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「表面」サイレントキーワードを含む研究
【数物系科学】物理学:低次元物性表面を含む研究件
❏新しい表面電気伝導測定法の開発:電子輸送中のフェルミ面測定(16654048)
【研究テーマ】物性Ⅰ
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】松田 巌 東京大学, 物性研究所, 助教授 (00343103)
【キーワード】フェルミオロジー / 表面 / 低次元物性 / 輸送現象 / 表面電気伝導 (他7件)
【概要】本研究では、固体表面上の金属ナノ構造体について、その電気伝導を測定する新しい実験技術を開発する。通常金属の電気伝導は、ボルツマン方程式を通じて、金属のフェルミ面のずれに対応している。この考え方は長年周知であったが、そのフェルミ面の様子を直接観測されたことはない。そこで、本研究では超高分解能電子分析器を用いた光電子フェルミ面マッピング法により、電場印加中のこのフェルミ面の"ずれ"を世...
❏半導体表面上ナノ構造のフェルミオロジー(14702008)
【研究テーマ】固体物性Ⅰ(光物性・半導体・誘電体)
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】松田 巌 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (00343103)
【キーワード】フェルミオロジー / 表面 / 低次元物性 / 輸送現象 / 半導体表面 (他7件)
【概要】本研究では、光電子分光によるフェルミ面マッピングの結果を元に、固体表面の低次元物性及びその電子輸送現象を調べている。本年度は、本プロジェクトで立ち上げた光電子分光装置を使用し、Si表面上Pb超薄膜やAu単原子層など様々な系のバンド及びフェルミ面のマッピングを行った。その中で自由電子的バンドを有するSi(111)/3x/3-Ag表面への一価金属(アルカリ金属、貴金属)吸着系を特に注目した。これら吸着...
【数物系科学】物理学:ステップ表面を含む研究件
❏粒界構造を高度に制御したチタン酸ストロンチウム双結晶デバイスの作製(18360302)
【研究テーマ】金属物性
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】山本 剛久 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (20220478)
【キーワード】チタン酸ストロンチウム / 粒界 / 格子欠陥 / 双結晶 / HRTEM (他15件)
【概要】結晶方位を規定した単結晶を熱拡散接合した双結晶を用いて粒界静電ポテンシャル障壁の電気特性と粒界原子構造について調べた。粒界障壁は粒界に形成された粒界転位の密度と密接に関係することを明らかにし、単位長さ当たりの粒界転位が捕獲できる電子数を見積もった。さらに、SrTiO3結晶中における点欠陥の形成エネルギーを第一原理計算から求め、Srイオン空孔の形成エネルギーが最も低いことを見出した。 ...
❏半導体表面上ナノ構造のフェルミオロジー(14702008)
【研究テーマ】固体物性Ⅰ(光物性・半導体・誘電体)
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】松田 巌 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (00343103)
【キーワード】フェルミオロジー / 表面 / 低次元物性 / 輸送現象 / 半導体表面 (他7件)
【概要】本研究では、光電子分光によるフェルミ面マッピングの結果を元に、固体表面の低次元物性及びその電子輸送現象を調べている。本年度は、本プロジェクトで立ち上げた光電子分光装置を使用し、Si表面上Pb超薄膜やAu単原子層など様々な系のバンド及びフェルミ面のマッピングを行った。その中で自由電子的バンドを有するSi(111)/3x/3-Ag表面への一価金属(アルカリ金属、貴金属)吸着系を特に注目した。これら吸着...
【数物系科学】物理学:スピン偏極表面を含む研究件
❏固体表面における高感度スピン検出法の開発と遷移金属酸化物への応用(17H01057)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】福谷 克之 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (10228900)
【キーワード】固体表面 / スピン / 水素 / 電子状態 / 偏極 (他11件)
【概要】本研究では,スピン偏極水素原子・水素分子線の開発を行い,固体表面での吸着・散乱にともなうスピン状態変化をレーザー分光法を用いて観測するあらたな実験手法の開発を行った.これを用いて,固体表面での化学吸着状態における水素分子の核スピン転換速度を求め,スピン転換と回転緩和機構の解明を行った.遷移金属酸化物表面における水素誘起電子状態を調べ,水素―表面間の電荷移動に起因する局在状態と非局在状態が存在するこ...
❏スピン偏極陽電子消滅の基礎構築と新奇スピン現象の解明(24310072)
【研究テーマ】量子ビーム科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】河裾 厚男 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 先端基礎研究センター, 研究員 (20354946)
【キーワード】スピン / 陽電子 / スピントロニクス / 磁性 / 表面 (他23件)
【概要】3d及び4f強磁性金属のスピン偏極陽電子消滅実験を通じて、その手法の基礎を構築した。さらにその応用研究の結果、(i)ホイスラー合金Co2MnSiとNiMnSbが高いハーフメタル性を持っていること、(ii)Pd,Pt,Ta,W及びBi/Ag最表面において電流駆動によるスピン偏極が起こること、(ii)ZnOとSnO2中のカチオン空孔に外部磁場で揃う磁気モーメントが付随すること、などを見出した。 ...
❏超微細構造半導体上磁性ドットの量子干渉複合界面効果の研究(10440106)
【研究テーマ】固体物性Ⅱ(磁性・金属・低温)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】堀 秀信 北陸先端科学技術大学院大学, 材料科学研究科, 教授 (20028244)
【キーワード】ナノ粒子 / 複合化 / 半導体 / 強磁性金属 / GaAs (他19件)
【概要】この研究の過程で見いだした重要な結果はPt,Pd,Auなど化学的に安定でバルクでは磁性と無縁と思われる貴金属でも、ナノ微粒子になると強磁性になることをみいだした点である。とくにPdやAuは原子の状態でも非磁性であるがナノサイズの粒子状態だけで磁性が出現する。つまり微粒子状態でだけで成り立つ独特の磁性出現機構のあることを世界で初めて明らかにした。またPt原子でも、(当然微粒子状態でも)磁性を帯びてい...
【数物系科学】物理学:偏極表面を含む研究件
❏固体表面における高感度スピン検出法の開発と遷移金属酸化物への応用(17H01057)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】福谷 克之 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (10228900)
【キーワード】固体表面 / スピン / 水素 / 電子状態 / 偏極 (他11件)
【概要】本研究では,スピン偏極水素原子・水素分子線の開発を行い,固体表面での吸着・散乱にともなうスピン状態変化をレーザー分光法を用いて観測するあらたな実験手法の開発を行った.これを用いて,固体表面での化学吸着状態における水素分子の核スピン転換速度を求め,スピン転換と回転緩和機構の解明を行った.遷移金属酸化物表面における水素誘起電子状態を調べ,水素―表面間の電荷移動に起因する局在状態と非局在状態が存在するこ...
❏大強度超低速ミュオン源による表面・ナノ結晶科学への応用(16206005)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】三宅 康博 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 大強度陽子加速器計画推進部, 教授 (80209882)
【キーワード】ミュオン / 超低速ミュオン / 薄膜 / ライマンα / μ^+SR (他15件)
【概要】加速器で得られる高速なミュオンを低速化する手法として、我々は少々複雑な過程でミュオンを減速させている。きっかけは、高エネルギーのミュオンをタングステン(W)に打ち込むと、4%もの高い効率で、電子と正のミュオンが結合したミュオニウム原子(Mu)が完全に熱化して、真空中にでてくる事を実験的に発見したことに始まる。その骨子は第1に、真空中での熱エネルギーMu生成から始まり、第2にこの真空中に漂いでてきた...
❏ライマンα光共鳴イオン化法による超低速ミュオンの発生とナノ結晶研究への応用(16656295)
【研究テーマ】原子力学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】三宅 康博 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 大強度陽子加速器計画推進部, 助手 (80209882)
【キーワード】ミュオン / 偏極 / スピン / 超低速ミュオン / 物性 (他8件)
【概要】最近、表面ミュオンビームから、超低速ミュオンを作り出すことに成功し、いよいよ本格的な表面物性への応用も視野に入れることが可能となってきた。本研究の目的は、超低速ミュオンの特徴を生かして、ナノ構造・表面界面の磁性原子スピンのダイナミクスを調べるスピントロニクスへの展開を目指した物性研究、半導体ナノクリスタルに於ける表面水素の役割を解明する研究、金属表面での触媒反応における水素状原子の役割を解明する表...
【数物系科学】物理学:陽電子表面を含む研究件
❏スピン偏極陽電子消滅の基礎構築と新奇スピン現象の解明(24310072)
【研究テーマ】量子ビーム科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】河裾 厚男 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 先端基礎研究センター, 研究員 (20354946)
【キーワード】スピン / 陽電子 / スピントロニクス / 磁性 / 表面 (他23件)
【概要】3d及び4f強磁性金属のスピン偏極陽電子消滅実験を通じて、その手法の基礎を構築した。さらにその応用研究の結果、(i)ホイスラー合金Co2MnSiとNiMnSbが高いハーフメタル性を持っていること、(ii)Pd,Pt,Ta,W及びBi/Ag最表面において電流駆動によるスピン偏極が起こること、(ii)ZnOとSnO2中のカチオン空孔に外部磁場で揃う磁気モーメントが付随すること、などを見出した。 ...
❏陽電子消滅によるアモルファスシリカ微粒子表面の常磁性中心の研究(07740243)
【研究テーマ】固体物性Ⅰ(光物性・半導体・誘電体)
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1995
【研究代表者】斎藤 晴雄 東京大学, 教養学部, 助手 (60235059)
【キーワード】陽電子 / 陽電子消滅 / ポジトロン / ポジトロニウム / 常磁性中心 (他7件)
【概要】ポジトロンを微粒子系に入射すると、多くの場合、微粒子間に、陽電子と電子の水素状束縛状態であるポジトロニウムが生成する。このポジトロニウムは、微粒子内に浸入せず、微粒子の最表面をサンプリングする性質を持っている。また、ポジトロニウムは、不対電子とスピン交換反応を起こすことがしられている。この、ポジトロニウムを用いて、微粒子表面に照射で生じた常磁性中心を調べるのが、本研究の目的である。 陽電子寿命測定...
【数物系科学】物理学:フェルミオロジー表面を含む研究件
❏新しい表面電気伝導測定法の開発:電子輸送中のフェルミ面測定(16654048)
【研究テーマ】物性Ⅰ
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】松田 巌 東京大学, 物性研究所, 助教授 (00343103)
【キーワード】フェルミオロジー / 表面 / 低次元物性 / 輸送現象 / 表面電気伝導 (他7件)
【概要】本研究では、固体表面上の金属ナノ構造体について、その電気伝導を測定する新しい実験技術を開発する。通常金属の電気伝導は、ボルツマン方程式を通じて、金属のフェルミ面のずれに対応している。この考え方は長年周知であったが、そのフェルミ面の様子を直接観測されたことはない。そこで、本研究では超高分解能電子分析器を用いた光電子フェルミ面マッピング法により、電場印加中のこのフェルミ面の"ずれ"を世...
❏半導体表面上ナノ構造のフェルミオロジー(14702008)
【研究テーマ】固体物性Ⅰ(光物性・半導体・誘電体)
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】松田 巌 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (00343103)
【キーワード】フェルミオロジー / 表面 / 低次元物性 / 輸送現象 / 半導体表面 (他7件)
【概要】本研究では、光電子分光によるフェルミ面マッピングの結果を元に、固体表面の低次元物性及びその電子輸送現象を調べている。本年度は、本プロジェクトで立ち上げた光電子分光装置を使用し、Si表面上Pb超薄膜やAu単原子層など様々な系のバンド及びフェルミ面のマッピングを行った。その中で自由電子的バンドを有するSi(111)/3x/3-Ag表面への一価金属(アルカリ金属、貴金属)吸着系を特に注目した。これら吸着...
【数物系科学】物理学:時間分解分光表面を含む研究件
❏固体表面における電子励起状態のダイナミクス(08404039)
【研究テーマ】物理化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1996 - 1998
【研究代表者】廣瀬 千秋 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (70016723)
【キーワード】SFG / SHG / 超高速現象 / 固体表面 / 励起状態 (他23件)
【概要】1. COが吸着したNi(111)及びNiO(111)表面の和周波分光による観察 CO/Ni(111),CO/NiO(111)/Ni(111)系を可視及び紫外光パルスで照射したときの過渡的なSFGスペクトルを観察し、前者では波長266nmのパルス光の照射、後者では266,532nmのパルス光の照射で、過渡的な振動バンドが出現することを見出した。我々は最初、光照射によって振動励起状態が高い効率で生成...
❏核共鳴放射光励起による内部転換電子放射の計数相関解析と表面単原子層研究への応用(07455020)
【研究テーマ】表面界面物性
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】岡野 達雄 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (60011219)
【キーワード】核共鳴励起 / 内部転換電子 / 時間分解分光 / 放射光 / 表面 (他18件)
【概要】核共鳴X線散乱に随伴する内部転換電子放射の測定とその表面物理研究への応用を目標として、時間分解電子分光器の開発と機能の評価を行った。開発を進めてきた角度積分型の回転楕円ミラー分光器と角度分解型静電偏向エネルギー分析器の双方について測定実験を行った。回転楕円ミラー型分光器については、60'以上の取り込み立体角を有することを確認した他、非軸上点から放射された光電子の結像収差を明らかにした。他方...
【数物系科学】物理学:光電子分光表面を含む研究件
❏表面分光による液体金属表面の電子状態解明と化学反応探索(16K13681)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】吉信 淳 東京大学, 物性研究所, 教授 (50202403)
【キーワード】液体金属 / 表面 / 清浄表面 / 光電子分光 / 酸化 (他13件)
【概要】液体金属表面の光電子分光測定用にサンプルホルダーを試作した。液体金属試料として、無害で蒸気圧が低いGaInを選んだ。まず、大気中から真空チェンバーに導入したそのままの状態のXPS測定を行なった。その結果、表面は数層にわたりGa酸化物で覆われていることがわかった。次に、液体金属の表面を清浄化するために、液体窒素で冷却しGaInを固化してArイオン・スパッタリングを行なった。表面のGa酸化物はほぼ無く...
