胞)に感染させ、共焦点顕微鏡を用いてタイムラップス解析を行ったところ、NS2蛋白質が一度核内に集積した後、一気に核外に放出される映像をリアルタイムでとらえることに成功した。本研究で得...
【医歯薬学】薬学:再生細胞を含む研究件
❏非接着培養による細胞老化の制御(21659412)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】貴志 和生 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40224919)
【キーワード】老化 / 再生医療 / 非接着培養 / 皮膚 / 再生 (他7件)
【概要】真皮の幹細胞と考えられているSkin derived precursors(Skps)は、細胞増殖因子を添加し、無血清培地にすることで接着せず細胞魚集塊を形成することで得られる。本研究では、「幹細胞」だからコロニーを形成し、分裂、増殖するのか、凝集するから幹細胞様の不死化した性質を獲得するのかという点の検証を行った。老化し分裂回数が低下した線維芽細胞を非接着性培養皿で培養し、細胞凝集塊を形成させ、...
❏皮膚を完全に再生しうるヒト体性細胞の分離(19390455)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】貴志 和生 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (40224919)
【キーワード】皮膚 / 再生 / 付属器 / 細胞 / 再生医学
【概要】様々な発生段階のマウス皮膚から真皮細胞と筋膜細胞を採取し表皮細胞と混合移植を行い、その際の再生細胞の局在、全細胞に対する割合を免疫染色で確認し、scid mouse背部皮膚全層欠損創への表皮真皮混合移植モデルを用いて皮膚再生能の相関性を調べた。その結果、胎仔の真皮細胞に相当する細胞は減少したが、成獣においても存在した。週令数が増加するとともにscid mouse皮膚全層欠損創への混合移植による皮膚...
【医歯薬学】薬学:幹細胞細胞を含む研究件
❏周産期低酸素性虚血性脳症に対する新規二段階細胞療法の開発(17K10175)
【研究テーマ】胎児・新生児医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】佐藤 義朗 名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (30435862)
【キーワード】臍帯 / 低酸素性虚血性脳症 / 新生児低酸素性虚血性脳症 / 幹細胞 / 新生児 (他8件)
【概要】本研究の目的は、近交系ラットによる実験を通じて、他家UCMSCと自己UCMSCを用いた周産期低酸素性虚血性脳症(HIE)に対する新規治療法開発のための基礎的データを得ることである。 本研究では、ラットの臍帯を用いて均一なUCMSCを得ることができた。また、静脈内投与されたUCMSCは、脳、肺、肝臓に分布した。 一方、急性期投与後の免疫組織学的評価においては、UCMSC投与による治療効果は確認できな...
❏分化と運動の相関:ノコギリ型により細胞のミクロなゆらぎをマクロな運動へと変換(25650049)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】大沼 清 長岡技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (50396834)
【キーワード】細胞 / ゆらぎ / 幹細胞 / 分化 / 細胞運動
【概要】ヒトの誘導多能性幹細胞(iPS細胞)は各種の細胞に変化できるが、各種の細胞が勝手に動き回ると制御が難しくなる。ところが、各種の細胞の動きがどの様に異なるかは未だに明らかでない。 本研究は、細胞を型の中に閉じ込め、かつ様々な条件を一度に観察することにより、各種の細胞の運動の特徴を効率的に調べる事を目標とした。その結果、髪の毛の太さ程度の小さな型の中にヒトiPS細胞を閉じ込める新技術の開発に成功した。...
❏変動磁場を用いた新たな細胞・組織の凍結保存方法の開発(25670837)
【研究テーマ】歯科医用工学・再生歯学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】各務 秀明 松本歯科大学, 歯学部, 教授 (80242866)
【キーワード】凍結保存法 / 凍結生物学 / 細胞 / 再生医療 / 解凍 (他10件)
【概要】再生医療の普及には細胞を遠方まで輸送する技術が重要である。しかしながら、細胞は輸送によりダメージを受けるため、現在の技術では高い生存率を保ったままでの長時間輸送は困難である。その解決のためには、凍結による輸送が効果的である。また、再生医療で用いられる細胞は患者本人、あるいはドナー由来の細胞であり、必要時に採取することは負担が大きい。あらかじめ採取して凍結保存することで、安定した細胞の供給が可能とな...
【医歯薬学】薬学:エンドサイトーシス細胞を含む研究件
❏階層を登る1分子生理学-分子内、1分子そして細胞へ-(23247022)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】樋口 秀男 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (90165093)
【キーワード】ダイニン / 単頭 / 力 / 変位 / エンドサイトーシス (他10件)
【概要】組換ヒト双頭ダイニン分子の力測定と単頭ダイニンの破弾力の測定を行った.その結果ダイニン分子は,約6pNの大きな力を発生する能力があり,天然ダイニンの発する力と同程度であった.単頭ダイニンの破弾力は,ADP,AMPPNP,核酸なしでは強結合であったが,ADPVi存在下では弱結合であった.また力を前方向に加えると外れやすかった.ダイニンの前方への歩行に有利であることが明らかとなった. 細胞内にPAR-...
❏大環状糖クラスターを用いる細胞認識のシミュレーション(13490021)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】青山 安宏 京都大学, 工学研究科, 教授 (00038093)
【キーワード】遺伝子 / 遺伝子運搬 / 人工グリコウイルス / 糖クラスター / ガラクトース (他23件)
【概要】大環状(カリックスレゾルカレン)骨格に8個の糖鎖を配置したクラスター化合物をホスト(補足剤)/キャリア(運搬剤)とするデリバリーシステムを構築し、細胞認識の仕組みを明らかにした。主な成果は以下のとおりである。 (1)糖クラスターは会合数6程度のミセル様会合体を形成し、これはリン酸イオンにより凝集する。その駆動力は脱水和に基づくエントロピー獲得である。 (2)糖クラスターは核酸(プラスミドDNA)と...
【医歯薬学】薬学:膜融合細胞を含む研究件
❏卵に対する細胞毒性因子の同定と対処法の開発(26293363)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】宮戸 健二 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 細胞医療研究部, 室長 (60324844)
【キーワード】卵 / 受精 / 膜融合 / リン脂質 / CD9 (他18件)
【概要】我々の研究から、ホスファチジルエタノールアミン(PE)の特定の分子種が配偶子融合の調節因子として働くことを明らかなった。さらに、PEは卵に対して非常に強い細胞毒性作用があり、CD9の膜貫通領域に相当するペプチドに中和効果があることを示した。抗リン脂質抗体症候群は自己免疫疾患の1つとされ、血栓症や妊娠合併症以外にも、心臓弁の異常による弁膜症、四肢にみられる網状皮斑、血小板減少、腎障害、神経症状が認め...
❏細胞とリポソームの電場制御融合による耐凍結・乾燥性糖類の細胞膜輸送促進(17686016)
【研究テーマ】熱工学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】白樫 了 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (80292754)
【キーワード】細胞 / リポソーム / electrorotation / 膜融合 / dielectric spectrum (他6件)
【概要】交付申請書に記載した計画と成果について,以下に示す. 計画1:単一細胞と配列接触した細胞に対する電気的操作(誘電泳動と高電圧パルス印加)が細胞の膜電位や荷電状態に及ぼす影響を予測しうる数理モデルを構築する.ついで,モデルの妥当性を細胞の回転スペクトル測定実験と比較することで検証する. 成果1:リポソームおよびJurkat細胞の電気物性を測定し,測定された特性を用いて,高電圧パルスを印加した時の電場...
【医歯薬学】薬学:酵素細胞を含む研究件
❏多機能性ペプチドのナノ構造制御による細胞剥離ファイバーの開発(16K13623)
【研究テーマ】ナノ材料化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】高井 まどか 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (40287975)
【キーワード】細胞分離 / ペプチド / 抗体 / 血液細胞 / 細胞 (他10件)
【概要】本研究では、コラゲナーゼ認識ペプチドを設計し、マイクロファイバーに固定化することで、細胞剥離機能をもつマイクロファイバーの開発を行った。細胞捕捉に関しては、マイクロファイバーに固定化した抗体の密度に依存すること、また抗体が認識する細胞膜抗原密度に依存することがわかった。剥離に関しては、コラゲナーゼにより剥離が可能であったが、剥離率が50%以下と十分な値でなかったため、コラゲナーゼ認識ペプチドと抗体...
❏酵素標識後に蛍光を発するスプリット蛍光タグの開発(23656518)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】山口 哲志 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (80398106)
【キーワード】蛍光標識 / 酵素 / 動物細胞 / タンパク質 / ペプチド (他11件)
【概要】酵素を用いてタンパク質へ特異的に標識可能であり、また、標識して初めて蛍光を発するようなタグ配列-蛍光ラベル化剤のペアの開発を行った。その結果、ソルターゼによる特異的な連結反応後に2.6倍に蛍光が増大するペアを創製できた。そこで、細胞内での標識を可能にするため、細胞外で発現精製した連鎖球菌由来ソルターゼAを細胞内に導入して連結反応を行う方法を開発した。 ...
【医歯薬学】薬学:細胞分裂細胞を含む研究件
❏一年魚の休眠関連遺伝子の機能とその発現調節の解明(18K06327)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】黒川 大輔 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (40342779)
【キーワード】一年魚 / 発生休止 / 細胞分裂 / 休眠 / 細胞
【概要】東アフリカの明瞭な雨期乾期がある地帯に生息するNothobranchius属魚類は、雨季に生じた水溜まり中で成長して成魚となり産卵に至る、乾季が訪れ、水が干上がると成魚は死んでしまうが、卵は泥中において発生を停止した状態で過ごし、次の雨期が来ると発生を再開して孵化・成長し、その後、産卵をする一年サイクルの生活史をもち一年魚と呼ばれる。このような発生に対する悪条件を発生停止状態でやり過ごす現象を発生...
❏収縮環の構造と形成・収縮機構の研究(22247031)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】馬渕 一誠 学習院大学, 理学部, 教授 (40012520)
【キーワード】細胞分裂 / 細胞質分裂 / 収縮環 / アクチン / ミオシン (他13件)
【概要】細胞質分裂は収縮環の収縮によって細胞が中央部からくびり切れることによりおこる。私は分裂酵母の収縮環ー細胞膜複合体(細胞ゴースト)を単離し、ATPを加えて収縮環を人為的に収縮させることに初めて成功した。この実験系を用い、アクチンの脱重合は収縮そのものには必須ではないことなどいくつかの性質を明らかにできた。また収縮環形成の際のアクチンの分裂位置への集合にはミオシンVが関与していることが示唆された。ウニ...
