❏行動を作り出す最小神経回路の構築(15K14310)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】飯野 雄一 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (40192471)
【キーワード】最小回路 / 合成生物学 / 化学走性 / シンタキシン / 行動 (他6件)
【概要】神経系の情報処理のしくみを理解する手法として破壊や機能阻害があるが、神経回路を細胞のレベルで解析する際には、神経系に冗長性や並列処理が存在するために細胞破壊の効果が現れない場合がある。そこで、回路をゼロから作っていく合成生物学的アプローチを用いた。シナプス伝達変異体と細胞特異的レスキューを用い、生育不可能なところから生育可能、前進後退運動可能、機械刺激への応答可能と順次再構成に成功した。 ...
❏記憶学習において働くインスリンシグナル伝達の時空間的動態の解明(25870172)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】富岡 征大 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (40466800)
【キーワード】インスリン / 学習 / 記憶 / C. elegans / 選択的スプライシング (他11件)
【概要】これまでの研究から、線虫の示す飢餓と化学物質とを結びつけて記憶する学習(飢餓学習)には外界の化学物質を受容する感覚神経におけるインスリンシグナル伝達経路の働きが重要であることが示唆されていた。本研究により、線虫の感覚神経内の異なる部位(細胞体と軸索)では異なるインスリン経路が協調的に働き、それらの間のクロストークが記憶の形成に必要であることが明らかになった。学習記憶の異なる過程において働くインスリ...
❏線虫相互作用解析による集団行動突然変異体の抽出と行動データベースの作成(16650065)
【研究テーマ】生体生命情報学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】岡 浩太郎 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (10276412)
【キーワード】線虫 / 行動 / 化学走性 / 微小行動観察 / 突然変異体 (他13件)
【概要】特定神経細胞を除去した線虫、または行動に変異がある線虫について、筋収縮などの微細な変化を検出する方法を開発した。具体的には、線虫の行動を顕微鏡視野中に拘束し、線虫部位ごとの動きを定量した。 線虫を固定方法として、試行錯誤の結果、線虫尾部を瞬間接着剤で固定した。瞬間接着剤自身の匂いが線虫行動に影響を与える可能性があるため、種々の接着剤についてChemotaxis Indexを調べた。その結果、忌避お...