❏化学修飾半導体表面-集合有機分子系の界面構造と電荷移動ダイナミクス(22360017)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】吉信 淳 東京大学, 物性研究所, 教授 (50202403)
【キーワード】有機分子 / 表面界面 / 半導体 / 光電子分光 / 電荷移動 (他14件)
【概要】本研究では,ナノスケールで制御された新奇な集合有機分子-シリコン半導体基板ハイブリッド系デバイスの探索を目的として,化学的に修飾されたシリコン半導体表面に有機単分子層および有機多層膜を構築し,その界面構造と電子状態を,放射光分光,走査トンネル顕微鏡,透過赤外吸収分光,光電子分光,4探針表面電気伝導測定で研究した ...
❏半導体表面と化学結合した単一有機分子および有機分子配列系の電子物性(16310070)
【研究テーマ】ナノ構造科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】吉信 淳 東京大学, 物性研究所, 助教授 (50202403)
【キーワード】シリコン / 表面 / 有機分子 / 電子エネルギー損失分光 / 走査型トンネル顕微鏡 (他12件)
【概要】実験と理論両面からSi(100)表面に吸着した有機分子の構造と電子物性について研究を行い,以下の成果を得た. (1)低温のSi(100)c(4x2)表面に2メチルプロペンやプロピレンを吸着させ,その吸着状態を電子エネルギー損失分光(EELS),走査型トンネル顕微鏡(STM),第一原理計算を用いて詳細に調べた.非対称大マーに対してマルコフニコフ則が成り立つように吸着することが解明された. (2)低温...
【数物系科学】物理学:輸送現象表面を含む研究件
❏新しい表面電気伝導測定法の開発:電子輸送中のフェルミ面測定(16654048)
【研究テーマ】物性Ⅰ
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】松田 巌 東京大学, 物性研究所, 助教授 (00343103)
【キーワード】フェルミオロジー / 表面 / 低次元物性 / 輸送現象 / 表面電気伝導 (他7件)
【概要】本研究では、固体表面上の金属ナノ構造体について、その電気伝導を測定する新しい実験技術を開発する。通常金属の電気伝導は、ボルツマン方程式を通じて、金属のフェルミ面のずれに対応している。この考え方は長年周知であったが、そのフェルミ面の様子を直接観測されたことはない。そこで、本研究では超高分解能電子分析器を用いた光電子フェルミ面マッピング法により、電場印加中のこのフェルミ面の"ずれ"を世...
❏半導体表面上ナノ構造のフェルミオロジー(14702008)
【研究テーマ】固体物性Ⅰ(光物性・半導体・誘電体)
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】松田 巌 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (00343103)
【キーワード】フェルミオロジー / 表面 / 低次元物性 / 輸送現象 / 半導体表面 (他7件)
【概要】本研究では、光電子分光によるフェルミ面マッピングの結果を元に、固体表面の低次元物性及びその電子輸送現象を調べている。本年度は、本プロジェクトで立ち上げた光電子分光装置を使用し、Si表面上Pb超薄膜やAu単原子層など様々な系のバンド及びフェルミ面のマッピングを行った。その中で自由電子的バンドを有するSi(111)/3x/3-Ag表面への一価金属(アルカリ金属、貴金属)吸着系を特に注目した。これら吸着...
【数物系科学】物理学:陽電子ビーム表面を含む研究件
❏スピン偏極陽電子消滅の基礎構築と新奇スピン現象の解明(24310072)
【研究テーマ】量子ビーム科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】河裾 厚男 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 先端基礎研究センター, 研究員 (20354946)
【キーワード】スピン / 陽電子 / スピントロニクス / 磁性 / 表面 (他23件)
【概要】3d及び4f強磁性金属のスピン偏極陽電子消滅実験を通じて、その手法の基礎を構築した。さらにその応用研究の結果、(i)ホイスラー合金Co2MnSiとNiMnSbが高いハーフメタル性を持っていること、(ii)Pd,Pt,Ta,W及びBi/Ag最表面において電流駆動によるスピン偏極が起こること、(ii)ZnOとSnO2中のカチオン空孔に外部磁場で揃う磁気モーメントが付随すること、などを見出した。 ...
❏分子固体中のポジトロニウムの研究(03452032)
【研究テーマ】固体物性
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1991 - 1993
【研究代表者】兵頭 俊夫 東京大学, 教養学部, 教授 (90012484)
【キーワード】陽電子消滅 / ポジトロニウム / 分子固体 / C_<60> / HOPG (他13件)
【概要】分子性固体に陽電子を入射すると多くの場合、ポジトロニウムが生成する。本研究では、そのようなポジトロニウムに関する最近の重要な問題について、総合的に研究を行った。 まず、陽電子がC_<60>では単一の寿命をもつことを世界に先駆けて示した。寿命の値から、C_<60>中ではポジトロニウムは生成せず、陽電子は格子間領域に存在していると解釈した。これはその後発表された理論計算の結果と...
【数物系科学】物理学:表面磁性表面を含む研究件
❏固体表面における高感度スピン検出法の開発と遷移金属酸化物への応用(17H01057)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】福谷 克之 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (10228900)
【キーワード】固体表面 / スピン / 水素 / 電子状態 / 偏極 (他11件)
【概要】本研究では,スピン偏極水素原子・水素分子線の開発を行い,固体表面での吸着・散乱にともなうスピン状態変化をレーザー分光法を用いて観測するあらたな実験手法の開発を行った.これを用いて,固体表面での化学吸着状態における水素分子の核スピン転換速度を求め,スピン転換と回転緩和機構の解明を行った.遷移金属酸化物表面における水素誘起電子状態を調べ,水素―表面間の電荷移動に起因する局在状態と非局在状態が存在するこ...
❏スピン偏極陽電子消滅の基礎構築と新奇スピン現象の解明(24310072)
【研究テーマ】量子ビーム科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】河裾 厚男 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 先端基礎研究センター, 研究員 (20354946)
【キーワード】スピン / 陽電子 / スピントロニクス / 磁性 / 表面 (他23件)
【概要】3d及び4f強磁性金属のスピン偏極陽電子消滅実験を通じて、その手法の基礎を構築した。さらにその応用研究の結果、(i)ホイスラー合金Co2MnSiとNiMnSbが高いハーフメタル性を持っていること、(ii)Pd,Pt,Ta,W及びBi/Ag最表面において電流駆動によるスピン偏極が起こること、(ii)ZnOとSnO2中のカチオン空孔に外部磁場で揃う磁気モーメントが付随すること、などを見出した。 ...
❏核共鳴放射光励起による内部転換電子放射の計数相関解析と表面単原子層研究への応用(07455020)
【研究テーマ】表面界面物性
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】岡野 達雄 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (60011219)
【キーワード】核共鳴励起 / 内部転換電子 / 時間分解分光 / 放射光 / 表面 (他18件)
【概要】核共鳴X線散乱に随伴する内部転換電子放射の測定とその表面物理研究への応用を目標として、時間分解電子分光器の開発と機能の評価を行った。開発を進めてきた角度積分型の回転楕円ミラー分光器と角度分解型静電偏向エネルギー分析器の双方について測定実験を行った。回転楕円ミラー型分光器については、60'以上の取り込み立体角を有することを確認した他、非軸上点から放射された光電子の結像収差を明らかにした。他方...
【数物系科学】物理学:スピン交換反応表面を含む研究件
❏陽電子消滅法とESR法を組み合わせた表面常磁性中心の研究(10740201)
【研究テーマ】物理学一般
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】斎藤 晴雄 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助手 (60235059)
【キーワード】陽電子消滅 / ESR / 表面 / 常磁性中心 / 紫外光照射 (他9件)
【概要】本科研費の初年度(平成10年度)に作成した試料の紫外光照射が可能なクライオスタットを用い、酸化物微粒子を低温に冷却した状態で低圧水銀灯からの254nmの波長の光を試料に照射し、ポジトロニウムの平均寿命を調べた。その結果、200℃で熱処理をしたシリカエアロゲルとアルミナ超微粒子に於いて、ポジトロニウムの平均寿命が大きく減少することを見出した。これは紫外光による表面常磁性中心の生成と、ポジトロニウムと...
❏ポジトロニウムを用いた超微粒子表面の研究(06452052)
【研究テーマ】固体物性Ⅱ(磁性・金属・低温)
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】兵頭 俊夫 東京大学, 教養学部, 教授 (90012484)
【キーワード】陽電子消滅 / シリカ / アルミナ / 超微粒子 / 表面 (他13件)
【概要】多くの酸化物微粒子において、ポジトロニウム仕事関数が負であるために,微粒子間隙の自由空間に放出されたポジトロニウムは、微粒子バルクに戻ることができず,表面の原子とのみ選択的に相互作用する。 本科研費では、この事を利用し、1.酸化物超微粒子表面の表面常磁性中心の研究と、2.時間分解運動量測定装置の作成およびそれを用いたシリカ超微粒子表面の電子状態の研究を行った。 1.表面に常磁性中心が存在すると、オ...
【数物系科学】物理学:常磁性中心表面を含む研究件
❏陽電子消滅法とESR法を組み合わせた表面常磁性中心の研究(10740201)
【研究テーマ】物理学一般
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】斎藤 晴雄 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助手 (60235059)
【キーワード】陽電子消滅 / ESR / 表面 / 常磁性中心 / 紫外光照射 (他9件)
【概要】本科研費の初年度(平成10年度)に作成した試料の紫外光照射が可能なクライオスタットを用い、酸化物微粒子を低温に冷却した状態で低圧水銀灯からの254nmの波長の光を試料に照射し、ポジトロニウムの平均寿命を調べた。その結果、200℃で熱処理をしたシリカエアロゲルとアルミナ超微粒子に於いて、ポジトロニウムの平均寿命が大きく減少することを見出した。これは紫外光による表面常磁性中心の生成と、ポジトロニウムと...
❏陽電子消滅によるアモルファスシリカ微粒子表面の常磁性中心の研究(07740243)
【研究テーマ】固体物性Ⅰ(光物性・半導体・誘電体)
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1995
【研究代表者】斎藤 晴雄 東京大学, 教養学部, 助手 (60235059)
【キーワード】陽電子 / 陽電子消滅 / ポジトロン / ポジトロニウム / 常磁性中心 (他7件)
【概要】ポジトロンを微粒子系に入射すると、多くの場合、微粒子間に、陽電子と電子の水素状束縛状態であるポジトロニウムが生成する。このポジトロニウムは、微粒子内に浸入せず、微粒子の最表面をサンプリングする性質を持っている。また、ポジトロニウムは、不対電子とスピン交換反応を起こすことがしられている。この、ポジトロニウムを用いて、微粒子表面に照射で生じた常磁性中心を調べるのが、本研究の目的である。 陽電子寿命測定...
❏ポジトロニウムを用いた超微粒子表面の研究(06452052)
【研究テーマ】固体物性Ⅱ(磁性・金属・低温)
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】兵頭 俊夫 東京大学, 教養学部, 教授 (90012484)
【キーワード】陽電子消滅 / シリカ / アルミナ / 超微粒子 / 表面 (他13件)
【概要】多くの酸化物微粒子において、ポジトロニウム仕事関数が負であるために,微粒子間隙の自由空間に放出されたポジトロニウムは、微粒子バルクに戻ることができず,表面の原子とのみ選択的に相互作用する。 本科研費では、この事を利用し、1.酸化物超微粒子表面の表面常磁性中心の研究と、2.時間分解運動量測定装置の作成およびそれを用いたシリカ超微粒子表面の電子状態の研究を行った。 1.表面に常磁性中心が存在すると、オ...
【数物系科学】物理学:超流動表面を含む研究件
❏超流動ヘリウム3B相表面状態密度の角度依存性測定(16H06014)
【研究テーマ】物性Ⅱ
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】村川 智 東京大学, 低温科学研究センター, 准教授 (90432004)
【キーワード】低温物性 / 物性実験 / 量子凝縮系 / 超流動 / ヘリウム3 (他12件)
【概要】超流動ヘリウム3はトポロジカル超流動体であるのが知られているため、超流動ヘリウム3の表面状態の研究を行うことは非常に興味深い。しかし、超流動ヘリウム3は超低温でしか実現しないことや電荷をもたないため実験は非常に困難である。本研究で超低温の小型で簡便な作成方法を確立し、超流動ヘリウム3の表面に準粒子を入射させることで表面状態を明らかにする手法について検討を行い、最適な実験手法を確立した。 ...
❏高磁場下水晶マイクロバランス法による吸着He薄膜の研究(11874049)
【研究テーマ】固体物性Ⅱ(磁性・金属・低温)
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1999
【研究代表者】大熊 哲 東京工業大学, 極低温システム研究センター, 助教授 (50194105)
【キーワード】濡れ転移 / ファンデルワールス力 / ヘリウム薄膜 / 超伝導絶縁体転移 / 極低温 (他8件)
【概要】水晶マイクロバランス法を用いて、極低温下におかれたCs基板およびアモルファス(a-)Mo_xSi_<1-x>薄膜基板上へのヘリウム(^4He)の吸着現象を調べた。重いアルカリ金属であるCs基板は、ファンデルワールス力が弱く、極低温では^4Heに濡れないことが知られている。ところが、Cs基板の成膜速度や成膜後の熱処理条件を変えると濡れない性質が失われ、通常の金属基板のように濡れることがわ...
【数物系科学】物理学:ポジトロニウム表面を含む研究件
❏スピン偏極陽電子消滅の基礎構築と新奇スピン現象の解明(24310072)
【研究テーマ】量子ビーム科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】河裾 厚男 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 先端基礎研究センター, 研究員 (20354946)
【キーワード】スピン / 陽電子 / スピントロニクス / 磁性 / 表面 (他23件)
【概要】3d及び4f強磁性金属のスピン偏極陽電子消滅実験を通じて、その手法の基礎を構築した。さらにその応用研究の結果、(i)ホイスラー合金Co2MnSiとNiMnSbが高いハーフメタル性を持っていること、(ii)Pd,Pt,Ta,W及びBi/Ag最表面において電流駆動によるスピン偏極が起こること、(ii)ZnOとSnO2中のカチオン空孔に外部磁場で揃う磁気モーメントが付随すること、などを見出した。 ...