❏減数分裂組み換えと染色体分配を連携させる微小管新規機能の研究(21687015)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】佐藤 政充 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教 (50447356)
【キーワード】細胞分裂 / 細胞周期 / 染色体分配 / 微小管 / 減数分裂組換え (他11件)
【概要】本研究では、分裂酵母の減数分裂において見られる新規の微小管構造が、減数分裂組換えとその後の染色体分配という2つの現象を連携させる機能を持つことを実証した。また、その分子メカニズムについても解析を行い、特定の微小管結合タンパク質が通常とは異なる部位に局在することで、減数分裂特有の難しい染色体分配を克服していることが分かった。 ...
【医歯薬学】薬学:神経科学細胞を含む研究件
❏Bcl11bによる嗅神経細胞の二者択一的運命決定の制御機構(16K07366)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】廣田 順二 東京工業大学, バイオ研究基盤支援総合センター, 准教授 (60405339)
【キーワード】嗅覚 / 嗅覚受容体 / 嗅神経細胞 / 神経分化 / 遺伝子発現 (他11件)
【概要】匂いを感知する嗅覚受容体は、魚類から哺乳類に至る脊椎動物に共通して存在するクラスI(水棲型)と陸棲動物に特異的なクラスII(陸棲型)の2種類に大きく分類される。つまり鼻の中では発現する受容体のタイプによって異なる2種類の嗅神経細胞が作り出されるが、そのメカニズムは長年未解明のままだった。本研究では、2種類の嗅神経細胞を作り分けるのに転写因子Bcl11bが重要な機能を果たしていることを明らかにした。...
❏時空間精密電気刺激による細胞機能の計測と制御(19200036)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】神保 泰彦 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20372401)
【キーワード】生体情報・計測 / 電気刺激 / 細胞 / 脳・神経 / 神経科学 (他8件)
【概要】時空間的に制御した電気刺激パターンの印加により細胞群に誘導される変化を調べた.心筋細胞に対する半日間の連続刺激により拍動リズムの引き込み現象が起こること,神経細胞に対する時空間的な刺激パターンの履歴が誘発応答に反映されることがわかった.また,幹細胞について多数の胚様体を同時刺激するマイクロデバイスを開発した.電気刺激の時空間パターンを精密に設計することにより,急性・慢性両面において生体現象を人為的...
【医歯薬学】薬学:ルシフェラーゼ細胞を含む研究件
❏活性酸素種の革新的イメージング技術の開発(25620106)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】佐藤 守俊 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (00323501)
【キーワード】活性酸素種 / 生物発光 / 生物発光タンパク質 / 細胞 / イメージング (他8件)
【概要】活性酸素種は,ガンや糖尿病,心血管疾患(心筋梗塞,脳卒中,脳梗塞,動脈硬化)など,すべての疾患のうち約90パーセントにも及ぶ疾患の原因になっていることが知られている.本研究では活性酸素種の細胞内動態を可視化する新しい分子プローブを開発した.本研究での技術開発により,様々な疾患に関係する活性酸素種の動態を簡便かつ正確に計測できるようになったインパクトは非常に大きい. ...
❏生体内での細胞挙動を可視化する分子プローブ(23655152)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】佐藤 守俊 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (00323501)
【キーワード】生体機能関連化学 / 生物発光 / 細胞 / 生体 / イメージング (他12件)
【概要】本研究では,海洋生物である橈脚類(ガウシア・プリンセプス)由来のルシフェラーゼを出発物質として,超高輝度の変異体を論理的に開発した.ガウシアルシフェラーゼの酵素活性中心を推定し,部位特異的アミノ酸変異導入を行った.開発した変異体の中には,オリジナルのガウシアルシフェラーゼに比べて,10倍程度高輝度化した変異体や,スペクトルが33nm長波長化した変異体が含まれ,これらはバイオアッセイにおいて非常に有...
❏大環状糖クラスターを用いる細胞認識のシミュレーション(13490021)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】青山 安宏 京都大学, 工学研究科, 教授 (00038093)
【キーワード】遺伝子 / 遺伝子運搬 / 人工グリコウイルス / 糖クラスター / ガラクトース (他23件)
【概要】大環状(カリックスレゾルカレン)骨格に8個の糖鎖を配置したクラスター化合物をホスト(補足剤)/キャリア(運搬剤)とするデリバリーシステムを構築し、細胞認識の仕組みを明らかにした。主な成果は以下のとおりである。 (1)糖クラスターは会合数6程度のミセル様会合体を形成し、これはリン酸イオンにより凝集する。その駆動力は脱水和に基づくエントロピー獲得である。 (2)糖クラスターは核酸(プラスミドDNA)と...
【医歯薬学】薬学:生体分子細胞を含む研究件
❏細胞表面での強・弱リガンド複合化による高選択的ターゲティング法(16K13104)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】田中 克典 国立研究開発法人理化学研究所, 田中生体機能合成化学研究室, 主任研究員 (00403098)
【キーワード】生体分子 / 糖鎖 / 細胞 / 認識 / 有機化学
【概要】生体内に多数存在する細胞群から、特定の細胞だけを高度に見分ける新手法の開発は重要である。報告者は、細胞表面の受容体に対するペプチド分子の「強い」相互作用と糖鎖の「弱い」相互作用を同時に働かせ、さらに両リガンド分子同士を細胞表面で選択的に化学結合させることにより、標的の細胞を選択的に見分ける手法を検討した。本課題では、インテグリンが高発現する数種類のがん細胞に対して、インテグリンのリガンドペプチドと...
❏機能性非コードRNA結合蛋白質を網羅的に同定する新たな基盤技術の開発(16K15212)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】武川 睦寛 東京大学, 医科学研究所, 教授 (30322332)
【キーワード】非コードRNA / 蛋白質 / 機能性RNA / 核酸 / 細胞 (他8件)
【概要】近年、miRNAやlncRNA等に代表されるノンコーディング(nc)RNAが、細胞内で核酸や蛋白質と相互作用して、多彩な生命機能の制御に寄与すること、また、その異常が疾病発症に関与することが明らかにされ、注目を集めている。しかし、個々のncRNAの機能に関しては依然として不明な点が多い。本研究では、ncRNAの機能解析に資する新たな基盤技術の確立を目指して、生細胞内でncRNAと特異的に結合する分...
❏高速バイオAFMが拓く新構造生物学(24227005)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】安藤 敏夫 金沢大学, バイオAFM先端研究センター, 特任教授 (50184320)
【キーワード】走査プローブ顕微鏡 / 1分子計測・操作 / バイオイメージング / タンパク質 / 細胞 (他19件)
【概要】三つの課題に取り組んだ。課題1では、既に確立した高速AFMを利用して多様な蛋白質系で起こる動的プロセスを観察し、機能メカニズムに迫るとともに、従来技術では困難な天然変性蛋白質の構造解析が高速AFMで可能であることを実証した。課題2では、振動を起こさずに広域を高速走査する技術やイメージング中に試料を操作可能なインターラクティブ高速AFMを開発し、その有効性を実証した。また、カンチレバー走査方式の高速...
【医歯薬学】薬学:アルツハイマー病細胞を含む研究件
❏タウ蛋白不安定化剤による新しいタウオパチー治療戦略の構築(24241076)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】萩原 正敏 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (10208423)
【キーワード】タウオパチー / アルツハイマー病 / 化合物 / スクリーニング / タウ (他15件)
【概要】タウオパチーは、微小管結合蛋白質タウが神経細胞内に多量に貯留する神経変性疾患の総称であり、アルツハイマー病も含まれている。本研究では、タウオパチーに対する治療薬の創製を目的として、タウ蛋白質量を定量する細胞評価系を構築し、タウ蛋白質の不安定化を誘導する低分子化合物の探索を行った。その結果、タウ蛋白質のオートファジー依存的分解を誘導する新規化合物FIT-068の同定に成功した。FIT-068は、野生...
❏標的タンパク及び糖鎖を光分解する生体機能分子の創製と細胞機能制御への応用(23310153)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】生体機能分子 / 光分解 / タンパク / 糖鎖 / 有機合成 (他21件)
【概要】本研究課題において、疾病に関連するタンパク及び糖鎖を、特定波長の光照射によって、標的選択的に分解する新しい光感受性の生体機能分子として、生体機能光制御分子を創製した。さらに、これら生体機能光制御分子が、疾病に関連する細胞内で機能し、これら細胞の機能を制御可能なことを見出した。これらのことにより、光照射をトリガーとして機能の発現が制御可能な新規のバイオ分子プローブ及び光感受性分子標的薬の開発の基盤を...
❏標的タンパク及び糖鎖を光分解する光感受性生体機能分子の創製と応用(20310140)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】生物活性分子 / 分子設計 / 合成 / タンパク / 糖 (他23件)
【概要】本研究課題において、疾病に関連するさまざまなタンパク及び糖鎖を、特定波長の光照射によって、標的選択的に分解する新しい生体機能分子を創製した。さらに、これら生体機能分子が、疾病に関連する細胞内で機能し、これら細胞の機能を制御可能なことを見出した。これらのことにより、光照射によって生理活性の発現が制御可能な、これまでに類例のない分子標的薬の開発に向けた新たな指針を確立した。 ...
【医歯薬学】薬学:スクリーニング細胞を含む研究件
❏タウ蛋白不安定化剤による新しいタウオパチー治療戦略の構築(24241076)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】萩原 正敏 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (10208423)
【キーワード】タウオパチー / アルツハイマー病 / 化合物 / スクリーニング / タウ (他15件)
【概要】タウオパチーは、微小管結合蛋白質タウが神経細胞内に多量に貯留する神経変性疾患の総称であり、アルツハイマー病も含まれている。本研究では、タウオパチーに対する治療薬の創製を目的として、タウ蛋白質量を定量する細胞評価系を構築し、タウ蛋白質の不安定化を誘導する低分子化合物の探索を行った。その結果、タウ蛋白質のオートファジー依存的分解を誘導する新規化合物FIT-068の同定に成功した。FIT-068は、野生...