❏陽電子消滅法とESR法を組み合わせた表面常磁性中心の研究(10740201)
【研究テーマ】物理学一般
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】斎藤 晴雄 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助手 (60235059)
【キーワード】陽電子消滅 / ESR / 表面 / 常磁性中心 / 紫外光照射 (他9件)
【概要】本科研費の初年度(平成10年度)に作成した試料の紫外光照射が可能なクライオスタットを用い、酸化物微粒子を低温に冷却した状態で低圧水銀灯からの254nmの波長の光を試料に照射し、ポジトロニウムの平均寿命を調べた。その結果、200℃で熱処理をしたシリカエアロゲルとアルミナ超微粒子に於いて、ポジトロニウムの平均寿命が大きく減少することを見出した。これは紫外光による表面常磁性中心の生成と、ポジトロニウムと...
❏陽電子消滅によるアモルファスシリカ微粒子表面の常磁性中心の研究(07740243)
【研究テーマ】固体物性Ⅰ(光物性・半導体・誘電体)
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1995
【研究代表者】斎藤 晴雄 東京大学, 教養学部, 助手 (60235059)
【キーワード】陽電子 / 陽電子消滅 / ポジトロン / ポジトロニウム / 常磁性中心 (他7件)
【概要】ポジトロンを微粒子系に入射すると、多くの場合、微粒子間に、陽電子と電子の水素状束縛状態であるポジトロニウムが生成する。このポジトロニウムは、微粒子内に浸入せず、微粒子の最表面をサンプリングする性質を持っている。また、ポジトロニウムは、不対電子とスピン交換反応を起こすことがしられている。この、ポジトロニウムを用いて、微粒子表面に照射で生じた常磁性中心を調べるのが、本研究の目的である。 陽電子寿命測定...
【数物系科学】物理学:陽電子消滅表面を含む研究件
❏スピン偏極陽電子消滅の基礎構築と新奇スピン現象の解明(24310072)
【研究テーマ】量子ビーム科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】河裾 厚男 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 先端基礎研究センター, 研究員 (20354946)
【キーワード】スピン / 陽電子 / スピントロニクス / 磁性 / 表面 (他23件)
【概要】3d及び4f強磁性金属のスピン偏極陽電子消滅実験を通じて、その手法の基礎を構築した。さらにその応用研究の結果、(i)ホイスラー合金Co2MnSiとNiMnSbが高いハーフメタル性を持っていること、(ii)Pd,Pt,Ta,W及びBi/Ag最表面において電流駆動によるスピン偏極が起こること、(ii)ZnOとSnO2中のカチオン空孔に外部磁場で揃う磁気モーメントが付随すること、などを見出した。 ...
❏陽電子消滅法とESR法を組み合わせた表面常磁性中心の研究(10740201)
【研究テーマ】物理学一般
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】斎藤 晴雄 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助手 (60235059)
【キーワード】陽電子消滅 / ESR / 表面 / 常磁性中心 / 紫外光照射 (他9件)
【概要】本科研費の初年度(平成10年度)に作成した試料の紫外光照射が可能なクライオスタットを用い、酸化物微粒子を低温に冷却した状態で低圧水銀灯からの254nmの波長の光を試料に照射し、ポジトロニウムの平均寿命を調べた。その結果、200℃で熱処理をしたシリカエアロゲルとアルミナ超微粒子に於いて、ポジトロニウムの平均寿命が大きく減少することを見出した。これは紫外光による表面常磁性中心の生成と、ポジトロニウムと...
❏陽電子消滅によるアモルファスシリカ微粒子表面の常磁性中心の研究(07740243)
【研究テーマ】固体物性Ⅰ(光物性・半導体・誘電体)
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1995
【研究代表者】斎藤 晴雄 東京大学, 教養学部, 助手 (60235059)
【キーワード】陽電子 / 陽電子消滅 / ポジトロン / ポジトロニウム / 常磁性中心 (他7件)
【概要】ポジトロンを微粒子系に入射すると、多くの場合、微粒子間に、陽電子と電子の水素状束縛状態であるポジトロニウムが生成する。このポジトロニウムは、微粒子内に浸入せず、微粒子の最表面をサンプリングする性質を持っている。また、ポジトロニウムは、不対電子とスピン交換反応を起こすことがしられている。この、ポジトロニウムを用いて、微粒子表面に照射で生じた常磁性中心を調べるのが、本研究の目的である。 陽電子寿命測定...
【数物系科学】地球惑星科学:物性表面を含む研究件
❏大強度超低速ミュオン源による表面・ナノ結晶科学への応用(16206005)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】三宅 康博 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 大強度陽子加速器計画推進部, 教授 (80209882)
【キーワード】ミュオン / 超低速ミュオン / 薄膜 / ライマンα / μ^+SR (他15件)
【概要】加速器で得られる高速なミュオンを低速化する手法として、我々は少々複雑な過程でミュオンを減速させている。きっかけは、高エネルギーのミュオンをタングステン(W)に打ち込むと、4%もの高い効率で、電子と正のミュオンが結合したミュオニウム原子(Mu)が完全に熱化して、真空中にでてくる事を実験的に発見したことに始まる。その骨子は第1に、真空中での熱エネルギーMu生成から始まり、第2にこの真空中に漂いでてきた...
❏ライマンα光共鳴イオン化法による超低速ミュオンの発生とナノ結晶研究への応用(16656295)
【研究テーマ】原子力学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】三宅 康博 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 大強度陽子加速器計画推進部, 助手 (80209882)
【キーワード】ミュオン / 偏極 / スピン / 超低速ミュオン / 物性 (他8件)
【概要】最近、表面ミュオンビームから、超低速ミュオンを作り出すことに成功し、いよいよ本格的な表面物性への応用も視野に入れることが可能となってきた。本研究の目的は、超低速ミュオンの特徴を生かして、ナノ構造・表面界面の磁性原子スピンのダイナミクスを調べるスピントロニクスへの展開を目指した物性研究、半導体ナノクリスタルに於ける表面水素の役割を解明する研究、金属表面での触媒反応における水素状原子の役割を解明する表...
【数物系科学】地球惑星科学:物性実験表面を含む研究件
❏超流動ヘリウム3B相表面状態密度の角度依存性測定(16H06014)
【研究テーマ】物性Ⅱ
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】村川 智 東京大学, 低温科学研究センター, 准教授 (90432004)
【キーワード】低温物性 / 物性実験 / 量子凝縮系 / 超流動 / ヘリウム3 (他12件)
【概要】超流動ヘリウム3はトポロジカル超流動体であるのが知られているため、超流動ヘリウム3の表面状態の研究を行うことは非常に興味深い。しかし、超流動ヘリウム3は超低温でしか実現しないことや電荷をもたないため実験は非常に困難である。本研究で超低温の小型で簡便な作成方法を確立し、超流動ヘリウム3の表面に準粒子を入射させることで表面状態を明らかにする手法について検討を行い、最適な実験手法を確立した。 ...
❏スピン偏極走査ポテンショメトリ装置の開発と微細加工した表面ラシュバ系のスピン伝導(23686007)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】平原 徹 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (30451818)
【キーワード】表面 / スピントロニクス / 物性実験 / 表面・界面 / ナノスケール電気伝導測定技術 (他7件)
【概要】本研究の目的は微小領域の電位分布測定が可能な走査トンネルポテンショメトリ(STP)測定を行い、表面ラシュバ系の電荷・スピン伝導を検出することであった。そのために超高真空、低温、強磁場下で動作する走査トンネル顕微鏡(STM)を建設した。そしてSTP測定用の回路をこのSTM装置に組み込み、電流印加時の表面形状測定と局所電位測定が同時に行えることを実証した。具体的にはSi(111)表面上に作成できるBi...
❏ナノスケール伝導用スピンプローブの開発とそれによる表面ラシュバ系のスピン流の研究(22656011)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】平原 徹 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教 (30451818)
【キーワード】表面 / 物性実験 / 表面・界面 / スピンエレクトロニクス / 表面・界面物性
【概要】本研究ではこれまで研究代表者の所属するグループが培ってきた微小領域電気伝導測定技術をスピン伝導へと発展させるための研究を行った。まず、スピンプローブとして磁性体被覆カーボンナノチューブ(CNT)探針を作成する技術開発を行った。そして作成したCoFe被覆CNT探針を4探針走査トンネル顕微鏡(STM)に組み込んで、ビスマス超薄膜の表面状態の電流誘起スピン偏極と思われるシグナルを世界で初めて測定した。...
【数物系科学】地球惑星科学:放射光表面を含む研究件
❏表面分光による液体金属表面の電子状態解明と化学反応探索(16K13681)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】吉信 淳 東京大学, 物性研究所, 教授 (50202403)
【キーワード】液体金属 / 表面 / 清浄表面 / 光電子分光 / 酸化 (他13件)
【概要】液体金属表面の光電子分光測定用にサンプルホルダーを試作した。液体金属試料として、無害で蒸気圧が低いGaInを選んだ。まず、大気中から真空チェンバーに導入したそのままの状態のXPS測定を行なった。その結果、表面は数層にわたりGa酸化物で覆われていることがわかった。次に、液体金属の表面を清浄化するために、液体窒素で冷却しGaInを固化してArイオン・スパッタリングを行なった。表面のGa酸化物はほぼ無く...
❏核共鳴放射光励起による内部転換電子放射の計数相関解析と表面単原子層研究への応用(07455020)
【研究テーマ】表面界面物性
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】岡野 達雄 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (60011219)
【キーワード】核共鳴励起 / 内部転換電子 / 時間分解分光 / 放射光 / 表面 (他18件)
【概要】核共鳴X線散乱に随伴する内部転換電子放射の測定とその表面物理研究への応用を目標として、時間分解電子分光器の開発と機能の評価を行った。開発を進めてきた角度積分型の回転楕円ミラー分光器と角度分解型静電偏向エネルギー分析器の双方について測定実験を行った。回転楕円ミラー型分光器については、60'以上の取り込み立体角を有することを確認した他、非軸上点から放射された光電子の結像収差を明らかにした。他方...
【数物系科学】地球惑星科学:ミュオン表面を含む研究件
❏大強度超低速ミュオン源による表面・ナノ結晶科学への応用(16206005)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】三宅 康博 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 大強度陽子加速器計画推進部, 教授 (80209882)
【キーワード】ミュオン / 超低速ミュオン / 薄膜 / ライマンα / μ^+SR (他15件)
【概要】加速器で得られる高速なミュオンを低速化する手法として、我々は少々複雑な過程でミュオンを減速させている。きっかけは、高エネルギーのミュオンをタングステン(W)に打ち込むと、4%もの高い効率で、電子と正のミュオンが結合したミュオニウム原子(Mu)が完全に熱化して、真空中にでてくる事を実験的に発見したことに始まる。その骨子は第1に、真空中での熱エネルギーMu生成から始まり、第2にこの真空中に漂いでてきた...
❏ライマンα光共鳴イオン化法による超低速ミュオンの発生とナノ結晶研究への応用(16656295)
【研究テーマ】原子力学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】三宅 康博 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 大強度陽子加速器計画推進部, 助手 (80209882)
【キーワード】ミュオン / 偏極 / スピン / 超低速ミュオン / 物性 (他8件)
【概要】最近、表面ミュオンビームから、超低速ミュオンを作り出すことに成功し、いよいよ本格的な表面物性への応用も視野に入れることが可能となってきた。本研究の目的は、超低速ミュオンの特徴を生かして、ナノ構造・表面界面の磁性原子スピンのダイナミクスを調べるスピントロニクスへの展開を目指した物性研究、半導体ナノクリスタルに於ける表面水素の役割を解明する研究、金属表面での触媒反応における水素状原子の役割を解明する表...
【数物系科学】天文学:超伝導表面を含む研究件
❏LaAlO3/SrTiO3ヘテロ構造の原子スケール電子状態(26246022)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】一杉 太郎 東京工業大学, 物質理工学院, 教授 (90372416)
【キーワード】酸化物表面 / 界面 / 走査プローブ顕微鏡 / 走査トンネル顕微鏡 / ペロブスカイト (他21件)
【概要】遷移金属酸化物は、通常の半導体には見られない多彩な機能を示すことから、次世代エレクトロニクス材料として活発な研究が展開されている。近年、酸化物作製技術が急速に発展したことにより、原子レベルで急峻な界面を有する薄膜やヘテロ構造の作製が可能になり、新しい物性・機能が見出されている。このような酸化物薄膜やヘテロ構造が示す機能の探求・解明のためには、酸化物薄膜について、電子状態評価を原子レベル空間分解能で...
❏Ag/Ge(100)表面の構造、電子状態と超伝導(11740169)
【研究テーマ】固体物性Ⅰ(光物性・半導体・誘電体)
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】中辻 寛 東京大学, 物性研究所, 助手 (80311629)
【キーワード】超伝導 / 表面 / 走査トンネル顕微鏡 / 光電子分光 / Ag (他6件)
【概要】本研究は、極低温において超伝導を示すといわれるAg/Ge(100)表面について光電子分光及び極低温STM/STS測定を行い、表面にのみ存在する超伝導の表面構造と電子状態との相関を明らかにしようとするものである。平成12年度には以下のことを行った。まず、Ag島の電子状態を知るために、高エネルギー加速器研究機構・放射光研究施設の共同利用実験(PAC No.99G153)として、Ge3dおよびAg4dの...
【化学】基礎化学:ベンゼン酸化表面を含む研究件
❏表面化学反応速度の測定と表面設計に関する研究(19550008)
【研究テーマ】物理化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】佐々木 岳彦 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (90242099)
【キーワード】表面 / 界面 / 密度汎関数法 / ベンゼン酸化 / ゼオライト (他20件)
【概要】表面化学反応の速度の測定法の確立と高活性を示す触媒を設計するための指針を確立することを目的として、本研究を遂行した。電子刺激脱離装置にパルス分子線と窒素レーザー励起を組み込んだ。TAP装置の改良を行い、シリカ担持ニッケル触媒のバイオガスから合成ガスへの変換過程を測定した。固定化可能なイオン液体を開発し、有効な触媒を開発した。また、コバルト酸化物、コバルト水酸化物のナノ結晶の形状制御と、それらの触媒...
❏高効率選択酸化及び燃料電池酸化触媒の開発とリアルタイム構造情報に関する研究(18106013)
【研究テーマ】触媒・資源化学プロセス
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2006 - 2011
【研究代表者】岩澤 康裕 電気通信大学, 大学院・情報理工学研究科, 教授 (40018015)
【キーワード】燃料電池触媒 / 選択酸化反応 / ベンゼン酸化 / PROX反応 / 触媒設計 (他25件)
【概要】時間分解X線吸収微細構造(XAFS)法を用いて、触媒反応中の活性構造自身の構造速度論/ダイナミクス論の新たな研究分野を開拓し、環境・エネルギー及びグリーンケミストリーに関連した選択触媒反応の動的解析を行った。その結果、ベンゼンからの直接フェノール合成触媒を発見及び燃料電池用PROX新規触媒を開発し、それらの活性構造を提案した。また、燃料電池カソード白金系触媒の構造・電子状態のヒステリシス挙動や新た...
【化学】基礎化学:振動分光表面を含む研究件
❏表面分光による液体金属表面の電子状態解明と化学反応探索(16K13681)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】吉信 淳 東京大学, 物性研究所, 教授 (50202403)
【キーワード】液体金属 / 表面 / 清浄表面 / 光電子分光 / 酸化 (他13件)
【概要】液体金属表面の光電子分光測定用にサンプルホルダーを試作した。液体金属試料として、無害で蒸気圧が低いGaInを選んだ。まず、大気中から真空チェンバーに導入したそのままの状態のXPS測定を行なった。その結果、表面は数層にわたりGa酸化物で覆われていることがわかった。次に、液体金属の表面を清浄化するために、液体窒素で冷却しGaInを固化してArイオン・スパッタリングを行なった。表面のGa酸化物はほぼ無く...
❏化学修飾半導体表面-集合有機分子系の界面構造と電荷移動ダイナミクス(22360017)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】吉信 淳 東京大学, 物性研究所, 教授 (50202403)
【キーワード】有機分子 / 表面界面 / 半導体 / 光電子分光 / 電荷移動 (他14件)
【概要】本研究では,ナノスケールで制御された新奇な集合有機分子-シリコン半導体基板ハイブリッド系デバイスの探索を目的として,化学的に修飾されたシリコン半導体表面に有機単分子層および有機多層膜を構築し,その界面構造と電子状態を,放射光分光,走査トンネル顕微鏡,透過赤外吸収分光,光電子分光,4探針表面電気伝導測定で研究した ...
【化学】基礎化学:吸着分子の振動分光表面を含む研究件
❏ピコ秒界面和周波発生(SFG)を用いる表面反応中間種の構造とダイナミクスの研究(04403004)
【研究テーマ】構造化学
【研究種目】一般研究(A)
【研究期間】1992 - 1994
【研究代表者】廣瀬 千秋 (広瀬 千秋) 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (70016723)
【キーワード】赤外-可視和周波分光 / 表面化学種の振動スペクトル / ピコ秒和周波発生分光 / 表面反応の中間体 / 反応ダイナミクス (他17件)
【概要】本研究課題は、固体表面の化学反応の過程で生成する化学種を識別してその構造や配向をあきらかにし、さらにそのダイナミクスを明らかにするために、ピコ秒パルス光を使った赤外-可視和周波発生分光法を適用することを目的として平成3年から実施されたものである。本年度は最終年度として、波長可変赤外パルス発生装置の仕上げと様々な表面におけるSPG分光の実施、それに、ポンプープローブ吸収分光法による振動ダイナミクスの...
❏界面和周波発生を用いる固体表面の非線型分光法の開発(01840018)
【研究テーマ】物理化学一般
【研究種目】試験研究
【研究期間】1989 - 1991
【研究代表者】広瀬 千秋 (1991) 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (70016723)
【キーワード】和周波発生(SFG)分光 / 振動SFG分光 / 界面SFG分光 / 非線形レ-ザ-分光 / 非線形振動分光 (他20件)
【概要】前年度までに、モ-ドロックNd:YAGレ-ザ-装置を用いた光学系と、超高真空システムがほぼ完成した。またLangmuirーBlodgett(LB)膜を使った測定により、目的とするスペクトルが観測できることを確認した。これらの結果を踏まえて、本年度は次のような研究を行った。1)解析プログラムの開発:界面和周波発生(SFG)スペクトルに観測される偏光特性から、固体表面における分子の配向に関する情報を引...
【化学】複合化学:SFG表面を含む研究件
❏固体表面における電子励起状態のダイナミクス(08404039)
【研究テーマ】物理化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1996 - 1998
【研究代表者】廣瀬 千秋 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (70016723)
【キーワード】SFG / SHG / 超高速現象 / 固体表面 / 励起状態 (他23件)
【概要】1. COが吸着したNi(111)及びNiO(111)表面の和周波分光による観察 CO/Ni(111),CO/NiO(111)/Ni(111)系を可視及び紫外光パルスで照射したときの過渡的なSFGスペクトルを観察し、前者では波長266nmのパルス光の照射、後者では266,532nmのパルス光の照射で、過渡的な振動バンドが出現することを見出した。我々は最初、光照射によって振動励起状態が高い効率で生成...
❏ピコ秒界面和周波発生(SFG)を用いる表面反応中間種の構造とダイナミクスの研究(04403004)
【研究テーマ】構造化学
【研究種目】一般研究(A)
【研究期間】1992 - 1994
【研究代表者】廣瀬 千秋 (広瀬 千秋) 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (70016723)
【キーワード】赤外-可視和周波分光 / 表面化学種の振動スペクトル / ピコ秒和周波発生分光 / 表面反応の中間体 / 反応ダイナミクス (他17件)
【概要】本研究課題は、固体表面の化学反応の過程で生成する化学種を識別してその構造や配向をあきらかにし、さらにそのダイナミクスを明らかにするために、ピコ秒パルス光を使った赤外-可視和周波発生分光法を適用することを目的として平成3年から実施されたものである。本年度は最終年度として、波長可変赤外パルス発生装置の仕上げと様々な表面におけるSPG分光の実施、それに、ポンプープローブ吸収分光法による振動ダイナミクスの...
❏界面和周波発生を用いる固体表面の非線型分光法の開発(01840018)
【研究テーマ】物理化学一般
【研究種目】試験研究
【研究期間】1989 - 1991
【研究代表者】広瀬 千秋 (1991) 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (70016723)
【キーワード】和周波発生(SFG)分光 / 振動SFG分光 / 界面SFG分光 / 非線形レ-ザ-分光 / 非線形振動分光 (他20件)
【概要】前年度までに、モ-ドロックNd:YAGレ-ザ-装置を用いた光学系と、超高真空システムがほぼ完成した。またLangmuirーBlodgett(LB)膜を使った測定により、目的とするスペクトルが観測できることを確認した。これらの結果を踏まえて、本年度は次のような研究を行った。1)解析プログラムの開発:界面和周波発生(SFG)スペクトルに観測される偏光特性から、固体表面における分子の配向に関する情報を引...
【化学】複合化学:非線形振動分光表面を含む研究件
❏ピコ秒界面和周波発生(SFG)を用いる表面反応中間種の構造とダイナミクスの研究(04403004)
【研究テーマ】構造化学
【研究種目】一般研究(A)
【研究期間】1992 - 1994
【研究代表者】廣瀬 千秋 (広瀬 千秋) 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (70016723)
【キーワード】赤外-可視和周波分光 / 表面化学種の振動スペクトル / ピコ秒和周波発生分光 / 表面反応の中間体 / 反応ダイナミクス (他17件)
【概要】本研究課題は、固体表面の化学反応の過程で生成する化学種を識別してその構造や配向をあきらかにし、さらにそのダイナミクスを明らかにするために、ピコ秒パルス光を使った赤外-可視和周波発生分光法を適用することを目的として平成3年から実施されたものである。本年度は最終年度として、波長可変赤外パルス発生装置の仕上げと様々な表面におけるSPG分光の実施、それに、ポンプープローブ吸収分光法による振動ダイナミクスの...
❏界面和周波発生を用いる固体表面の非線型分光法の開発(01840018)
【研究テーマ】物理化学一般
【研究種目】試験研究
【研究期間】1989 - 1991
【研究代表者】広瀬 千秋 (1991) 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (70016723)
【キーワード】和周波発生(SFG)分光 / 振動SFG分光 / 界面SFG分光 / 非線形レ-ザ-分光 / 非線形振動分光 (他20件)
【概要】前年度までに、モ-ドロックNd:YAGレ-ザ-装置を用いた光学系と、超高真空システムがほぼ完成した。またLangmuirーBlodgett(LB)膜を使った測定により、目的とするスペクトルが観測できることを確認した。これらの結果を踏まえて、本年度は次のような研究を行った。1)解析プログラムの開発:界面和周波発生(SFG)スペクトルに観測される偏光特性から、固体表面における分子の配向に関する情報を引...
【総合理工】応用物理学:赤外吸収分光表面を含む研究件
❏表面分光による液体金属表面の電子状態解明と化学反応探索(16K13681)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】吉信 淳 東京大学, 物性研究所, 教授 (50202403)
【キーワード】液体金属 / 表面 / 清浄表面 / 光電子分光 / 酸化 (他13件)
【概要】液体金属表面の光電子分光測定用にサンプルホルダーを試作した。液体金属試料として、無害で蒸気圧が低いGaInを選んだ。まず、大気中から真空チェンバーに導入したそのままの状態のXPS測定を行なった。その結果、表面は数層にわたりGa酸化物で覆われていることがわかった。次に、液体金属の表面を清浄化するために、液体窒素で冷却しGaInを固化してArイオン・スパッタリングを行なった。表面のGa酸化物はほぼ無く...
❏ナノ空間における水素のオルト-パラ転換と分子形成(20246011)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】福谷 克之 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (10228900)
【キーワード】表面 / 水素 / 核スピン / 宇宙反応 / ナノ構造 (他10件)
【概要】本研究では,ナノ空間を有する試料を作製し,その空間への水素分子吸着を調べた.平坦面とは異なり,ナノ空間では大きな吸着エネルギーを持つことを明らかにした.アモルファス氷表面では,核スピン異性体であるオルト水素からパラ水素へのオルトーパラ転換が起こることを初めて見いだし,その転換時間を実験的に決定した.オルトーパラ転換の理論モデルとして,あらたに電場誘起モデルを提案した. ...
【総合理工】応用物理学:走査型トンネル顕微鏡(STM)表面を含む研究件
❏LaAlO3/SrTiO3ヘテロ構造の原子スケール電子状態(26246022)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】一杉 太郎 東京工業大学, 物質理工学院, 教授 (90372416)
【キーワード】酸化物表面 / 界面 / 走査プローブ顕微鏡 / 走査トンネル顕微鏡 / ペロブスカイト (他21件)
【概要】遷移金属酸化物は、通常の半導体には見られない多彩な機能を示すことから、次世代エレクトロニクス材料として活発な研究が展開されている。近年、酸化物作製技術が急速に発展したことにより、原子レベルで急峻な界面を有する薄膜やヘテロ構造の作製が可能になり、新しい物性・機能が見出されている。このような酸化物薄膜やヘテロ構造が示す機能の探求・解明のためには、酸化物薄膜について、電子状態評価を原子レベル空間分解能で...
❏固体表面・サブ表面・バルクにおける水素の量子状態の解明(19206007)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】笠井 秀明 大阪大学, 工学研究科, 教授 (00177354)
【キーワード】水素 / 表面 / サブ表面 / 量子ダイナミクス / 共鳴核反応法走査トンネル顕微鏡法 (他14件)
【概要】表面・サブ表面・バルク領域にわたる水素原子の量子様態を探る第一原理量子ダイナミクス計算手法および共鳴核反応による観測実験手法を開発した。開発したシミュレーションおよび観測実験手法をPd(111)およびPd_3X(X=Ag,Cu,Ni)合金(111)表面系に適応して、金属の表面からサブ表面における水素の量子様態および、表面からサブ表面への水素拡散の量子ダイナミクスを解明した。 ...
❏ツイン・マイクロ4端子プローブによる表面ナノ構造体の磁気輸送現象研究(18360018)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】松田 巌 東京大学, 物性研究所, 准教授 (00343103)
【キーワード】表面 / 薄膜 / ナノ / 磁気伝導 / 磁気抵抗 (他9件)
【概要】本研究では独立駆動型のマルチプローブによる表面磁気抵抗測定装置を世界に先駆けて開発した。本システムを用いれば (i)超高真空(10-^11~10^-10Torr)、(ii)強磁場(7T)、(iii)低温(<10K)の実験条件下での磁気抵抗測定が可能であり、また設置されたツイン・プローブステージでは測定対象に応じて、STM 探針、マイクロ4端子プローブ、マルチ配置用マクロプローブを超高真空下で...
【総合理工】応用物理学:共鳴イオン化表面を含む研究件
❏ナノ空間における水素のオルト-パラ転換と分子形成(20246011)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】福谷 克之 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (10228900)
【キーワード】表面 / 水素 / 核スピン / 宇宙反応 / ナノ構造 (他10件)
【概要】本研究では,ナノ空間を有する試料を作製し,その空間への水素分子吸着を調べた.平坦面とは異なり,ナノ空間では大きな吸着エネルギーを持つことを明らかにした.アモルファス氷表面では,核スピン異性体であるオルト水素からパラ水素へのオルトーパラ転換が起こることを初めて見いだし,その転換時間を実験的に決定した.オルトーパラ転換の理論モデルとして,あらたに電場誘起モデルを提案した. ...
❏超平担化処理による鏡面分子反射壁面の開発と真空工学への応用(07555021)
【研究テーマ】応用物理学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】岡野 達雄 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (60011219)
【キーワード】真空工学 / 分子散乱 / 拡散反射 / 鏡面反射 / 多光子共鳴イオン化法 (他23件)
【概要】気相分子と表面の散乱方向分布は通常は余弦則に従うとされている。我々は、金属表面の超平担化と超清浄化によって真空内壁表面における残留気体分子の鏡面散乱分布を実現することを目的として、表面研摩、清浄化処理、レーザー共鳴イオン化法による分子検出法、分子散乱方向分布測定などの開発研究を実施した。 初年度と2年度に行われた機器開発と試料処理技術を基にして、最終年度は、細管から飛び出す分子の方向分布測定を行っ...