❏生きた細胞内における遺伝子診断を可能にする機能性核酸プローブの設計(15750141)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】山東 信介 京都大学, 工学研究科, 助手 (20346084)
【キーワード】ゲノム / DNAzyme / 遺伝子 / アロステリック / 診断 (他15件)
【概要】"細胞膜内における遺伝子検出・診断"を可能にするプローブとして、申請者は標的核酸をアロステリックエフェクターとする自己切断核酸配列(TASC)を提案してきた。まず、コンセプトとの実証に向けて、大腸菌rRNA-12MG1655 strainの16srRNAを標的としたTASCシステムをデザインし、in vitro系における遺伝子検出実験を行った。具体的には、5末端をフルオレセインでラ...
【医歯薬学】薬学:核酸細胞を含む研究件
❏機能性非コードRNA結合蛋白質を網羅的に同定する新たな基盤技術の開発(16K15212)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】武川 睦寛 東京大学, 医科学研究所, 教授 (30322332)
【キーワード】非コードRNA / 蛋白質 / 機能性RNA / 核酸 / 細胞 (他8件)
【概要】近年、miRNAやlncRNA等に代表されるノンコーディング(nc)RNAが、細胞内で核酸や蛋白質と相互作用して、多彩な生命機能の制御に寄与すること、また、その異常が疾病発症に関与することが明らかにされ、注目を集めている。しかし、個々のncRNAの機能に関しては依然として不明な点が多い。本研究では、ncRNAの機能解析に資する新たな基盤技術の確立を目指して、生細胞内でncRNAと特異的に結合する分...
❏大環状糖クラスターを用いる細胞認識のシミュレーション(13490021)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】青山 安宏 京都大学, 工学研究科, 教授 (00038093)
【キーワード】遺伝子 / 遺伝子運搬 / 人工グリコウイルス / 糖クラスター / ガラクトース (他23件)
【概要】大環状(カリックスレゾルカレン)骨格に8個の糖鎖を配置したクラスター化合物をホスト(補足剤)/キャリア(運搬剤)とするデリバリーシステムを構築し、細胞認識の仕組みを明らかにした。主な成果は以下のとおりである。 (1)糖クラスターは会合数6程度のミセル様会合体を形成し、これはリン酸イオンにより凝集する。その駆動力は脱水和に基づくエントロピー獲得である。 (2)糖クラスターは核酸(プラスミドDNA)と...
【医歯薬学】薬学:蛍光細胞を含む研究件
❏細胞丸ごと高速超解像イメージング(17K19343)
【研究テーマ】分子生物学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2020-03-31
【研究代表者】樋口 秀男 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (90165093)
【キーワード】超解像度 / 金コロイド / ナノメートル精度 / ミオシン / 細胞 (他11件)
【概要】通常の顕微鏡で撮影した画像に対して超解像度を得る方法の開発を行った。骨格筋ミオシンフィラメントに顕微鏡の分解能以内に位置するミオシン2~3分子に金ナノ粒子(40nm)を結合し、高速カメラで金ナノ粒子をイメージングを行った。分解能以内にある複数の金粒子の位置を解析するために、Multi-Emitters Localization 法を用いて、各ミオシン分子の変位に分離することに成功し、アクチンと相互...
❏細胞内温度計測技術を基盤とする細胞レベルの生命機能および病態化の解析(17H03075)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】内山 聖一 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 助教 (10401225)
【キーワード】蛍光 / 細胞 / 温度 / 分析 / イメージング
【概要】世界初となるカチオン性ラジカル重合開始剤を合成し、これを用いて無毒性のナノゲル状カチオン性蛍光性温度センサーを合成した。これにより、細胞分裂を含む長時間の細胞内温度計測が可能となった。また、開発した蛍光性温度センサーを利用して褐色脂肪細胞の分化の程度と熱産生能の関係を解明したほか、その熱産生にチャネルタンパク質であるパネキシン1が寄与していることも明らかにした。 ...
❏細胞融合マイクロフォトニックデバイスの創成(16K14256)
【研究テーマ】電子デバイス・電子機器
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】太田 淳 奈良先端科学技術大学院大学, 物質創成科学研究科, 教授 (80304161)
【キーワード】集積回路 / 細胞 / イメージセンサ / 蛍光 / フォトニックデバイス (他8件)
【概要】ヒスタミン応答細胞センサのマイクロフォトニック(μP)デバイス上への導入:ヒスタミン応答細胞センサの半導体チップ上での培養に成功した.ヒスタミン応答細胞センサはGFPが発現しており,これまでGFP蛍光検出用に研究室で開発した吸収フィルターを用いることで高い励起光除去比を得ることができる.今回接着層を工夫することにより高い確率での細胞培養に成功した. ヒスタミン応答細胞を培養したμPデバイスの動作検...
【医歯薬学】薬学:フラーレン細胞を含む研究件
❏標的タンパク及び糖鎖を光分解する生体機能分子の創製と細胞機能制御への応用(23310153)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】生体機能分子 / 光分解 / タンパク / 糖鎖 / 有機合成 (他21件)
【概要】本研究課題において、疾病に関連するタンパク及び糖鎖を、特定波長の光照射によって、標的選択的に分解する新しい光感受性の生体機能分子として、生体機能光制御分子を創製した。さらに、これら生体機能光制御分子が、疾病に関連する細胞内で機能し、これら細胞の機能を制御可能なことを見出した。これらのことにより、光照射をトリガーとして機能の発現が制御可能な新規のバイオ分子プローブ及び光感受性分子標的薬の開発の基盤を...
❏標的タンパク及び糖鎖を光分解する光感受性生体機能分子の創製と応用(20310140)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】生物活性分子 / 分子設計 / 合成 / タンパク / 糖 (他23件)
【概要】本研究課題において、疾病に関連するさまざまなタンパク及び糖鎖を、特定波長の光照射によって、標的選択的に分解する新しい生体機能分子を創製した。さらに、これら生体機能分子が、疾病に関連する細胞内で機能し、これら細胞の機能を制御可能なことを見出した。これらのことにより、光照射によって生理活性の発現が制御可能な、これまでに類例のない分子標的薬の開発に向けた新たな指針を確立した。 ...
【医歯薬学】薬学:分子設計細胞を含む研究件
❏生体機能光制御分子の創製と細胞機能精密制御への応用(26282212)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】生物活性分子 / 分子設計 / 合成 / タンパク / 糖 (他24件)
【概要】本研究課題においては、種々の疾病に関連するさまざまなタンパク及び糖鎖を、特定波長の光照射によって、標的選択的に分解する新しい生体機能分子を創製した。さらに、これら生体機能分子が、疾病に関連する細胞内で機能し、これら細胞の機能を制御可能なことを見出した。これらのことにより、光照射によって生理活性の発現が制御可能な、これまでに類例のない生体機能光制御分子の開発に向けた新たな指針を確立した。 ...
❏標的タンパク及び糖鎖を光分解する光感受性生体機能分子の創製と応用(20310140)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】生物活性分子 / 分子設計 / 合成 / タンパク / 糖 (他23件)
【概要】本研究課題において、疾病に関連するさまざまなタンパク及び糖鎖を、特定波長の光照射によって、標的選択的に分解する新しい生体機能分子を創製した。さらに、これら生体機能分子が、疾病に関連する細胞内で機能し、これら細胞の機能を制御可能なことを見出した。これらのことにより、光照射によって生理活性の発現が制御可能な、これまでに類例のない分子標的薬の開発に向けた新たな指針を確立した。 ...
【医歯薬学】薬学:分子認識細胞を含む研究件
❏機能発現・判別を指向するDNAアプタマーの電気泳動選抜(19H02740)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】齋藤 伸吾 埼玉大学, 理工学研究科, 教授 (60343018)
【キーワード】DNAアプタマー / キャピラリー電気泳動 / 次世代シーケンシング / 分子認識 / アプタマー選抜 (他8件)
【概要】近年,DNAアプタマー(分子認識する一本鎖DNA)の認識能が様々な分野で注目されている。既存のアプタマー獲得法では,ランダムDNAライブラリーから選抜操作を繰り返してアプタマー配列が得られるが,DNAアプタマーの性能の判別や機能の選抜はできない。また,高性能なアプタマーを取り逃がしている可能性が高い。本研究では,キャピラリー電気泳動法(CE)の高分離能と次世代シーケンサー(NGS)の配列決定能を組...
❏時空間精密電気刺激による細胞機能の計測と制御(19200036)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】神保 泰彦 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20372401)
【キーワード】生体情報・計測 / 電気刺激 / 細胞 / 脳・神経 / 神経科学 (他8件)
【概要】時空間的に制御した電気刺激パターンの印加により細胞群に誘導される変化を調べた.心筋細胞に対する半日間の連続刺激により拍動リズムの引き込み現象が起こること,神経細胞に対する時空間的な刺激パターンの履歴が誘発応答に反映されることがわかった.また,幹細胞について多数の胚様体を同時刺激するマイクロデバイスを開発した.電気刺激の時空間パターンを精密に設計することにより,急性・慢性両面において生体現象を人為的...
【医歯薬学】薬学:細胞治療細胞を含む研究件
❏新規相同組換え法を応用した遺伝子変異修復システム(24659265)
【研究テーマ】応用薬理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】岡田 尚巳 日本医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00326828)
【キーワード】遺伝子修正 / 遺伝性神経筋疾患 / 細胞治療 / ゲノム / 細胞 (他8件)
【概要】Duchenne 型筋ジストロフィー(DMD)をはじめとする単一遺伝子病に対し、遺伝子治療によるタンパク質補充療法の非臨床試験が活発に推進され効果が期待されているが、将来的には遺伝子変異そのものの修正が根本的な治療として期待される。遺伝子組み換え技術を用いた遺伝子修正療法の実用化をめざし、より高い有効性と安全性、正確性を備えたシステムの構築を検討した。また、疾患モデルにおける炎症病態を解析し、遺伝...
❏細胞膜穿孔ナノロッドによる細胞治療システム(19650124)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】齋藤 敬 (斎藤 敬) 東京大学, 大学院・工学系研究科, 特任研究員 (70418771)
【キーワード】細胞 / 光増感 / 自己組織化 / 細胞治療 / 酸化 (他12件)
【概要】細胞は生物の基本的な構成要素であり、細胞は自分自身でその機能を保つことが出来る最小単位である。近年大きく期待されている細胞治療の実現には、細胞機能の高度な制御、あるいは改変が欠かせない。理想的には細胞の内部に対し、直接に人為的な改変作業を施す、あるいは任意の大きさ・組成の物質を導入することが望ましい。しかしながら、細胞は細胞膜によって自分と外界を隔てている。細胞膜は柔軟で改変作業を受け付けにくく、...
【医歯薬学】薬学:細胞接着細胞を含む研究件
❏タンパク質の精密ナノ凝集制御界面での細胞の接着と機能(24241042)
【研究テーマ】ナノ材料・ナノバイオサイエンス
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】高井 まどか 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (40287975)
【キーワード】ナノ相分離 / ブロックコポリマー / タンパク質 / 細胞 / 界面 (他12件)
【概要】再生医工学において、材料への細胞接着を制御することは必須である。本研究ではナノレベルで構造が制御されたナノ相分離構造を作製し、このパターンの違いにより、異なるタンパク質の吸着状態を作り、その上での細胞接着挙動の解明を目的とした。親水性部位と疎水性部位を有する両親媒性ブロックコポリマーを合成し、ナノレベルで構造が制御されたパターン表面を作製することが可能となった。親・疎水性の相が反転したナノ相分離構...
❏刺激応答性ナノシェルによるケージド細胞の調製(24686094)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】山口 哲志 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (80398106)
【キーワード】細胞工学 / 光応答性材料 / 細胞パターニング / 細胞接着 / 自己集合 (他14件)
【概要】刺激応答性の高分子複合体から成る殻(ナノシェル)で細胞を覆い、刺激を与えられて初めて機能を発揮するような「ケージド細胞」を調製する方法の開発を行った。本研究では、細胞の制御に用いる外部刺激として、時間的・空間的分解能が極めて高い光刺激を選択し、光分解性のナノシェルを開発した。ナノシェルの材料として、光分解性リンカーを介して生体適合性の高い高分子を集合化し、光分解性のヒドロゲルを開発した。この光分解...
❏大環状糖クラスターを用いる細胞認識のシミュレーション(13490021)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】青山 安宏 京都大学, 工学研究科, 教授 (00038093)
【キーワード】遺伝子 / 遺伝子運搬 / 人工グリコウイルス / 糖クラスター / ガラクトース (他23件)
【概要】大環状(カリックスレゾルカレン)骨格に8個の糖鎖を配置したクラスター化合物をホスト(補足剤)/キャリア(運搬剤)とするデリバリーシステムを構築し、細胞認識の仕組みを明らかにした。主な成果は以下のとおりである。 (1)糖クラスターは会合数6程度のミセル様会合体を形成し、これはリン酸イオンにより凝集する。その駆動力は脱水和に基づくエントロピー獲得である。 (2)糖クラスターは核酸(プラスミドDNA)と...
【医歯薬学】薬学:プローブ細胞を含む研究件
❏活性酸素種の革新的イメージング技術の開発(25620106)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】佐藤 守俊 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (00323501)
【キーワード】活性酸素種 / 生物発光 / 生物発光タンパク質 / 細胞 / イメージング (他8件)
【概要】活性酸素種は,ガンや糖尿病,心血管疾患(心筋梗塞,脳卒中,脳梗塞,動脈硬化)など,すべての疾患のうち約90パーセントにも及ぶ疾患の原因になっていることが知られている.本研究では活性酸素種の細胞内動態を可視化する新しい分子プローブを開発した.本研究での技術開発により,様々な疾患に関係する活性酸素種の動態を簡便かつ正確に計測できるようになったインパクトは非常に大きい. ...
❏細胞内分子過程の超解像イメージングを実現する蛍光プローブ(24685027)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】佐藤 守俊 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (00323501)
【キーワード】蛍光 / 超解像 / プローブ / 細胞 / イメージング (他8件)
【概要】本研究では,超高解像度でのタンパク質間相互作用の蛍光イメージングを実現するために,タンパク質間の相互作用が生起した時に初めて光活性化特性が出現する新しいタイプの蛍光プローブの開発研究を行った.さらに,生きた細胞で長時間の超解像イメージングを実現するために,青色光受容体のプロテインエンジニアリングや新しい近赤外蛍光タンパク質の探索研究を行った. ...
❏生体内での細胞挙動を可視化する分子プローブ(23655152)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】佐藤 守俊 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (00323501)
【キーワード】生体機能関連化学 / 生物発光 / 細胞 / 生体 / イメージング (他12件)
【概要】本研究では,海洋生物である橈脚類(ガウシア・プリンセプス)由来のルシフェラーゼを出発物質として,超高輝度の変異体を論理的に開発した.ガウシアルシフェラーゼの酵素活性中心を推定し,部位特異的アミノ酸変異導入を行った.開発した変異体の中には,オリジナルのガウシアルシフェラーゼに比べて,10倍程度高輝度化した変異体や,スペクトルが33nm長波長化した変異体が含まれ,これらはバイオアッセイにおいて非常に有...
【医歯薬学】薬学:ブロテオーム細胞を含む研究件
❏機能性非コードRNA結合蛋白質を網羅的に同定する新たな基盤技術の開発(16K15212)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】武川 睦寛 東京大学, 医科学研究所, 教授 (30322332)
【キーワード】非コードRNA / 蛋白質 / 機能性RNA / 核酸 / 細胞 (他8件)
【概要】近年、miRNAやlncRNA等に代表されるノンコーディング(nc)RNAが、細胞内で核酸や蛋白質と相互作用して、多彩な生命機能の制御に寄与すること、また、その異常が疾病発症に関与することが明らかにされ、注目を集めている。しかし、個々のncRNAの機能に関しては依然として不明な点が多い。本研究では、ncRNAの機能解析に資する新たな基盤技術の確立を目指して、生細胞内でncRNAと特異的に結合する分...
❏単純ヘルペスウイルスの統一的多因子機能解析(26293102)
【研究テーマ】ウイルス学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】川口 寧 東京大学, 医科学研究所, 教授 (60292984)
【キーワード】ウイルス / HSV / VP26 / カプシド成熟 / 細胞 (他10件)
【概要】HSV因子ICP22、gB、ICP0が、HSV因子複合体UL31/UL34、宿主因子NMHC-IIB、宿主転写因子RanBP10とそれぞれ相互作用し、HSVカプシドの核外輸送、細胞侵入、遺伝子発現を制御することを明らかにした。また、HSVがコードするDNA分解酵素UL12の酵素活性が、リン酸化で制御され、その制御がHSVの病態発現に極めて重要であることを明らかにした。さらに、機能が未知のHSV因子...
【医歯薬学】薬学:遺伝子導入細胞を含む研究件
❏細胞膜穿孔ナノロッドによる細胞治療システム(19650124)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】齋藤 敬 (斎藤 敬) 東京大学, 大学院・工学系研究科, 特任研究員 (70418771)
【キーワード】細胞 / 光増感 / 自己組織化 / 細胞治療 / 酸化 (他12件)
【概要】細胞は生物の基本的な構成要素であり、細胞は自分自身でその機能を保つことが出来る最小単位である。近年大きく期待されている細胞治療の実現には、細胞機能の高度な制御、あるいは改変が欠かせない。理想的には細胞の内部に対し、直接に人為的な改変作業を施す、あるいは任意の大きさ・組成の物質を導入することが望ましい。しかしながら、細胞は細胞膜によって自分と外界を隔てている。細胞膜は柔軟で改変作業を受け付けにくく、...
❏大環状糖クラスターを用いる細胞認識のシミュレーション(13490021)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】青山 安宏 京都大学, 工学研究科, 教授 (00038093)
【キーワード】遺伝子 / 遺伝子運搬 / 人工グリコウイルス / 糖クラスター / ガラクトース (他23件)
【概要】大環状(カリックスレゾルカレン)骨格に8個の糖鎖を配置したクラスター化合物をホスト(補足剤)/キャリア(運搬剤)とするデリバリーシステムを構築し、細胞認識の仕組みを明らかにした。主な成果は以下のとおりである。 (1)糖クラスターは会合数6程度のミセル様会合体を形成し、これはリン酸イオンにより凝集する。その駆動力は脱水和に基づくエントロピー獲得である。 (2)糖クラスターは核酸(プラスミドDNA)と...
【医歯薬学】薬学:ぺプチド細胞を含む研究件
❏高機能化ペプチド足場材料を利用した細胞の三次元培養と細胞外環境イメージング(18K05351)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】堤 浩 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (70398105)
【キーワード】ペプチド / 自己組織化 / ヒドロゲル / 細胞 / 三次元培養 (他8件)
【概要】人工的にデザインしたペプチド性足場材料を用いて細胞を三次元的に培養し、培養空間における細胞外環境をリアルタイムにイメージングするための手法を新たに開発した。細胞の三次元培養のために生理活性配列RGDSを導入した自己組織化ペプチドと、弱酸性環境で発蛍光性となる蛍光pHプローブRhoB-Aibを導入した自己組織化ペプチドを併用したペプチドゲル内で乳がん細胞MCF7を三次元的に培養することができた。また...
❏多機能性ペプチドのナノ構造制御による細胞剥離ファイバーの開発(16K13623)
【研究テーマ】ナノ材料化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】高井 まどか 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (40287975)
【キーワード】細胞分離 / ペプチド / 抗体 / 血液細胞 / 細胞 (他10件)
【概要】本研究では、コラゲナーゼ認識ペプチドを設計し、マイクロファイバーに固定化することで、細胞剥離機能をもつマイクロファイバーの開発を行った。細胞捕捉に関しては、マイクロファイバーに固定化した抗体の密度に依存すること、また抗体が認識する細胞膜抗原密度に依存することがわかった。剥離に関しては、コラゲナーゼにより剥離が可能であったが、剥離率が50%以下と十分な値でなかったため、コラゲナーゼ認識ペプチドと抗体...
❏ペプチドゲルを足場とした細胞三次元培養と細胞外pH環境の蛍光イメージング法の確立(15K16559)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】堤 浩 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (70398105)
【キーワード】ペプチド / 自己組織化 / ヒドロゲル / 細胞 / 三次元培養 (他6件)
【概要】両親媒性に設計した自己組織化ペプチドu(FFiK)2がβ-シート構造を形成してナノファイバーへと自己組織化し、中性条件下で透明なヒドロゲルを形成することを明らかにした。またu(FFiK)2は細胞培養に用いる培地でもヒドロゲルを形成でき、HeLa細胞およびHEK293細胞をゲル内に分散させることに成功した。次に、シート状に成型したu(FFiK)2ゲル上で、HEK293細胞、HeLa細胞、HepG2細...