【総合理工】応用物理学:有機分子表面を含む研究件
❏化学修飾半導体表面-集合有機分子系の界面構造と電荷移動ダイナミクス(22360017)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】吉信 淳 東京大学, 物性研究所, 教授 (50202403)
【キーワード】有機分子 / 表面界面 / 半導体 / 光電子分光 / 電荷移動 (他14件)
【概要】本研究では,ナノスケールで制御された新奇な集合有機分子-シリコン半導体基板ハイブリッド系デバイスの探索を目的として,化学的に修飾されたシリコン半導体表面に有機単分子層および有機多層膜を構築し,その界面構造と電子状態を,放射光分光,走査トンネル顕微鏡,透過赤外吸収分光,光電子分光,4探針表面電気伝導測定で研究した ...
❏半導体表面と化学結合した単一有機分子および有機分子配列系の電子物性(16310070)
【研究テーマ】ナノ構造科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】吉信 淳 東京大学, 物性研究所, 助教授 (50202403)
【キーワード】シリコン / 表面 / 有機分子 / 電子エネルギー損失分光 / 走査型トンネル顕微鏡 (他12件)
【概要】実験と理論両面からSi(100)表面に吸着した有機分子の構造と電子物性について研究を行い,以下の成果を得た. (1)低温のSi(100)c(4x2)表面に2メチルプロペンやプロピレンを吸着させ,その吸着状態を電子エネルギー損失分光(EELS),走査型トンネル顕微鏡(STM),第一原理計算を用いて詳細に調べた.非対称大マーに対してマルコフニコフ則が成り立つように吸着することが解明された. (2)低温...
【総合理工】応用物理学:表面・界面表面を含む研究件
❏LaAlO3/SrTiO3ヘテロ構造の原子スケール電子状態(26246022)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】一杉 太郎 東京工業大学, 物質理工学院, 教授 (90372416)
【キーワード】酸化物表面 / 界面 / 走査プローブ顕微鏡 / 走査トンネル顕微鏡 / ペロブスカイト (他21件)
【概要】遷移金属酸化物は、通常の半導体には見られない多彩な機能を示すことから、次世代エレクトロニクス材料として活発な研究が展開されている。近年、酸化物作製技術が急速に発展したことにより、原子レベルで急峻な界面を有する薄膜やヘテロ構造の作製が可能になり、新しい物性・機能が見出されている。このような酸化物薄膜やヘテロ構造が示す機能の探求・解明のためには、酸化物薄膜について、電子状態評価を原子レベル空間分解能で...
❏スピン偏極走査ポテンショメトリ装置の開発と微細加工した表面ラシュバ系のスピン伝導(23686007)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】平原 徹 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (30451818)
【キーワード】表面 / スピントロニクス / 物性実験 / 表面・界面 / ナノスケール電気伝導測定技術 (他7件)
【概要】本研究の目的は微小領域の電位分布測定が可能な走査トンネルポテンショメトリ(STP)測定を行い、表面ラシュバ系の電荷・スピン伝導を検出することであった。そのために超高真空、低温、強磁場下で動作する走査トンネル顕微鏡(STM)を建設した。そしてSTP測定用の回路をこのSTM装置に組み込み、電流印加時の表面形状測定と局所電位測定が同時に行えることを実証した。具体的にはSi(111)表面上に作成できるBi...
❏ナノスケール伝導用スピンプローブの開発とそれによる表面ラシュバ系のスピン流の研究(22656011)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】平原 徹 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教 (30451818)
【キーワード】表面 / 物性実験 / 表面・界面 / スピンエレクトロニクス / 表面・界面物性
【概要】本研究ではこれまで研究代表者の所属するグループが培ってきた微小領域電気伝導測定技術をスピン伝導へと発展させるための研究を行った。まず、スピンプローブとして磁性体被覆カーボンナノチューブ(CNT)探針を作成する技術開発を行った。そして作成したCoFe被覆CNT探針を4探針走査トンネル顕微鏡(STM)に組み込んで、ビスマス超薄膜の表面状態の電流誘起スピン偏極と思われるシグナルを世界で初めて測定した。...
【工学】機械工学:真空表面を含む研究件
❏ヘテロ界面二次元電子系からの電界電子放射現象の解明とピコ秒電子源への応用(10450017)
【研究テーマ】表面界面物性
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】岡野 達雄 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (60011219)
【キーワード】電界電子放射 / 表面 / 二次元 / 電子源 / ピコ秒 (他12件)
【概要】半導体超格子構造に局在する二次元電子系からの電界電子放射現象について研究を行った.従来、超格子構造を横断して、層間を垂直方向にトンネルする電界電子放射現象の研究がなされてきたが、本研究では、ヘテロ界面の面内に平行に運動する電子の電界電子放射される過程に注目して研究を行った.電界放射陰極試料として、GaAs/GaAlAsの超格子構造を作成した.GaAs層とn-GaAlAs層の厚さは、それぞれ10nm...
❏超平担化処理による鏡面分子反射壁面の開発と真空工学への応用(07555021)
【研究テーマ】応用物理学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】岡野 達雄 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (60011219)
【キーワード】真空工学 / 分子散乱 / 拡散反射 / 鏡面反射 / 多光子共鳴イオン化法 (他23件)
【概要】気相分子と表面の散乱方向分布は通常は余弦則に従うとされている。我々は、金属表面の超平担化と超清浄化によって真空内壁表面における残留気体分子の鏡面散乱分布を実現することを目的として、表面研摩、清浄化処理、レーザー共鳴イオン化法による分子検出法、分子散乱方向分布測定などの開発研究を実施した。 初年度と2年度に行われた機器開発と試料処理技術を基にして、最終年度は、細管から飛び出す分子の方向分布測定を行っ...
【工学】材料工学:超高真空表面を含む研究件
❏超励起酸素原子(O^<**>)ビームを用いた超伝導の薄膜 成長と発現機構の研究(07559003)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】井野 正三 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (70005867)
【キーワード】励起原子 / 酸素 / 酸化物高温超伝導体 / 薄膜 / 表面 (他10件)
【概要】平成8年度は、前年度に作製した励起原子ビーム源を更に改良し、真空槽内にメカニカルチョッパーを設置し、励起原子ビームをパルス化した。こうして作製したパルスビームの約50cm下流に光電子増倍管(セラトロン)を設置し、この信号をメカニカルチョッパーのゲート信号をトリガーとして積算することにより、作製した励起酸素原子ビームの飛行時間(TOF)スペクトルが求められるようになった。その結果、ヘリウム準安定励起...
❏固体表面における炭化水素ラジカルの発生とその反応性に関する研究(63470003)
【研究テーマ】物理化学一般
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1988 - 1990
【研究代表者】大西 孝治 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (70011492)
【キーワード】ラジカル / 赤外分光法 / アルミニウム単結晶 / ジヨ-ドメタン / カルベン (他17件)
【概要】本研究課題で前年度までに製作した二重変調高感度反射赤外分光(DMーFTIRAS)、低速電子線回折(LEED)、オ-ジェ電子分光(AES)更に昇温脱離法(TPD)の行なえる超高真空装置内で単結晶アルミニウムAl(111)表面に吸着したCH_2I_2の吸着状態について詳細に検討した。超高真空装置の背圧は約3×10^<-10>Torrであった。 まずLEEDーAESで表面が清浄化されかつ規則...
【工学】材料工学:電子エネルギー損失分光表面を含む研究件
❏半導体表面と化学結合した単一有機分子および有機分子配列系の電子物性(16310070)
【研究テーマ】ナノ構造科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】吉信 淳 東京大学, 物性研究所, 助教授 (50202403)
【キーワード】シリコン / 表面 / 有機分子 / 電子エネルギー損失分光 / 走査型トンネル顕微鏡 (他12件)
【概要】実験と理論両面からSi(100)表面に吸着した有機分子の構造と電子物性について研究を行い,以下の成果を得た. (1)低温のSi(100)c(4x2)表面に2メチルプロペンやプロピレンを吸着させ,その吸着状態を電子エネルギー損失分光(EELS),走査型トンネル顕微鏡(STM),第一原理計算を用いて詳細に調べた.非対称大マーに対してマルコフニコフ則が成り立つように吸着することが解明された. (2)低温...
❏2次元角度走査型高分解電子エネルギー損失分光による表面構造相転移の研究(11650027)
【研究テーマ】表面界面物性
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】長尾 忠昭 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (40267456)
【キーワード】HREELS / 回折 / フォノン / プラズモン / 電子 (他12件)
【概要】HREELS装置は表面フォノン分散や表面プラズモン分散の測定に威力を発揮するが、従来の装置では角度走査は1次元走査に限られ、また角度分解能も1-2゜程度であった。また、MBE中や試料加熱中または光照射中における測定は難しく、相転移の研究には極めて不向きであった。我々が新たに開発した2次元角度走査型HREELS装置は分光器-試料間の距離が従来の装置に比べて大きく、さらに試料通電加熱時における電子軌道...
【工学】プロセス・化学工学:固体表面表面を含む研究件
❏固体表面における高感度スピン検出法の開発と遷移金属酸化物への応用(17H01057)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】福谷 克之 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (10228900)
【キーワード】固体表面 / スピン / 水素 / 電子状態 / 偏極 (他11件)
【概要】本研究では,スピン偏極水素原子・水素分子線の開発を行い,固体表面での吸着・散乱にともなうスピン状態変化をレーザー分光法を用いて観測するあらたな実験手法の開発を行った.これを用いて,固体表面での化学吸着状態における水素分子の核スピン転換速度を求め,スピン転換と回転緩和機構の解明を行った.遷移金属酸化物表面における水素誘起電子状態を調べ,水素―表面間の電荷移動に起因する局在状態と非局在状態が存在するこ...
❏水素分子形成におけるスピン機構の解明(24246013)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】福谷 克之 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (10228900)
【キーワード】表面 / 水素 / スピン / 固体表面 / 異方性
【概要】本研究では,水素原子・分子線を開発し,表面での散乱・反応におけるスピン状態分布をレーザー共鳴分光法を用いて観測することで,水素と表面の相互作用の詳細を明らかにした. PdとTiO2表面では,水素原子の微視的な拡散機構を調べその原子的メカニズムを明らかにした.AgおよびPd表面について,水素分子お核スピン3重項と1重項状態を選別して熱脱離スペクトルを測定することで,両者に明確な違いがあることを見出し...
❏フェルミオン-ボゾン相互作用を通じた量子コヒーレント過程による固体表面構造操作(17540299)
【研究テーマ】物性Ⅰ
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】河合 伸 九州大学, 大学院・理学研究院, 准教授 (60204674)
【キーワード】固体表面 / 走査トンネル顕微鏡 / 構造操作 / 量子散乱 / 物性理論 (他23件)
【概要】走査トンネル顕微鏡(STM)を使った固体表面の構造操作について、機構を理論的に明らかにした。特に、STM探針から離れた表面原子操作について明らかにした。STMを使い半導体表面電子状態に注入された電子のコヒーレンス長について、フェルミオンである電子とボゾンである格子振動との相互作用を量子散乱機構としたコヒーレンス長の一般的表式を求め、ゲルマニューム表面でコヒーレンス長が長大になるバイアス電圧の存在を...
【工学】電気電子工学:スピンエレクトロニクス表面を含む研究件
❏スピン偏極走査ポテンショメトリ装置の開発と微細加工した表面ラシュバ系のスピン伝導(23686007)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】平原 徹 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (30451818)
【キーワード】表面 / スピントロニクス / 物性実験 / 表面・界面 / ナノスケール電気伝導測定技術 (他7件)
【概要】本研究の目的は微小領域の電位分布測定が可能な走査トンネルポテンショメトリ(STP)測定を行い、表面ラシュバ系の電荷・スピン伝導を検出することであった。そのために超高真空、低温、強磁場下で動作する走査トンネル顕微鏡(STM)を建設した。そしてSTP測定用の回路をこのSTM装置に組み込み、電流印加時の表面形状測定と局所電位測定が同時に行えることを実証した。具体的にはSi(111)表面上に作成できるBi...
❏ナノスケール伝導用スピンプローブの開発とそれによる表面ラシュバ系のスピン流の研究(22656011)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】平原 徹 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教 (30451818)
【キーワード】表面 / 物性実験 / 表面・界面 / スピンエレクトロニクス / 表面・界面物性
【概要】本研究ではこれまで研究代表者の所属するグループが培ってきた微小領域電気伝導測定技術をスピン伝導へと発展させるための研究を行った。まず、スピンプローブとして磁性体被覆カーボンナノチューブ(CNT)探針を作成する技術開発を行った。そして作成したCoFe被覆CNT探針を4探針走査トンネル顕微鏡(STM)に組み込んで、ビスマス超薄膜の表面状態の電流誘起スピン偏極と思われるシグナルを世界で初めて測定した。...
【工学】電気電子工学:分子線エピタキシー(MBE)表面を含む研究件
❏高温で安定な太陽電池開発の研究(23360163)
【研究テーマ】電子・電気材料工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】堀越 佳治 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (60287985)
【キーワード】太陽電池 / 温度安定性 / 励起子吸収効果 / 分子線エピタキシー / 超格子太陽電池 (他26件)
【概要】太陽電池の重要な問題点のひとつは温度上昇による特性劣化である。温度上昇によりバンドギャップが減少しVocが低下することが原因である。半導体超格子では量子効果と励起子吸収によりこの傾向が緩和されると考え、AlGaAs/GaAs超格子を用いてこれを実証した。 最適化されたAlGaAs/GaAs超格子太陽電池では、100℃という高温においてもVocとηの減少は少なく、特にdη/dTは0.22/deg.が...
❏2次元角度走査型高分解電子エネルギー損失分光による表面構造相転移の研究(11650027)
【研究テーマ】表面界面物性
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】長尾 忠昭 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (40267456)
【キーワード】HREELS / 回折 / フォノン / プラズモン / 電子 (他12件)
【概要】HREELS装置は表面フォノン分散や表面プラズモン分散の測定に威力を発揮するが、従来の装置では角度走査は1次元走査に限られ、また角度分解能も1-2゜程度であった。また、MBE中や試料加熱中または光照射中における測定は難しく、相転移の研究には極めて不向きであった。我々が新たに開発した2次元角度走査型HREELS装置は分光器-試料間の距離が従来の装置に比べて大きく、さらに試料通電加熱時における電子軌道...
【工学】電気電子工学:ペロブスカイト表面を含む研究件
❏LaAlO3/SrTiO3ヘテロ構造の原子スケール電子状態(26246022)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】一杉 太郎 東京工業大学, 物質理工学院, 教授 (90372416)
【キーワード】酸化物表面 / 界面 / 走査プローブ顕微鏡 / 走査トンネル顕微鏡 / ペロブスカイト (他21件)
【概要】遷移金属酸化物は、通常の半導体には見られない多彩な機能を示すことから、次世代エレクトロニクス材料として活発な研究が展開されている。近年、酸化物作製技術が急速に発展したことにより、原子レベルで急峻な界面を有する薄膜やヘテロ構造の作製が可能になり、新しい物性・機能が見出されている。このような酸化物薄膜やヘテロ構造が示す機能の探求・解明のためには、酸化物薄膜について、電子状態評価を原子レベル空間分解能で...
❏大強度超低速ミュオン源による表面・ナノ結晶科学への応用(16206005)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】三宅 康博 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 大強度陽子加速器計画推進部, 教授 (80209882)
【キーワード】ミュオン / 超低速ミュオン / 薄膜 / ライマンα / μ^+SR (他15件)
【概要】加速器で得られる高速なミュオンを低速化する手法として、我々は少々複雑な過程でミュオンを減速させている。きっかけは、高エネルギーのミュオンをタングステン(W)に打ち込むと、4%もの高い効率で、電子と正のミュオンが結合したミュオニウム原子(Mu)が完全に熱化して、真空中にでてくる事を実験的に発見したことに始まる。その骨子は第1に、真空中での熱エネルギーMu生成から始まり、第2にこの真空中に漂いでてきた...
【工学】土木工学:化学反応表面を含む研究件
❏位相制御したテラヘルツバルスによるレアイベント表面プロセスの駆動(20H00343)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】吉信 淳 東京大学, 物性研究所, 教授 (50202403)
【キーワード】表面 / 反応 / テラヘルツ / 分子振動 / 反応速度論 (他9件)
【概要】物性研究所極限コヒーレント光科学研究センター内の実験室に、新たに再生増幅器及び白色光を共有するツイン型光パラメトリック増幅器(OPA)を導入した。二色レーザー誘起エアプラズマによるテラヘルツ放射によって数テラヘルツから中赤外にわたる超広帯域の高強度パルスを生成する光源システムを構築した。このテラヘルツパルスは非対称なサブモノサイクル的形状をしており、電場ベクトルの向きを反転させることが可能である。...
❏表面分光による液体金属表面の電子状態解明と化学反応探索(16K13681)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】吉信 淳 東京大学, 物性研究所, 教授 (50202403)
【キーワード】液体金属 / 表面 / 清浄表面 / 光電子分光 / 酸化 (他13件)
【概要】液体金属表面の光電子分光測定用にサンプルホルダーを試作した。液体金属試料として、無害で蒸気圧が低いGaInを選んだ。まず、大気中から真空チェンバーに導入したそのままの状態のXPS測定を行なった。その結果、表面は数層にわたりGa酸化物で覆われていることがわかった。次に、液体金属の表面を清浄化するために、液体窒素で冷却しGaInを固化してArイオン・スパッタリングを行なった。表面のGa酸化物はほぼ無く...
【工学】構造・機能材料:界面構造表面を含む研究件
❏半絶縁性SiC上ウェハスケールグラフェンはエレクトロニクス応用に最適なのか?(18H01889)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】乗松 航 名古屋大学, 工学研究科, 准教授 (30409669)
【キーワード】グラフェン / 表面 / 界面構造 / 成長技術 / 界面 (他9件)
【概要】本研究では、SiC熱分解法により成長したグラフェンのキャリア移動度に影響を与える因子とその寄与を明らかにするために研究を行った。得られた実験結果から、グラフェンの質については他の手法との顕著な差はない一方で、熱分解後のSiC基板における欠陥が移動度を低下させていることが示唆された。グラフェン/SiC界面構造の影響について、高圧水素によるインターカレーションを行い、インターカレーションの初期過程にお...
❏化学修飾半導体表面-集合有機分子系の界面構造と電荷移動ダイナミクス(22360017)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】吉信 淳 東京大学, 物性研究所, 教授 (50202403)
【キーワード】有機分子 / 表面界面 / 半導体 / 光電子分光 / 電荷移動 (他14件)
【概要】本研究では,ナノスケールで制御された新奇な集合有機分子-シリコン半導体基板ハイブリッド系デバイスの探索を目的として,化学的に修飾されたシリコン半導体表面に有機単分子層および有機多層膜を構築し,その界面構造と電子状態を,放射光分光,走査トンネル顕微鏡,透過赤外吸収分光,光電子分光,4探針表面電気伝導測定で研究した ...
【工学】構造・機能材料:光触媒表面を含む研究件
❏分光測定および第一原理計算を用いた光触媒・電解液界面構造の解明(20K14775)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】佐藤 正寛 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (40805769)
【キーワード】光触媒 / 雰囲気XPS / 第一原理計算 / その場観察 / 半導体 (他13件)
【概要】安価で高耐久な水素生成用の光触媒材料が開発されればカーボンニュートラル社会の実現に貢献することが気体される。水素製造用光触媒は光触媒(半導体)/電解液界面で反応が起きるのだが、この界面があまりにも複雑なことから、体系的に光触媒材料の高効率化に向けた研究をが困難である。そこで、本研究では、分光測定法および、第一原理モデリングを併用することで、光触媒・電解液界面の構造を調べている。まずは測定結果と第一...
❏セラミックス表面の親水性に及ぼす固体階層構造と表面水膜の影響の解明(21360317)
【研究テーマ】無機材料・物性
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】中島 章 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (00302795)
【キーワード】表面 / 酸化チタン / 親水性 / 光触媒 / ヘテロポリ酸 (他12件)
【概要】各種酸化チタンとプローブ顕微鏡システムを用いて、紫外線照射により酸化チタンに生じる高度な親水性表面での水分子の吸着状態や、材料の形態、組織等が親水性に与える影響を検討した。ルチルセラミックスを用いた検討から、紫外線照射での親水化の初期は吸着有機物の酸化分解が、高度な親水化には水分子の光吸着が、それぞれ親水化に関与していることが明らかになった。また粒界の影響は少なく、表面に形成される水膜の厚さは概ね...
【工学】構造・機能材料:電気伝導表面を含む研究件
❏LaAlO3/SrTiO3ヘテロ構造の原子スケール電子状態(26246022)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】一杉 太郎 東京工業大学, 物質理工学院, 教授 (90372416)
【キーワード】酸化物表面 / 界面 / 走査プローブ顕微鏡 / 走査トンネル顕微鏡 / ペロブスカイト (他21件)
【概要】遷移金属酸化物は、通常の半導体には見られない多彩な機能を示すことから、次世代エレクトロニクス材料として活発な研究が展開されている。近年、酸化物作製技術が急速に発展したことにより、原子レベルで急峻な界面を有する薄膜やヘテロ構造の作製が可能になり、新しい物性・機能が見出されている。このような酸化物薄膜やヘテロ構造が示す機能の探求・解明のためには、酸化物薄膜について、電子状態評価を原子レベル空間分解能で...
❏化学修飾半導体表面-集合有機分子系の界面構造と電荷移動ダイナミクス(22360017)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】吉信 淳 東京大学, 物性研究所, 教授 (50202403)
【キーワード】有機分子 / 表面界面 / 半導体 / 光電子分光 / 電荷移動 (他14件)
【概要】本研究では,ナノスケールで制御された新奇な集合有機分子-シリコン半導体基板ハイブリッド系デバイスの探索を目的として,化学的に修飾されたシリコン半導体表面に有機単分子層および有機多層膜を構築し,その界面構造と電子状態を,放射光分光,走査トンネル顕微鏡,透過赤外吸収分光,光電子分光,4探針表面電気伝導測定で研究した ...
❏ツイン・マイクロ4端子プローブによる表面ナノ構造体の磁気輸送現象研究(18360018)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】松田 巌 東京大学, 物性研究所, 准教授 (00343103)
【キーワード】表面 / 薄膜 / ナノ / 磁気伝導 / 磁気抵抗 (他9件)
【概要】本研究では独立駆動型のマルチプローブによる表面磁気抵抗測定装置を世界に先駆けて開発した。本システムを用いれば (i)超高真空(10-^11~10^-10Torr)、(ii)強磁場(7T)、(iii)低温(<10K)の実験条件下での磁気抵抗測定が可能であり、また設置されたツイン・プローブステージでは測定対象に応じて、STM 探針、マイクロ4端子プローブ、マルチ配置用マクロプローブを超高真空下で...
【工学】構造・機能材料:電子状態表面を含む研究件
❏半絶縁性SiC上ウェハスケールグラフェンはエレクトロニクス応用に最適なのか?(18H01889)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】乗松 航 名古屋大学, 工学研究科, 准教授 (30409669)
【キーワード】グラフェン / 表面 / 界面構造 / 成長技術 / 界面 (他9件)
【概要】本研究では、SiC熱分解法により成長したグラフェンのキャリア移動度に影響を与える因子とその寄与を明らかにするために研究を行った。得られた実験結果から、グラフェンの質については他の手法との顕著な差はない一方で、熱分解後のSiC基板における欠陥が移動度を低下させていることが示唆された。グラフェン/SiC界面構造の影響について、高圧水素によるインターカレーションを行い、インターカレーションの初期過程にお...
❏固体表面における高感度スピン検出法の開発と遷移金属酸化物への応用(17H01057)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】福谷 克之 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (10228900)
【キーワード】固体表面 / スピン / 水素 / 電子状態 / 偏極 (他11件)
【概要】本研究では,スピン偏極水素原子・水素分子線の開発を行い,固体表面での吸着・散乱にともなうスピン状態変化をレーザー分光法を用いて観測するあらたな実験手法の開発を行った.これを用いて,固体表面での化学吸着状態における水素分子の核スピン転換速度を求め,スピン転換と回転緩和機構の解明を行った.遷移金属酸化物表面における水素誘起電子状態を調べ,水素―表面間の電荷移動に起因する局在状態と非局在状態が存在するこ...
❏表面分光による液体金属表面の電子状態解明と化学反応探索(16K13681)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】吉信 淳 東京大学, 物性研究所, 教授 (50202403)
【キーワード】液体金属 / 表面 / 清浄表面 / 光電子分光 / 酸化 (他13件)
【概要】液体金属表面の光電子分光測定用にサンプルホルダーを試作した。液体金属試料として、無害で蒸気圧が低いGaInを選んだ。まず、大気中から真空チェンバーに導入したそのままの状態のXPS測定を行なった。その結果、表面は数層にわたりGa酸化物で覆われていることがわかった。次に、液体金属の表面を清浄化するために、液体窒素で冷却しGaInを固化してArイオン・スパッタリングを行なった。表面のGa酸化物はほぼ無く...
【工学】総合工学:シリコン表面を含む研究件
❏半導体表面/界面における特異な電子フォノン散乱の起源の解明(19K15050)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】田中 貴久 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 助教 (30782081)
【キーワード】シリコン / ナノワイヤ / フォノン散乱 / 界面 / 表面 (他7件)
【概要】本年度は主に、1)シリコンナノ構造界面におけるフォノン散乱の変調と2)金属系材料の抵抗率計算で進展があった。 1)シリコンナノ構造界面におけるフォノン散乱の変調については、昨年度まで実施していた分子動力学計算・強結合近似計算・量子輸送計算を連携した手法を用いて移動度の温度依存性を計算した。その結果、酸化膜で被覆されたシリコンナノワイヤ中の電子移動度の方が、水素終端シリコンナノワイヤ中の電子移動度よ...
❏化学修飾半導体表面-集合有機分子系の界面構造と電荷移動ダイナミクス(22360017)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】吉信 淳 東京大学, 物性研究所, 教授 (50202403)
【キーワード】有機分子 / 表面界面 / 半導体 / 光電子分光 / 電荷移動 (他14件)
【概要】本研究では,ナノスケールで制御された新奇な集合有機分子-シリコン半導体基板ハイブリッド系デバイスの探索を目的として,化学的に修飾されたシリコン半導体表面に有機単分子層および有機多層膜を構築し,その界面構造と電子状態を,放射光分光,走査トンネル顕微鏡,透過赤外吸収分光,光電子分光,4探針表面電気伝導測定で研究した ...
❏フェルミオン-ボゾン相互作用を通じた量子コヒーレント過程による固体表面構造操作(17540299)
【研究テーマ】物性Ⅰ
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】河合 伸 九州大学, 大学院・理学研究院, 准教授 (60204674)
【キーワード】固体表面 / 走査トンネル顕微鏡 / 構造操作 / 量子散乱 / 物性理論 (他23件)
【概要】走査トンネル顕微鏡(STM)を使った固体表面の構造操作について、機構を理論的に明らかにした。特に、STM探針から離れた表面原子操作について明らかにした。STMを使い半導体表面電子状態に注入された電子のコヒーレンス長について、フェルミオンである電子とボゾンである格子振動との相互作用を量子散乱機構としたコヒーレンス長の一般的表式を求め、ゲルマニューム表面でコヒーレンス長が長大になるバイアス電圧の存在を...