【医歯薬学】薬学:タンパク質細胞を含む研究件
❏機能発現・判別を指向するDNAアプタマーの電気泳動選抜(19H02740)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】齋藤 伸吾 埼玉大学, 理工学研究科, 教授 (60343018)
【キーワード】DNAアプタマー / キャピラリー電気泳動 / 次世代シーケンシング / 分子認識 / アプタマー選抜 (他8件)
【概要】近年,DNAアプタマー(分子認識する一本鎖DNA)の認識能が様々な分野で注目されている。既存のアプタマー獲得法では,ランダムDNAライブラリーから選抜操作を繰り返してアプタマー配列が得られるが,DNAアプタマーの性能の判別や機能の選抜はできない。また,高性能なアプタマーを取り逃がしている可能性が高い。本研究では,キャピラリー電気泳動法(CE)の高分離能と次世代シーケンサー(NGS)の配列決定能を組...
❏光操作に基づく細胞解析技術の開発と応用(18H03932)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】佐藤 守俊 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (00323501)
【キーワード】光操作 / 細胞 / 遺伝子 / ゲノム / タンパク質 (他7件)
【概要】本研究では,DNA組換え反応の光操作技術(PA-Cre)を染色体に組み込んだノックインマウスやPA-Cre をコードするアデノ随伴ウイルスベクター(AAV)を開発すると共に,当該技術のマウスの生体(in vivo)での検証を通じて新たな細胞解析技術を創出した.さらに,光照射でゲノム上での転移反応を示す光駆動型のタンパク質分子を世界で初めて開発し,細胞レベルでの検証を行なった.これらの技術は,従来技...
❏環境変化に応答してRho1GTPaseがシグナルアウトプットを変化させる仕組み(16H04781)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】吉田 知史 早稲田大学, 国際学術院, 教授 (60519320)
【キーワード】RhoGTPase / PKC / PP2A / 酵母 / Rho1 (他17件)
【概要】出芽酵母Rho1GTPaseはヒト発がん遺伝子RhoAの相同遺伝子でストレス応答時にはPKCを介したMAPキナーゼ経路の活性化を、栄養増殖時にはPP2Aを介した細胞壁合成を促進することが知られている。しかしRho1がどのようにしてPKCとPP2Aという2種類の異なる標的を使い分けているのかは謎であった。本研究では①Rho1-PKC経路とRho1-PP2A経路はそれぞれポジティブフィードバックによっ...
【医歯薬学】薬学:RNA細胞を含む研究件
❏RNA可視化法と発光イメージング法に基づく生細胞遺伝子発現時空間解析法の創出(19H02745)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】吉村 英哲 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (90464205)
【キーワード】バイオイメージング / 生物発光 / RNA / 細胞 / 遺伝子発現
【概要】本研究は生きたままの培養細胞試料を対象に、細胞サイズより高い解像度で特定の遺伝子発現の時空間プロファイルを可視化追跡する手法の開発を目指している。この目的のために、2019年度までにRNA定量発光プローブの設計と開発を行った。2020年度には生きた培養細胞内における本プローブの性能評価を行った。 本プローブは変異RNA結合タンパク質ドメインmPUMと発光タンパク質NLucの二分割体からなる。標的R...
❏生細胞内RNA動態の包括的可視化分析技術の創発(16H04162)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】吉村 英哲 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (90464205)
【キーワード】RNA / 1分子計測(SMD) / ナノバイオ / イメージング / 細胞 (他8件)
【概要】本研究では独自開発したRNA標識技術mPUMテクノロジーを用いて、生細胞内RNAを1分子レベルから1細胞レベル、短時間の動態から長時間の可視化解析までを実現する分子ツール群の開発を目指した。1分子レベル・短時間の動態観察では二分割緑色蛍光タンパク質を用いたプローブを作製し、テロメア反復配列含有RNA(TERRA)と染色体テロメア領域、テロメア関連タンパク質の同時1分子追跡を実現し、未知の機能モデル...
【医歯薬学】薬学:がん細胞細胞を含む研究件
❏細胞内酸素濃度のダイナミックイメージング(15H03003)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】蒲池 利章 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (30272694)
【キーワード】細胞イメージング / りん光プローブ / 活性酸素 / 酸素イメージング / 細胞 (他11件)
【概要】1細胞レベルの脂肪代謝機構の解明を目指し、脂肪細胞における酸素動態を明らかにした。3T3-L1の脂肪細胞への分化によって、前駆脂肪細胞と比べて、細胞内酸素濃度は低下することが明らかとなった。脂肪細胞を用いて、脂肪滴と酸素濃度の同時イメージングを行うことで、脂肪分解における活性酸素の影響を明らかにした。 また、細胞の酸素消費に低酸素ストレスが与える影響を明らかにするため、低酸素環境下における細胞の酸...
❏生体機能光制御分子の創製と細胞機能精密制御への応用(26282212)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】生物活性分子 / 分子設計 / 合成 / タンパク / 糖 (他24件)
【概要】本研究課題においては、種々の疾病に関連するさまざまなタンパク及び糖鎖を、特定波長の光照射によって、標的選択的に分解する新しい生体機能分子を創製した。さらに、これら生体機能分子が、疾病に関連する細胞内で機能し、これら細胞の機能を制御可能なことを見出した。これらのことにより、光照射によって生理活性の発現が制御可能な、これまでに類例のない生体機能光制御分子の開発に向けた新たな指針を確立した。 ...
❏生体内での細胞挙動を可視化する分子プローブ(23655152)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】佐藤 守俊 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (00323501)
【キーワード】生体機能関連化学 / 生物発光 / 細胞 / 生体 / イメージング (他12件)
【概要】本研究では,海洋生物である橈脚類(ガウシア・プリンセプス)由来のルシフェラーゼを出発物質として,超高輝度の変異体を論理的に開発した.ガウシアルシフェラーゼの酵素活性中心を推定し,部位特異的アミノ酸変異導入を行った.開発した変異体の中には,オリジナルのガウシアルシフェラーゼに比べて,10倍程度高輝度化した変異体や,スペクトルが33nm長波長化した変異体が含まれ,これらはバイオアッセイにおいて非常に有...
【医歯薬学】薬学:神経細胞細胞を含む研究件
❏脳細胞カルシウムシグナルの空間的分離とデコーディング(16K07316)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】坂内 博子 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40332340)
【キーワード】カルシウムイメージング / カルシウムシグナル / 細胞 / アストロサイト / カルシウムチャネル (他18件)
【概要】生物はCa2+を伝達物質として用いて、多様な生理機能の誘導を可能にしている。しかし、Ca2+がどのように多様な情報をエンコードしているかについては、未解明の点が多い。我々は、「local Ca2+センサー」を作成し、従来法では判別できなかったCa2+シグナルの由来を特定し、Ca2+シグナルの多様性を記述するためのlocal Ca2+センサーを開発した。このlocal Ca2+センサーを利用して脳の...
❏メモリー型蛍光プローブの創製(15K13720)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】佐藤 守俊 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (00323501)
【キーワード】環状核酸 / 蛍光 / メモリ / 細胞 / モデル小動物 (他8件)
【概要】生体イオンや生体分子の濃度変動に対して忠実に蛍光シグナルを変化させるタイプの従来の蛍光プローブは、当該イオン・分子の細胞内動態の解明に大きく貢献してきた。しかし、特に生体(in vivo)での蛍光イメージングにおいては、その“忠実な応答性”が技術的に大きな制約を与えることがある。本研究では、従来の忠実応答型の蛍光プローブとは一線を画する全く新しいタイプの“メモリー型蛍光プローブ”を創製し、当該蛍光...
❏脳炎発症性パラミクソウイルスの神経伝播機序の解析(21200036)
【研究テーマ】ウイルス学
【研究種目】新学術領域研究(研究課題提案型)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】米田 美佐子 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (40361620)
【キーワード】細胞 / 麻疹ウイルス / ニパウイルス / 膜たんぱく / アクセサリー蛋白 (他10件)
【概要】本研究は、急性および持続感染後の再活性化により致死性脳炎を引き起こすパラミクソウイルス科のウイルスである麻疹ウイルスおよびニパウイルスの、神経細胞間伝播機序を明らかにすることを目的とした。ラット神経細胞をAMCA(on-chip agarose microchamber array)培養系を用いて培養し、蛍光蛋白発現組換え麻疹ウイルスを感染させる実験により、隣接する神経細胞間での麻疹ウイルスの伝播...
【医歯薬学】薬学:転写因子細胞を含む研究件
❏Bcl11bによる嗅神経細胞の二者択一的運命決定の制御機構(16K07366)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】廣田 順二 東京工業大学, バイオ研究基盤支援総合センター, 准教授 (60405339)
【キーワード】嗅覚 / 嗅覚受容体 / 嗅神経細胞 / 神経分化 / 遺伝子発現 (他11件)
【概要】匂いを感知する嗅覚受容体は、魚類から哺乳類に至る脊椎動物に共通して存在するクラスI(水棲型)と陸棲動物に特異的なクラスII(陸棲型)の2種類に大きく分類される。つまり鼻の中では発現する受容体のタイプによって異なる2種類の嗅神経細胞が作り出されるが、そのメカニズムは長年未解明のままだった。本研究では、2種類の嗅神経細胞を作り分けるのに転写因子Bcl11bが重要な機能を果たしていることを明らかにした。...
❏サイトカインのシグナル制御と免疫制御の分子機構(18109005)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】吉村 昭彦 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90182815)
【キーワード】サイトカイン / シグナル伝達 / チロシンキナーゼ / 転写因子 / ヘルパーT (他20件)
【概要】サイトカインはマクロファージや樹状細胞などの自然免疫系の細胞やT 細胞などの獲得免疫系の細胞を制御する。我々はサイトカインシグナルを制御するSOCSファミリーとSpred/Sproutyファミリーを中心に主に遺伝子改変マウスを用いて個体レベルでの解析を行って来た。その結果SOCS1やSOCS3は転写因子STATを制御することで、ヘルパーT細胞(Th17やTreg)の分化を調節することを見いだした。...