【工学】総合工学:ピコ秒表面を含む研究件
❏ヘテロ界面二次元電子系からの電界電子放射現象の解明とピコ秒電子源への応用(10450017)
【研究テーマ】表面界面物性
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】岡野 達雄 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (60011219)
【キーワード】電界電子放射 / 表面 / 二次元 / 電子源 / ピコ秒 (他12件)
【概要】半導体超格子構造に局在する二次元電子系からの電界電子放射現象について研究を行った.従来、超格子構造を横断して、層間を垂直方向にトンネルする電界電子放射現象の研究がなされてきたが、本研究では、ヘテロ界面の面内に平行に運動する電子の電界電子放射される過程に注目して研究を行った.電界放射陰極試料として、GaAs/GaAlAsの超格子構造を作成した.GaAs層とn-GaAlAs層の厚さは、それぞれ10nm...
❏固体表面における電子励起状態のダイナミクス(08404039)
【研究テーマ】物理化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1996 - 1998
【研究代表者】廣瀬 千秋 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (70016723)
【キーワード】SFG / SHG / 超高速現象 / 固体表面 / 励起状態 (他23件)
【概要】1. COが吸着したNi(111)及びNiO(111)表面の和周波分光による観察 CO/Ni(111),CO/NiO(111)/Ni(111)系を可視及び紫外光パルスで照射したときの過渡的なSFGスペクトルを観察し、前者では波長266nmのパルス光の照射、後者では266,532nmのパルス光の照射で、過渡的な振動バンドが出現することを見出した。我々は最初、光照射によって振動励起状態が高い効率で生成...
【工学】総合工学:格子欠陥表面を含む研究件
❏材料組織からのトライボロジー・エンジニアリング: 濡れる材料表面設計(22H00261)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2022-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】戸高 義一 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (50345956)
【キーワード】トライボロジー / 濡れ / 材料組織 / 格子欠陥 / 表面
【概要】
❏粒界構造を高度に制御したチタン酸ストロンチウム双結晶デバイスの作製(18360302)
【研究テーマ】金属物性
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】山本 剛久 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (20220478)
【キーワード】チタン酸ストロンチウム / 粒界 / 格子欠陥 / 双結晶 / HRTEM (他15件)
【概要】結晶方位を規定した単結晶を熱拡散接合した双結晶を用いて粒界静電ポテンシャル障壁の電気特性と粒界原子構造について調べた。粒界障壁は粒界に形成された粒界転位の密度と密接に関係することを明らかにし、単位長さ当たりの粒界転位が捕獲できる電子数を見積もった。さらに、SrTiO3結晶中における点欠陥の形成エネルギーを第一原理計算から求め、Srイオン空孔の形成エネルギーが最も低いことを見出した。 ...
【工学】総合工学:スピン表面を含む研究件
❏固体表面における高感度スピン検出法の開発と遷移金属酸化物への応用(17H01057)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】福谷 克之 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (10228900)
【キーワード】固体表面 / スピン / 水素 / 電子状態 / 偏極 (他11件)
【概要】本研究では,スピン偏極水素原子・水素分子線の開発を行い,固体表面での吸着・散乱にともなうスピン状態変化をレーザー分光法を用いて観測するあらたな実験手法の開発を行った.これを用いて,固体表面での化学吸着状態における水素分子の核スピン転換速度を求め,スピン転換と回転緩和機構の解明を行った.遷移金属酸化物表面における水素誘起電子状態を調べ,水素―表面間の電荷移動に起因する局在状態と非局在状態が存在するこ...
❏水素分子形成におけるスピン機構の解明(24246013)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】福谷 克之 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (10228900)
【キーワード】表面 / 水素 / スピン / 固体表面 / 異方性
【概要】本研究では,水素原子・分子線を開発し,表面での散乱・反応におけるスピン状態分布をレーザー共鳴分光法を用いて観測することで,水素と表面の相互作用の詳細を明らかにした. PdとTiO2表面では,水素原子の微視的な拡散機構を調べその原子的メカニズムを明らかにした.AgおよびPd表面について,水素分子お核スピン3重項と1重項状態を選別して熱脱離スペクトルを測定することで,両者に明確な違いがあることを見出し...
❏スピン偏極陽電子消滅の基礎構築と新奇スピン現象の解明(24310072)
【研究テーマ】量子ビーム科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】河裾 厚男 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 先端基礎研究センター, 研究員 (20354946)
【キーワード】スピン / 陽電子 / スピントロニクス / 磁性 / 表面 (他23件)
【概要】3d及び4f強磁性金属のスピン偏極陽電子消滅実験を通じて、その手法の基礎を構築した。さらにその応用研究の結果、(i)ホイスラー合金Co2MnSiとNiMnSbが高いハーフメタル性を持っていること、(ii)Pd,Pt,Ta,W及びBi/Ag最表面において電流駆動によるスピン偏極が起こること、(ii)ZnOとSnO2中のカチオン空孔に外部磁場で揃う磁気モーメントが付随すること、などを見出した。 ...
【工学】総合工学:超低速ミュオン表面を含む研究件
❏大強度超低速ミュオン源による表面・ナノ結晶科学への応用(16206005)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】三宅 康博 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 大強度陽子加速器計画推進部, 教授 (80209882)
【キーワード】ミュオン / 超低速ミュオン / 薄膜 / ライマンα / μ^+SR (他15件)
【概要】加速器で得られる高速なミュオンを低速化する手法として、我々は少々複雑な過程でミュオンを減速させている。きっかけは、高エネルギーのミュオンをタングステン(W)に打ち込むと、4%もの高い効率で、電子と正のミュオンが結合したミュオニウム原子(Mu)が完全に熱化して、真空中にでてくる事を実験的に発見したことに始まる。その骨子は第1に、真空中での熱エネルギーMu生成から始まり、第2にこの真空中に漂いでてきた...
❏ライマンα光共鳴イオン化法による超低速ミュオンの発生とナノ結晶研究への応用(16656295)
【研究テーマ】原子力学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】三宅 康博 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 大強度陽子加速器計画推進部, 助手 (80209882)
【キーワード】ミュオン / 偏極 / スピン / 超低速ミュオン / 物性 (他8件)
【概要】最近、表面ミュオンビームから、超低速ミュオンを作り出すことに成功し、いよいよ本格的な表面物性への応用も視野に入れることが可能となってきた。本研究の目的は、超低速ミュオンの特徴を生かして、ナノ構造・表面界面の磁性原子スピンのダイナミクスを調べるスピントロニクスへの展開を目指した物性研究、半導体ナノクリスタルに於ける表面水素の役割を解明する研究、金属表面での触媒反応における水素状原子の役割を解明する表...
【工学】総合工学:酸化物表面を含む研究件
❏原子スケール酸化物表面制御を基盤とした革新的環境・エネルギー材料創製(18H03876)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】一杉 太郎 東京工業大学, 物質理工学院, 教授 (90372416)
【キーワード】酸化物 / 表面 / 界面 / 固体化学 / 電池 (他6件)
【概要】金属元素を含む複合酸化物の表面と界面は、電池反応や触媒反応が起きる舞台として極めて重要である。しかし、複合酸化物について 、原子レベル空間分解能で表面や界面の電子状態を明らかにすることは難しい。そこで代表者らは、金属酸化物エピタキシャル薄膜作製技術と走査トンネル顕微鏡(STM )技術を組み合わせ、金属酸化物薄膜表面における原子構造や特異な電子状態を明らかにしてきた。そして本研究では、その表面・界面...
❏固体表面における高感度スピン検出法の開発と遷移金属酸化物への応用(17H01057)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】福谷 克之 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (10228900)
【キーワード】固体表面 / スピン / 水素 / 電子状態 / 偏極 (他11件)
【概要】本研究では,スピン偏極水素原子・水素分子線の開発を行い,固体表面での吸着・散乱にともなうスピン状態変化をレーザー分光法を用いて観測するあらたな実験手法の開発を行った.これを用いて,固体表面での化学吸着状態における水素分子の核スピン転換速度を求め,スピン転換と回転緩和機構の解明を行った.遷移金属酸化物表面における水素誘起電子状態を調べ,水素―表面間の電荷移動に起因する局在状態と非局在状態が存在するこ...
❏LaAlO3/SrTiO3ヘテロ構造の原子スケール電子状態(26246022)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】一杉 太郎 東京工業大学, 物質理工学院, 教授 (90372416)
【キーワード】酸化物表面 / 界面 / 走査プローブ顕微鏡 / 走査トンネル顕微鏡 / ペロブスカイト (他21件)
【概要】遷移金属酸化物は、通常の半導体には見られない多彩な機能を示すことから、次世代エレクトロニクス材料として活発な研究が展開されている。近年、酸化物作製技術が急速に発展したことにより、原子レベルで急峻な界面を有する薄膜やヘテロ構造の作製が可能になり、新しい物性・機能が見出されている。このような酸化物薄膜やヘテロ構造が示す機能の探求・解明のためには、酸化物薄膜について、電子状態評価を原子レベル空間分解能で...
【工学】総合工学:半導体表面を含む研究件
❏分光測定および第一原理計算を用いた光触媒・電解液界面構造の解明(20K14775)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】佐藤 正寛 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (40805769)
【キーワード】光触媒 / 雰囲気XPS / 第一原理計算 / その場観察 / 半導体 (他13件)
【概要】安価で高耐久な水素生成用の光触媒材料が開発されればカーボンニュートラル社会の実現に貢献することが気体される。水素製造用光触媒は光触媒(半導体)/電解液界面で反応が起きるのだが、この界面があまりにも複雑なことから、体系的に光触媒材料の高効率化に向けた研究をが困難である。そこで、本研究では、分光測定法および、第一原理モデリングを併用することで、光触媒・電解液界面の構造を調べている。まずは測定結果と第一...
❏高温で安定な太陽電池開発の研究(23360163)
【研究テーマ】電子・電気材料工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】堀越 佳治 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (60287985)
【キーワード】太陽電池 / 温度安定性 / 励起子吸収効果 / 分子線エピタキシー / 超格子太陽電池 (他26件)
【概要】太陽電池の重要な問題点のひとつは温度上昇による特性劣化である。温度上昇によりバンドギャップが減少しVocが低下することが原因である。半導体超格子では量子効果と励起子吸収によりこの傾向が緩和されると考え、AlGaAs/GaAs超格子を用いてこれを実証した。 最適化されたAlGaAs/GaAs超格子太陽電池では、100℃という高温においてもVocとηの減少は少なく、特にdη/dTは0.22/deg.が...
❏化学修飾半導体表面-集合有機分子系の界面構造と電荷移動ダイナミクス(22360017)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】吉信 淳 東京大学, 物性研究所, 教授 (50202403)
【キーワード】有機分子 / 表面界面 / 半導体 / 光電子分光 / 電荷移動 (他14件)
【概要】本研究では,ナノスケールで制御された新奇な集合有機分子-シリコン半導体基板ハイブリッド系デバイスの探索を目的として,化学的に修飾されたシリコン半導体表面に有機単分子層および有機多層膜を構築し,その界面構造と電子状態を,放射光分光,走査トンネル顕微鏡,透過赤外吸収分光,光電子分光,4探針表面電気伝導測定で研究した ...
【工学】総合工学:水素原子表面を含む研究件
❏大強度超低速ミュオン源による表面・ナノ結晶科学への応用(16206005)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】三宅 康博 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 大強度陽子加速器計画推進部, 教授 (80209882)
【キーワード】ミュオン / 超低速ミュオン / 薄膜 / ライマンα / μ^+SR (他15件)
【概要】加速器で得られる高速なミュオンを低速化する手法として、我々は少々複雑な過程でミュオンを減速させている。きっかけは、高エネルギーのミュオンをタングステン(W)に打ち込むと、4%もの高い効率で、電子と正のミュオンが結合したミュオニウム原子(Mu)が完全に熱化して、真空中にでてくる事を実験的に発見したことに始まる。その骨子は第1に、真空中での熱エネルギーMu生成から始まり、第2にこの真空中に漂いでてきた...
❏ライマンα光共鳴イオン化法による超低速ミュオンの発生とナノ結晶研究への応用(16656295)
【研究テーマ】原子力学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】三宅 康博 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 大強度陽子加速器計画推進部, 助手 (80209882)
【キーワード】ミュオン / 偏極 / スピン / 超低速ミュオン / 物性 (他8件)
【概要】最近、表面ミュオンビームから、超低速ミュオンを作り出すことに成功し、いよいよ本格的な表面物性への応用も視野に入れることが可能となってきた。本研究の目的は、超低速ミュオンの特徴を生かして、ナノ構造・表面界面の磁性原子スピンのダイナミクスを調べるスピントロニクスへの展開を目指した物性研究、半導体ナノクリスタルに於ける表面水素の役割を解明する研究、金属表面での触媒反応における水素状原子の役割を解明する表...
【工学】総合工学:水素製造表面を含む研究件
❏分光測定および第一原理計算を用いた光触媒・電解液界面構造の解明(20K14775)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】佐藤 正寛 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (40805769)
【キーワード】光触媒 / 雰囲気XPS / 第一原理計算 / その場観察 / 半導体 (他13件)
【概要】安価で高耐久な水素生成用の光触媒材料が開発されればカーボンニュートラル社会の実現に貢献することが気体される。水素製造用光触媒は光触媒(半導体)/電解液界面で反応が起きるのだが、この界面があまりにも複雑なことから、体系的に光触媒材料の高効率化に向けた研究をが困難である。そこで、本研究では、分光測定法および、第一原理モデリングを併用することで、光触媒・電解液界面の構造を調べている。まずは測定結果と第一...
❏高効率選択酸化及び燃料電池酸化触媒の開発とリアルタイム構造情報に関する研究(18106013)
【研究テーマ】触媒・資源化学プロセス
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2006 - 2011
【研究代表者】岩澤 康裕 電気通信大学, 大学院・情報理工学研究科, 教授 (40018015)
【キーワード】燃料電池触媒 / 選択酸化反応 / ベンゼン酸化 / PROX反応 / 触媒設計 (他25件)
【概要】時間分解X線吸収微細構造(XAFS)法を用いて、触媒反応中の活性構造自身の構造速度論/ダイナミクス論の新たな研究分野を開拓し、環境・エネルギー及びグリーンケミストリーに関連した選択触媒反応の動的解析を行った。その結果、ベンゼンからの直接フェノール合成触媒を発見及び燃料電池用PROX新規触媒を開発し、それらの活性構造を提案した。また、燃料電池カソード白金系触媒の構造・電子状態のヒステリシス挙動や新た...