【医歯薬学】薬学:温度細胞を含む研究件
❏細胞内温度計測技術を基盤とする細胞レベルの生命機能および病態化の解析(17H03075)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】内山 聖一 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 助教 (10401225)
【キーワード】蛍光 / 細胞 / 温度 / 分析 / イメージング
【概要】世界初となるカチオン性ラジカル重合開始剤を合成し、これを用いて無毒性のナノゲル状カチオン性蛍光性温度センサーを合成した。これにより、細胞分裂を含む長時間の細胞内温度計測が可能となった。また、開発した蛍光性温度センサーを利用して褐色脂肪細胞の分化の程度と熱産生能の関係を解明したほか、その熱産生にチャネルタンパク質であるパネキシン1が寄与していることも明らかにした。 ...
❏高機能化した蛍光性温度センサーによる細胞内の温度分布イメージング(20685006)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】内山 聖一 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助教 (10401225)
【キーワード】蛍光 / 高分子 / 温度 / 分析 / 細胞
【概要】昨年度に開発した蛍光性温度センサーpoly (NNPAM-co-SPA-co-DBD-AA)を蛍光寿命イメージング法に応用し、COS7細胞内の温度マッピングを進めた。最初に、細胞内におけるpoly (NNPAM-co-SPA-co-DBD-AA)の性能について評価したところ、空間分解能200nm、温度分解能0.18~0.58℃であり、細胞内の温度分布イメージングが十分に可能であることが分かった。そ...
【医歯薬学】薬学:バイオイメージング細胞を含む研究件
❏単一細胞の超解像酸素分圧イメージング(19K12762)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】塚田 孝祐 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (00351883)
【キーワード】超解像 / 酸素分圧 / イメージング / 代謝 / バイオイメージング (他8件)
【概要】回折限界を超える空間分解能で生細胞内の酸素濃度情報を可視化する手法の確立を目的とした.ガウシアンビームを分岐して一方で中空ビームを生成し,それぞれで対象を2次元走査し,得られた画像の差分を取ることで超解像を得た.まず,差分過程における輝度情報損失が少なく,高い空間分解能を得るための光学条件を決定し,実測実験からおよそ100 nmの分解能を達成した.さらに酸素分圧の定量に必要なリン光寿命を高速決定す...
❏RNA可視化法と発光イメージング法に基づく生細胞遺伝子発現時空間解析法の創出(19H02745)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】吉村 英哲 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (90464205)
【キーワード】バイオイメージング / 生物発光 / RNA / 細胞 / 遺伝子発現
【概要】本研究は生きたままの培養細胞試料を対象に、細胞サイズより高い解像度で特定の遺伝子発現の時空間プロファイルを可視化追跡する手法の開発を目指している。この目的のために、2019年度までにRNA定量発光プローブの設計と開発を行った。2020年度には生きた培養細胞内における本プローブの性能評価を行った。 本プローブは変異RNA結合タンパク質ドメインmPUMと発光タンパク質NLucの二分割体からなる。標的R...
❏生細胞内RNA動態の包括的可視化分析技術の創発(16H04162)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】吉村 英哲 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (90464205)
【キーワード】RNA / 1分子計測(SMD) / ナノバイオ / イメージング / 細胞 (他8件)
【概要】本研究では独自開発したRNA標識技術mPUMテクノロジーを用いて、生細胞内RNAを1分子レベルから1細胞レベル、短時間の動態から長時間の可視化解析までを実現する分子ツール群の開発を目指した。1分子レベル・短時間の動態観察では二分割緑色蛍光タンパク質を用いたプローブを作製し、テロメア反復配列含有RNA(TERRA)と染色体テロメア領域、テロメア関連タンパク質の同時1分子追跡を実現し、未知の機能モデル...
【医歯薬学】薬学:バイオテクノロジー細胞を含む研究件
❏機能性非コードRNA結合蛋白質を網羅的に同定する新たな基盤技術の開発(16K15212)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】武川 睦寛 東京大学, 医科学研究所, 教授 (30322332)
【キーワード】非コードRNA / 蛋白質 / 機能性RNA / 核酸 / 細胞 (他8件)
【概要】近年、miRNAやlncRNA等に代表されるノンコーディング(nc)RNAが、細胞内で核酸や蛋白質と相互作用して、多彩な生命機能の制御に寄与すること、また、その異常が疾病発症に関与することが明らかにされ、注目を集めている。しかし、個々のncRNAの機能に関しては依然として不明な点が多い。本研究では、ncRNAの機能解析に資する新たな基盤技術の確立を目指して、生細胞内でncRNAと特異的に結合する分...
❏新規相同組換え法を応用した遺伝子変異修復システム(24659265)
【研究テーマ】応用薬理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】岡田 尚巳 日本医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00326828)
【キーワード】遺伝子修正 / 遺伝性神経筋疾患 / 細胞治療 / ゲノム / 細胞 (他8件)
【概要】Duchenne 型筋ジストロフィー(DMD)をはじめとする単一遺伝子病に対し、遺伝子治療によるタンパク質補充療法の非臨床試験が活発に推進され効果が期待されているが、将来的には遺伝子変異そのものの修正が根本的な治療として期待される。遺伝子組み換え技術を用いた遺伝子修正療法の実用化をめざし、より高い有効性と安全性、正確性を備えたシステムの構築を検討した。また、疾患モデルにおける炎症病態を解析し、遺伝...
❏インテリジェント細胞バイオセンシングシステムの創出(16360407)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】小畠 英理 東京工業大学, 大学院生命理工学研究科, 助教授 (00225484)
【キーワード】バイオセンシング / 細胞 / ヒスタミン / バイオテクノロジー / タンパク質 (他13件)
【概要】細胞は基本的に増殖することが可能であり、様々な成長因子などの作用によって分化することもできる。また環境変化による自分自身へのダメージを診断・修復する機構も備えており、細胞の内外で様々な情報伝達を行っている。細胞はこのような自己修復・自己診断・環境応答といった「インテリジェンス性」を持っているため、細胞を材料として用いることにより、きわめて高度なインテリジェントバイオセンシングシステムを実現できる可...
【医歯薬学】薬学:糖鎖細胞を含む研究件
❏細胞表面での強・弱リガンド複合化による高選択的ターゲティング法(16K13104)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】田中 克典 国立研究開発法人理化学研究所, 田中生体機能合成化学研究室, 主任研究員 (00403098)
【キーワード】生体分子 / 糖鎖 / 細胞 / 認識 / 有機化学
【概要】生体内に多数存在する細胞群から、特定の細胞だけを高度に見分ける新手法の開発は重要である。報告者は、細胞表面の受容体に対するペプチド分子の「強い」相互作用と糖鎖の「弱い」相互作用を同時に働かせ、さらに両リガンド分子同士を細胞表面で選択的に化学結合させることにより、標的の細胞を選択的に見分ける手法を検討した。本課題では、インテグリンが高発現する数種類のがん細胞に対して、インテグリンのリガンドペプチドと...
❏生体機能光制御分子の創製と細胞機能精密制御への応用(26282212)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】生物活性分子 / 分子設計 / 合成 / タンパク / 糖 (他24件)
【概要】本研究課題においては、種々の疾病に関連するさまざまなタンパク及び糖鎖を、特定波長の光照射によって、標的選択的に分解する新しい生体機能分子を創製した。さらに、これら生体機能分子が、疾病に関連する細胞内で機能し、これら細胞の機能を制御可能なことを見出した。これらのことにより、光照射によって生理活性の発現が制御可能な、これまでに類例のない生体機能光制御分子の開発に向けた新たな指針を確立した。 ...
❏標的タンパク及び糖鎖を光分解する生体機能分子の創製と細胞機能制御への応用(23310153)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】生体機能分子 / 光分解 / タンパク / 糖鎖 / 有機合成 (他21件)
【概要】本研究課題において、疾病に関連するタンパク及び糖鎖を、特定波長の光照射によって、標的選択的に分解する新しい光感受性の生体機能分子として、生体機能光制御分子を創製した。さらに、これら生体機能光制御分子が、疾病に関連する細胞内で機能し、これら細胞の機能を制御可能なことを見出した。これらのことにより、光照射をトリガーとして機能の発現が制御可能な新規のバイオ分子プローブ及び光感受性分子標的薬の開発の基盤を...
【医歯薬学】看護学:イメージンク細胞を含む研究件
❏単一細胞の超解像酸素分圧イメージング(19K12762)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】塚田 孝祐 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (00351883)
【キーワード】超解像 / 酸素分圧 / イメージング / 代謝 / バイオイメージング (他8件)
【概要】回折限界を超える空間分解能で生細胞内の酸素濃度情報を可視化する手法の確立を目的とした.ガウシアンビームを分岐して一方で中空ビームを生成し,それぞれで対象を2次元走査し,得られた画像の差分を取ることで超解像を得た.まず,差分過程における輝度情報損失が少なく,高い空間分解能を得るための光学条件を決定し,実測実験からおよそ100 nmの分解能を達成した.さらに酸素分圧の定量に必要なリン光寿命を高速決定す...
❏高機能化ペプチド足場材料を利用した細胞の三次元培養と細胞外環境イメージング(18K05351)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】堤 浩 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (70398105)
【キーワード】ペプチド / 自己組織化 / ヒドロゲル / 細胞 / 三次元培養 (他8件)
【概要】人工的にデザインしたペプチド性足場材料を用いて細胞を三次元的に培養し、培養空間における細胞外環境をリアルタイムにイメージングするための手法を新たに開発した。細胞の三次元培養のために生理活性配列RGDSを導入した自己組織化ペプチドと、弱酸性環境で発蛍光性となる蛍光pHプローブRhoB-Aibを導入した自己組織化ペプチドを併用したペプチドゲル内で乳がん細胞MCF7を三次元的に培養することができた。また...
❏細胞内温度計測技術を基盤とする細胞レベルの生命機能および病態化の解析(17H03075)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】内山 聖一 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 助教 (10401225)
【キーワード】蛍光 / 細胞 / 温度 / 分析 / イメージング
【概要】世界初となるカチオン性ラジカル重合開始剤を合成し、これを用いて無毒性のナノゲル状カチオン性蛍光性温度センサーを合成した。これにより、細胞分裂を含む長時間の細胞内温度計測が可能となった。また、開発した蛍光性温度センサーを利用して褐色脂肪細胞の分化の程度と熱産生能の関係を解明したほか、その熱産生にチャネルタンパク質であるパネキシン1が寄与していることも明らかにした。 ...
【医歯薬学】看護学:老化細胞を含む研究件
❏環境変化に応答してRho1GTPaseがシグナルアウトプットを変化させる仕組み(16H04781)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】吉田 知史 早稲田大学, 国際学術院, 教授 (60519320)
【キーワード】RhoGTPase / PKC / PP2A / 酵母 / Rho1 (他17件)
【概要】出芽酵母Rho1GTPaseはヒト発がん遺伝子RhoAの相同遺伝子でストレス応答時にはPKCを介したMAPキナーゼ経路の活性化を、栄養増殖時にはPP2Aを介した細胞壁合成を促進することが知られている。しかしRho1がどのようにしてPKCとPP2Aという2種類の異なる標的を使い分けているのかは謎であった。本研究では①Rho1-PKC経路とRho1-PP2A経路はそれぞれポジティブフィードバックによっ...
❏老化モデルを用いた老化現象の理解(16K15415)
【研究テーマ】内科学一般(含心身医学)
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】湯浅 慎介 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (90398628)
【キーワード】老化 / 細胞 / 実験モデル / ヒト / モデル
【概要】老化は様々な疾患の基盤となっており、老化制御を介した医療開発を行うためには、老化の分子基盤を理解する必要がある。一これまでに行われてきた老化研究は、細胞老化を中心としたin vitroの細胞を用いた研究、線虫などの短命の実験生物を用いた研究、遺伝子改変を中心としたモデルマウスを用いた研究、サルなどの大動物を用いた長期間の介入研究、遺伝性老化症候群の遺伝子解析研究、そして老化症候群の患者由来iPS細...
❏運動・ストレス・老化に関する新規バイオマーカーの開発と機能解析(15H01833)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】翻訳動態 / リボソームプロファイリング / 運動 / 骨格筋 / 老化 (他19件)
【概要】老化マウスモデルと若齢マウス、早老マウスモデル、そして一過性運動モデルマウスと持久性運動モデルマウスにおいて、次世代シーケンサーを活用して網羅的mRNA発現解析と網羅的翻訳動態解析であるリボソームプロファイリングを行った。これらの解析により得られた変動因子について、リアルタイムPCRとウェスタンブロット法により転写産物とタンパク質量変化をそれぞれ検討した。さらに、骨格筋におけるシステムレベルでのネ...
【医歯薬学】看護学:遺伝子細胞を含む研究件
❏光操作に基づく新たな細胞標識技術の開発と応用(22K18338)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2022-06-30 - 2025-03-31
【研究代表者】佐藤 守俊 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (00323501)
【キーワード】光操作 / ゲノム / 遺伝子 / 標識 / 細胞
【概要】
❏光操作に基づく細胞解析技術の開発と応用(18H03932)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】佐藤 守俊 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (00323501)
【キーワード】光操作 / 細胞 / 遺伝子 / ゲノム / タンパク質 (他7件)
【概要】本研究では,DNA組換え反応の光操作技術(PA-Cre)を染色体に組み込んだノックインマウスやPA-Cre をコードするアデノ随伴ウイルスベクター(AAV)を開発すると共に,当該技術のマウスの生体(in vivo)での検証を通じて新たな細胞解析技術を創出した.さらに,光照射でゲノム上での転移反応を示す光駆動型のタンパク質分子を世界で初めて開発し,細胞レベルでの検証を行なった.これらの技術は,従来技...
❏Bcl11bによる嗅神経細胞の二者択一的運命決定の制御機構(16K07366)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】廣田 順二 東京工業大学, バイオ研究基盤支援総合センター, 准教授 (60405339)
【キーワード】嗅覚 / 嗅覚受容体 / 嗅神経細胞 / 神経分化 / 遺伝子発現 (他11件)
【概要】匂いを感知する嗅覚受容体は、魚類から哺乳類に至る脊椎動物に共通して存在するクラスI(水棲型)と陸棲動物に特異的なクラスII(陸棲型)の2種類に大きく分類される。つまり鼻の中では発現する受容体のタイプによって異なる2種類の嗅神経細胞が作り出されるが、そのメカニズムは長年未解明のままだった。本研究では、2種類の嗅神経細胞を作り分けるのに転写因子Bcl11bが重要な機能を果たしていることを明らかにした。...
【医歯薬学】看護学:脂質細胞を含む研究件
❏オルガネラ膜特異的脂質環境の細胞内情報発信プラットフォームとしての新機能の解明(17H06164)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2017-05-31 - 2022-03-31
【研究代表者】新井 洋由 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 客員研究員 (40167987)
【キーワード】膜脂質 / オルガネラ / 細胞内シグナル伝達 / リサイクリングエンドソーム / Hippo(他11件)
【概要】[リサイクリングエンドソーム膜PSによるHippo-YAP経路の制御]本研究の成果により、細胞増殖時にリサイクリングエンドソームのPSがEvectin-2/Nedd4E3リガーゼを介してLatsを分解に導くことで、YAPの リン酸化を抑制していることを見出した。本年度はこの解析をさらに進め、リサイクリングエンドソームのPSは、Latsのタンパク質量を制御するだけでなく、YAPの脱リン酸化自体も亢進...
❏卵に対する細胞毒性因子の同定と対処法の開発(26293363)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】宮戸 健二 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 細胞医療研究部, 室長 (60324844)
【キーワード】卵 / 受精 / 膜融合 / リン脂質 / CD9 (他18件)
【概要】我々の研究から、ホスファチジルエタノールアミン(PE)の特定の分子種が配偶子融合の調節因子として働くことを明らかなった。さらに、PEは卵に対して非常に強い細胞毒性作用があり、CD9の膜貫通領域に相当するペプチドに中和効果があることを示した。抗リン脂質抗体症候群は自己免疫疾患の1つとされ、血栓症や妊娠合併症以外にも、心臓弁の異常による弁膜症、四肢にみられる網状皮斑、血小板減少、腎障害、神経症状が認め...
【医歯薬学】看護学:ゲノム細胞を含む研究件
❏光操作に基づく新たな細胞標識技術の開発と応用(22K18338)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2022-06-30 - 2025-03-31
【研究代表者】佐藤 守俊 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (00323501)
【キーワード】光操作 / ゲノム / 遺伝子 / 標識 / 細胞
【概要】
❏光操作に基づく細胞解析技術の開発と応用(18H03932)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】佐藤 守俊 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (00323501)
【キーワード】光操作 / 細胞 / 遺伝子 / ゲノム / タンパク質 (他7件)
【概要】本研究では,DNA組換え反応の光操作技術(PA-Cre)を染色体に組み込んだノックインマウスやPA-Cre をコードするアデノ随伴ウイルスベクター(AAV)を開発すると共に,当該技術のマウスの生体(in vivo)での検証を通じて新たな細胞解析技術を創出した.さらに,光照射でゲノム上での転移反応を示す光駆動型のタンパク質分子を世界で初めて開発し,細胞レベルでの検証を行なった.これらの技術は,従来技...
❏新規相同組換え法を応用した遺伝子変異修復システム(24659265)
【研究テーマ】応用薬理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】岡田 尚巳 日本医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00326828)
【キーワード】遺伝子修正 / 遺伝性神経筋疾患 / 細胞治療 / ゲノム / 細胞 (他8件)
【概要】Duchenne 型筋ジストロフィー(DMD)をはじめとする単一遺伝子病に対し、遺伝子治療によるタンパク質補充療法の非臨床試験が活発に推進され効果が期待されているが、将来的には遺伝子変異そのものの修正が根本的な治療として期待される。遺伝子組み換え技術を用いた遺伝子修正療法の実用化をめざし、より高い有効性と安全性、正確性を備えたシステムの構築を検討した。また、疾患モデルにおける炎症病態を解析し、遺伝...
【医歯薬学】看護学:抗体細胞を含む研究件
❏多機能性ペプチドのナノ構造制御による細胞剥離ファイバーの開発(16K13623)
【研究テーマ】ナノ材料化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】高井 まどか 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (40287975)
【キーワード】細胞分離 / ペプチド / 抗体 / 血液細胞 / 細胞 (他10件)
【概要】本研究では、コラゲナーゼ認識ペプチドを設計し、マイクロファイバーに固定化することで、細胞剥離機能をもつマイクロファイバーの開発を行った。細胞捕捉に関しては、マイクロファイバーに固定化した抗体の密度に依存すること、また抗体が認識する細胞膜抗原密度に依存することがわかった。剥離に関しては、コラゲナーゼにより剥離が可能であったが、剥離率が50%以下と十分な値でなかったため、コラゲナーゼ認識ペプチドと抗体...
❏生体機能光制御分子の創製と細胞機能精密制御への応用(26282212)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】生物活性分子 / 分子設計 / 合成 / タンパク / 糖 (他24件)
【概要】本研究課題においては、種々の疾病に関連するさまざまなタンパク及び糖鎖を、特定波長の光照射によって、標的選択的に分解する新しい生体機能分子を創製した。さらに、これら生体機能分子が、疾病に関連する細胞内で機能し、これら細胞の機能を制御可能なことを見出した。これらのことにより、光照射によって生理活性の発現が制御可能な、これまでに類例のない生体機能光制御分子の開発に向けた新たな指針を確立した。 ...
❏レーザーインジェクションによる標的真核細胞およびオルガネラの遺伝子発現制御(19370017)
【研究テーマ】植物生理・分子
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】東山 哲也 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (00313205)
【キーワード】レーザーインジェクション / マイクロインジェクション / 植物細胞 / モルフォリノアンチセンスオリゴ / 遺伝子発現制御 (他14件)
【概要】独自に開発したレーザーインジェクション法(Laser-assisted Thermal-expansion Microinjection法,LTM法)を用いて、標的細胞やオルガネラの遺伝子発現制御を行うことを目指した。特に、胚嚢(雌性配偶体)が裸出するユニークな植物トレニアにおいて、遺伝子発現抑制を行い、標的遺伝子の特異的な発現の低下を確認することも目指した。その結果、トレニアの胚嚢にモルフォリノ...
【医歯薬学】看護学:皮膚細胞を含む研究件
❏非接着培養による細胞老化の制御(21659412)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】貴志 和生 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40224919)
【キーワード】老化 / 再生医療 / 非接着培養 / 皮膚 / 再生 (他7件)
【概要】真皮の幹細胞と考えられているSkin derived precursors(Skps)は、細胞増殖因子を添加し、無血清培地にすることで接着せず細胞魚集塊を形成することで得られる。本研究では、「幹細胞」だからコロニーを形成し、分裂、増殖するのか、凝集するから幹細胞様の不死化した性質を獲得するのかという点の検証を行った。老化し分裂回数が低下した線維芽細胞を非接着性培養皿で培養し、細胞凝集塊を形成させ、...
❏皮膚を完全に再生しうるヒト体性細胞の分離(19390455)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】貴志 和生 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (40224919)
【キーワード】皮膚 / 再生 / 付属器 / 細胞 / 再生医学
【概要】様々な発生段階のマウス皮膚から真皮細胞と筋膜細胞を採取し表皮細胞と混合移植を行い、その際の再生細胞の局在、全細胞に対する割合を免疫染色で確認し、scid mouse背部皮膚全層欠損創への表皮真皮混合移植モデルを用いて皮膚再生能の相関性を調べた。その結果、胎仔の真皮細胞に相当する細胞は減少したが、成獣においても存在した。週令数が増加するとともにscid mouse皮膚全層欠損創への混合移植による皮膚...
【医歯薬学】看護学:シグナル伝達細胞を含む研究件
❏オルガネラ膜特異的脂質環境の細胞内情報発信プラットフォームとしての新機能の解明(17H06164)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2017-05-31 - 2022-03-31
【研究代表者】新井 洋由 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 客員研究員 (40167987)
【キーワード】膜脂質 / オルガネラ / 細胞内シグナル伝達 / リサイクリングエンドソーム / Hippo(他11件)
【概要】[リサイクリングエンドソーム膜PSによるHippo-YAP経路の制御]本研究の成果により、細胞増殖時にリサイクリングエンドソームのPSがEvectin-2/Nedd4E3リガーゼを介してLatsを分解に導くことで、YAPの リン酸化を抑制していることを見出した。本年度はこの解析をさらに進め、リサイクリングエンドソームのPSは、Latsのタンパク質量を制御するだけでなく、YAPの脱リン酸化自体も亢進...
❏環境変化に応答してRho1GTPaseがシグナルアウトプットを変化させる仕組み(16H04781)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】吉田 知史 早稲田大学, 国際学術院, 教授 (60519320)
【キーワード】RhoGTPase / PKC / PP2A / 酵母 / Rho1 (他17件)
【概要】出芽酵母Rho1GTPaseはヒト発がん遺伝子RhoAの相同遺伝子でストレス応答時にはPKCを介したMAPキナーゼ経路の活性化を、栄養増殖時にはPP2Aを介した細胞壁合成を促進することが知られている。しかしRho1がどのようにしてPKCとPP2Aという2種類の異なる標的を使い分けているのかは謎であった。本研究では①Rho1-PKC経路とRho1-PP2A経路はそれぞれポジティブフィードバックによっ...
❏収縮環の構造と形成・収縮機構の研究(22247031)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】馬渕 一誠 学習院大学, 理学部, 教授 (40012520)
【キーワード】細胞分裂 / 細胞質分裂 / 収縮環 / アクチン / ミオシン (他13件)
【概要】細胞質分裂は収縮環の収縮によって細胞が中央部からくびり切れることによりおこる。私は分裂酵母の収縮環ー細胞膜複合体(細胞ゴースト)を単離し、ATPを加えて収縮環を人為的に収縮させることに初めて成功した。この実験系を用い、アクチンの脱重合は収縮そのものには必須ではないことなどいくつかの性質を明らかにできた。また収縮環形成の際のアクチンの分裂位置への集合にはミオシンVが関与していることが示唆された。ウニ...
【医歯薬学】看護学:ストレス細胞を含む研究件
❏運動・ストレス・老化に関する新規バイオマーカーの開発と機能解析(15H01833)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】翻訳動態 / リボソームプロファイリング / 運動 / 骨格筋 / 老化 (他19件)
【概要】老化マウスモデルと若齢マウス、早老マウスモデル、そして一過性運動モデルマウスと持久性運動モデルマウスにおいて、次世代シーケンサーを活用して網羅的mRNA発現解析と網羅的翻訳動態解析であるリボソームプロファイリングを行った。これらの解析により得られた変動因子について、リアルタイムPCRとウェスタンブロット法により転写産物とタンパク質量変化をそれぞれ検討した。さらに、骨格筋におけるシステムレベルでのネ...
❏卵に対する細胞毒性因子の同定と対処法の開発(26293363)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】宮戸 健二 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 細胞医療研究部, 室長 (60324844)
【キーワード】卵 / 受精 / 膜融合 / リン脂質 / CD9 (他18件)
【概要】我々の研究から、ホスファチジルエタノールアミン(PE)の特定の分子種が配偶子融合の調節因子として働くことを明らかなった。さらに、PEは卵に対して非常に強い細胞毒性作用があり、CD9の膜貫通領域に相当するペプチドに中和効果があることを示した。抗リン脂質抗体症候群は自己免疫疾患の1つとされ、血栓症や妊娠合併症以外にも、心臓弁の異常による弁膜症、四肢にみられる網状皮斑、血小板減少、腎障害、神経症状が認め...
❏タウ蛋白不安定化剤による新しいタウオパチー治療戦略の構築(24241076)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】萩原 正敏 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (10208423)
【キーワード】タウオパチー / アルツハイマー病 / 化合物 / スクリーニング / タウ (他15件)
【概要】タウオパチーは、微小管結合蛋白質タウが神経細胞内に多量に貯留する神経変性疾患の総称であり、アルツハイマー病も含まれている。本研究では、タウオパチーに対する治療薬の創製を目的として、タウ蛋白質量を定量する細胞評価系を構築し、タウ蛋白質の不安定化を誘導する低分子化合物の探索を行った。その結果、タウ蛋白質のオートファジー依存的分解を誘導する新規化合物FIT-068の同定に成功した。FIT-068は、野生...
【医歯薬学】看護学:遺伝子発現細胞を含む研究件
❏RNA可視化法と発光イメージング法に基づく生細胞遺伝子発現時空間解析法の創出(19H02745)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】吉村 英哲 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (90464205)
【キーワード】バイオイメージング / 生物発光 / RNA / 細胞 / 遺伝子発現
【概要】本研究は生きたままの培養細胞試料を対象に、細胞サイズより高い解像度で特定の遺伝子発現の時空間プロファイルを可視化追跡する手法の開発を目指している。この目的のために、2019年度までにRNA定量発光プローブの設計と開発を行った。2020年度には生きた培養細胞内における本プローブの性能評価を行った。 本プローブは変異RNA結合タンパク質ドメインmPUMと発光タンパク質NLucの二分割体からなる。標的R...
❏Bcl11bによる嗅神経細胞の二者択一的運命決定の制御機構(16K07366)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】廣田 順二 東京工業大学, バイオ研究基盤支援総合センター, 准教授 (60405339)
【キーワード】嗅覚 / 嗅覚受容体 / 嗅神経細胞 / 神経分化 / 遺伝子発現 (他11件)
【概要】匂いを感知する嗅覚受容体は、魚類から哺乳類に至る脊椎動物に共通して存在するクラスI(水棲型)と陸棲動物に特異的なクラスII(陸棲型)の2種類に大きく分類される。つまり鼻の中では発現する受容体のタイプによって異なる2種類の嗅神経細胞が作り出されるが、そのメカニズムは長年未解明のままだった。本研究では、2種類の嗅神経細胞を作り分けるのに転写因子Bcl11bが重要な機能を果たしていることを明らかにした。...
【医歯薬学】看護学:遺伝学細胞を含む研究件
❏減数分裂組み換えと染色体分配を連携させる微小管新規機能の研究(21687015)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】佐藤 政充 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教 (50447356)
【キーワード】細胞分裂 / 細胞周期 / 染色体分配 / 微小管 / 減数分裂組換え (他11件)
【概要】本研究では、分裂酵母の減数分裂において見られる新規の微小管構造が、減数分裂組換えとその後の染色体分配という2つの現象を連携させる機能を持つことを実証した。また、その分子メカニズムについても解析を行い、特定の微小管結合タンパク質が通常とは異なる部位に局在することで、減数分裂特有の難しい染色体分配を克服していることが分かった。 ...
❏減数分裂第一・第二間における特殊な細胞周期制御機構の解析(19770144)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】佐藤 政充 東京大学, 大学院理学系研究科, 助教 (50447356)
【キーワード】染色体構築 / 機能 / 分配 / 遺伝学 / 遺伝子 (他8件)
【概要】減数分裂第一・第二間においては、2連続で分裂装置を形成させるために、スピンドル極体の複製が減数第一分裂の終期に起きること、さらにそれがサイクリン依存性キナーゼ(CDK)の活性に依存することを明らかにした。さらに、スピンドル極体が複製後に核内に埋め込まれる必要があるが、これもCDK活性に依存した現象であることが明らかとなった。 ...
【医歯薬学】看護学:遺伝子診断細胞を含む研究件
❏生きた細胞内における遺伝子診断を可能にする機能性核酸プローブの設計(15750141)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】山東 信介 京都大学, 工学研究科, 助手 (20346084)
【キーワード】ゲノム / DNAzyme / 遺伝子 / アロステリック / 診断 (他15件)
【概要】"細胞膜内における遺伝子検出・診断"を可能にするプローブとして、申請者は標的核酸をアロステリックエフェクターとする自己切断核酸配列(TASC)を提案してきた。まず、コンセプトとの実証に向けて、大腸菌rRNA-12MG1655 strainの16srRNAを標的としたTASCシステムをデザインし、in vitro系における遺伝子検出実験を行った。具体的には、5末端をフルオレセインでラ...
❏大環状糖クラスターを用いる細胞認識のシミュレーション(13490021)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】青山 安宏 京都大学, 工学研究科, 教授 (00038093)
【キーワード】遺伝子 / 遺伝子運搬 / 人工グリコウイルス / 糖クラスター / ガラクトース (他23件)
【概要】大環状(カリックスレゾルカレン)骨格に8個の糖鎖を配置したクラスター化合物をホスト(補足剤)/キャリア(運搬剤)とするデリバリーシステムを構築し、細胞認識の仕組みを明らかにした。主な成果は以下のとおりである。 (1)糖クラスターは会合数6程度のミセル様会合体を形成し、これはリン酸イオンにより凝集する。その駆動力は脱水和に基づくエントロピー獲得である。 (2)糖クラスターは核酸(プラスミドDNA)と...