【工学】総合工学:微粒子表面を含む研究件
❏金属間化合物表面の特異性を利用した触媒機能の解明および高機能触媒の創生(16H04565)
【研究テーマ】触媒・資源化学プロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】小松 隆之 東京工業大学, 理学院, 教授 (40186797)
【キーワード】金属間化合物 / 合金 / 触媒 / 水素化 / 選択性 (他19件)
【概要】金属間化合物は合金の一種であり、2種類の金属原子が規則的な配列すなわち結晶構造をとる。組成の違いによりそれぞれの化合物は特有の結晶構造を持つため、表面における原子配列も化合物により異なる。このような特異な表面は、2種の原子がランダムに配置している通常の固溶体合金には存在しない。我々は遷移元素と典型元素との様々な組み合わせからなる金属間化合物を、ナノメートルサイズの粒子状でシリカゲル表面に形成するこ...
❏合金中に析出する擬多面体状粒子における形状の由来(19560690)
【研究テーマ】複合材料・物性
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】尾中 晋 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (40194576)
【キーワード】表面 / 界面 / 析出物 / 平衡形状 / 擬多面体 (他6件)
【概要】微量なAgを含むCu合金など,適当な組成の合金を高温域で保持すると,固体内拡散で合金を構成する原子が移動し,析出物と呼ばれる粒子が形成される.この析出物の形状や大きさは材料における種々の性質を支配するため,どういった機構により析出物の形状や大きさが決定されているかを解明することは,工業的にも学術的にも極めて重要である.本研究は,合金中に析出する擬多面体形状(多面体に近いものの丸い角を持つ形状)の析...
❏陽電子消滅によるアモルファスシリカ微粒子表面の常磁性中心の研究(07740243)
【研究テーマ】固体物性Ⅰ(光物性・半導体・誘電体)
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1995
【研究代表者】斎藤 晴雄 東京大学, 教養学部, 助手 (60235059)
【キーワード】陽電子 / 陽電子消滅 / ポジトロン / ポジトロニウム / 常磁性中心 (他7件)
【概要】ポジトロンを微粒子系に入射すると、多くの場合、微粒子間に、陽電子と電子の水素状束縛状態であるポジトロニウムが生成する。このポジトロニウムは、微粒子内に浸入せず、微粒子の最表面をサンプリングする性質を持っている。また、ポジトロニウムは、不対電子とスピン交換反応を起こすことがしられている。この、ポジトロニウムを用いて、微粒子表面に照射で生じた常磁性中心を調べるのが、本研究の目的である。 陽電子寿命測定...
【工学】総合工学:第一原理計算表面を含む研究件
❏分光測定および第一原理計算を用いた光触媒・電解液界面構造の解明(20K14775)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】佐藤 正寛 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (40805769)
【キーワード】光触媒 / 雰囲気XPS / 第一原理計算 / その場観察 / 半導体 (他13件)
【概要】安価で高耐久な水素生成用の光触媒材料が開発されればカーボンニュートラル社会の実現に貢献することが気体される。水素製造用光触媒は光触媒(半導体)/電解液界面で反応が起きるのだが、この界面があまりにも複雑なことから、体系的に光触媒材料の高効率化に向けた研究をが困難である。そこで、本研究では、分光測定法および、第一原理モデリングを併用することで、光触媒・電解液界面の構造を調べている。まずは測定結果と第一...
❏スピン偏極陽電子消滅の基礎構築と新奇スピン現象の解明(24310072)
【研究テーマ】量子ビーム科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】河裾 厚男 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 先端基礎研究センター, 研究員 (20354946)
【キーワード】スピン / 陽電子 / スピントロニクス / 磁性 / 表面 (他23件)
【概要】3d及び4f強磁性金属のスピン偏極陽電子消滅実験を通じて、その手法の基礎を構築した。さらにその応用研究の結果、(i)ホイスラー合金Co2MnSiとNiMnSbが高いハーフメタル性を持っていること、(ii)Pd,Pt,Ta,W及びBi/Ag最表面において電流駆動によるスピン偏極が起こること、(ii)ZnOとSnO2中のカチオン空孔に外部磁場で揃う磁気モーメントが付随すること、などを見出した。 ...
❏半導体表面と化学結合した単一有機分子および有機分子配列系の電子物性(16310070)
【研究テーマ】ナノ構造科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】吉信 淳 東京大学, 物性研究所, 助教授 (50202403)
【キーワード】シリコン / 表面 / 有機分子 / 電子エネルギー損失分光 / 走査型トンネル顕微鏡 (他12件)
【概要】実験と理論両面からSi(100)表面に吸着した有機分子の構造と電子物性について研究を行い,以下の成果を得た. (1)低温のSi(100)c(4x2)表面に2メチルプロペンやプロピレンを吸着させ,その吸着状態を電子エネルギー損失分光(EELS),走査型トンネル顕微鏡(STM),第一原理計算を用いて詳細に調べた.非対称大マーに対してマルコフニコフ則が成り立つように吸着することが解明された. (2)低温...
【工学】総合工学:界面表面を含む研究件
❏小区分30010:結晶工学関連(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】グラフェン
【研究期間】表面
【研究代表者】界面構造
【キーワード】成長技術
【概要】安価で高耐久な水素生成用の光触媒材料が開発されればカーボンニュートラル社会の実現に貢献することが気体される。水素製造用光触媒は光触媒(半導体)/電解液界面で反応が起きるのだが、この界面があまりにも複雑なことから、体系的に光触媒材料の高効率化に向けた研究をが困難である。そこで、本研究では、分光測定法および、第一原理モデリングを併用することで、光触媒・電解液界面の構造を調べている。まずは測定結果と第一...
❏半導体表面/界面における特異な電子フォノン散乱の起源の解明(19K15050)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】田中 貴久 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 助教 (30782081)
【キーワード】シリコン / ナノワイヤ / フォノン散乱 / 界面 / 表面 (他7件)
【概要】本年度は主に、1)シリコンナノ構造界面におけるフォノン散乱の変調と2)金属系材料の抵抗率計算で進展があった。 1)シリコンナノ構造界面におけるフォノン散乱の変調については、昨年度まで実施していた分子動力学計算・強結合近似計算・量子輸送計算を連携した手法を用いて移動度の温度依存性を計算した。その結果、酸化膜で被覆されたシリコンナノワイヤ中の電子移動度の方が、水素終端シリコンナノワイヤ中の電子移動度よ...
❏半絶縁性SiC上ウェハスケールグラフェンはエレクトロニクス応用に最適なのか?(18H01889)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】乗松 航 名古屋大学, 工学研究科, 准教授 (30409669)
【キーワード】グラフェン / 表面 / 界面構造 / 成長技術 / 界面 (他9件)
【概要】本研究では、SiC熱分解法により成長したグラフェンのキャリア移動度に影響を与える因子とその寄与を明らかにするために研究を行った。得られた実験結果から、グラフェンの質については他の手法との顕著な差はない一方で、熱分解後のSiC基板における欠陥が移動度を低下させていることが示唆された。グラフェン/SiC界面構造の影響について、高圧水素によるインターカレーションを行い、インターカレーションの初期過程にお...
【工学】総合工学:ヒ化ガリウム(GaAs)表面を含む研究件
❏ヘテロ界面二次元電子系からの電界電子放射現象の解明とピコ秒電子源への応用(10450017)
【研究テーマ】表面界面物性
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】岡野 達雄 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (60011219)
【キーワード】電界電子放射 / 表面 / 二次元 / 電子源 / ピコ秒 (他12件)
【概要】半導体超格子構造に局在する二次元電子系からの電界電子放射現象について研究を行った.従来、超格子構造を横断して、層間を垂直方向にトンネルする電界電子放射現象の研究がなされてきたが、本研究では、ヘテロ界面の面内に平行に運動する電子の電界電子放射される過程に注目して研究を行った.電界放射陰極試料として、GaAs/GaAlAsの超格子構造を作成した.GaAs層とn-GaAlAs層の厚さは、それぞれ10nm...
❏超微細構造半導体上磁性ドットの量子干渉複合界面効果の研究(10440106)
【研究テーマ】固体物性Ⅱ(磁性・金属・低温)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】堀 秀信 北陸先端科学技術大学院大学, 材料科学研究科, 教授 (20028244)
【キーワード】ナノ粒子 / 複合化 / 半導体 / 強磁性金属 / GaAs (他19件)
【概要】この研究の過程で見いだした重要な結果はPt,Pd,Auなど化学的に安定でバルクでは磁性と無縁と思われる貴金属でも、ナノ微粒子になると強磁性になることをみいだした点である。とくにPdやAuは原子の状態でも非磁性であるがナノサイズの粒子状態だけで磁性が出現する。つまり微粒子状態でだけで成り立つ独特の磁性出現機構のあることを世界で初めて明らかにした。またPt原子でも、(当然微粒子状態でも)磁性を帯びてい...
【工学】総合工学:スピントロニクス表面を含む研究件
❏スピン偏極陽電子消滅の基礎構築と新奇スピン現象の解明(24310072)
【研究テーマ】量子ビーム科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】河裾 厚男 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 先端基礎研究センター, 研究員 (20354946)
【キーワード】スピン / 陽電子 / スピントロニクス / 磁性 / 表面 (他23件)
【概要】3d及び4f強磁性金属のスピン偏極陽電子消滅実験を通じて、その手法の基礎を構築した。さらにその応用研究の結果、(i)ホイスラー合金Co2MnSiとNiMnSbが高いハーフメタル性を持っていること、(ii)Pd,Pt,Ta,W及びBi/Ag最表面において電流駆動によるスピン偏極が起こること、(ii)ZnOとSnO2中のカチオン空孔に外部磁場で揃う磁気モーメントが付随すること、などを見出した。 ...
❏スピン偏極走査ポテンショメトリ装置の開発と微細加工した表面ラシュバ系のスピン伝導(23686007)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】平原 徹 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (30451818)
【キーワード】表面 / スピントロニクス / 物性実験 / 表面・界面 / ナノスケール電気伝導測定技術 (他7件)
【概要】本研究の目的は微小領域の電位分布測定が可能な走査トンネルポテンショメトリ(STP)測定を行い、表面ラシュバ系の電荷・スピン伝導を検出することであった。そのために超高真空、低温、強磁場下で動作する走査トンネル顕微鏡(STM)を建設した。そしてSTP測定用の回路をこのSTM装置に組み込み、電流印加時の表面形状測定と局所電位測定が同時に行えることを実証した。具体的にはSi(111)表面上に作成できるBi...
【工学】総合工学:グラフェン表面を含む研究件
❏半絶縁性SiC上ウェハスケールグラフェンはエレクトロニクス応用に最適なのか?(18H01889)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】乗松 航 名古屋大学, 工学研究科, 准教授 (30409669)
【キーワード】グラフェン / 表面 / 界面構造 / 成長技術 / 界面 (他9件)
【概要】本研究では、SiC熱分解法により成長したグラフェンのキャリア移動度に影響を与える因子とその寄与を明らかにするために研究を行った。得られた実験結果から、グラフェンの質については他の手法との顕著な差はない一方で、熱分解後のSiC基板における欠陥が移動度を低下させていることが示唆された。グラフェン/SiC界面構造の影響について、高圧水素によるインターカレーションを行い、インターカレーションの初期過程にお...
❏次世代超高速デバイス実現に向けた新規ディラック原子層材料の開発(18H03874)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】松田 巌 東京大学, 物性研究所, 准教授 (00343103)
【キーワード】原子層 / ディラック電子 / ホウ素 / ダイナミクス / ボロフェン (他15件)
【概要】超高速デバイス実現に向けて、ホウ素の単原子シート「ボロフェン」とグラフェンの誘導体を中心に新たなディラック電子系原子層材料の開発を行なった。準結晶2層グラフェンについて光誘起で過渡的に起電力が発生することを観測し、層間の「ねじれ角」がキャリアダイナミクスに影響することが分かった。ボロフェンの水素化物「ボロファン(HB)」の多形体を研究し、トポロジカルの数理を元に5,7員環から構成されるものに大きな...
【工学】総合工学:表面・界面物性表面を含む研究件
❏LaAlO3/SrTiO3ヘテロ構造の原子スケール電子状態(26246022)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】一杉 太郎 東京工業大学, 物質理工学院, 教授 (90372416)
【キーワード】酸化物表面 / 界面 / 走査プローブ顕微鏡 / 走査トンネル顕微鏡 / ペロブスカイト (他21件)
【概要】遷移金属酸化物は、通常の半導体には見られない多彩な機能を示すことから、次世代エレクトロニクス材料として活発な研究が展開されている。近年、酸化物作製技術が急速に発展したことにより、原子レベルで急峻な界面を有する薄膜やヘテロ構造の作製が可能になり、新しい物性・機能が見出されている。このような酸化物薄膜やヘテロ構造が示す機能の探求・解明のためには、酸化物薄膜について、電子状態評価を原子レベル空間分解能で...
❏スピン偏極走査ポテンショメトリ装置の開発と微細加工した表面ラシュバ系のスピン伝導(23686007)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】平原 徹 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (30451818)
【キーワード】表面 / スピントロニクス / 物性実験 / 表面・界面 / ナノスケール電気伝導測定技術 (他7件)
【概要】本研究の目的は微小領域の電位分布測定が可能な走査トンネルポテンショメトリ(STP)測定を行い、表面ラシュバ系の電荷・スピン伝導を検出することであった。そのために超高真空、低温、強磁場下で動作する走査トンネル顕微鏡(STM)を建設した。そしてSTP測定用の回路をこのSTM装置に組み込み、電流印加時の表面形状測定と局所電位測定が同時に行えることを実証した。具体的にはSi(111)表面上に作成できるBi...
❏ナノスケール伝導用スピンプローブの開発とそれによる表面ラシュバ系のスピン流の研究(22656011)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】平原 徹 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教 (30451818)
【キーワード】表面 / 物性実験 / 表面・界面 / スピンエレクトロニクス / 表面・界面物性
【概要】本研究ではこれまで研究代表者の所属するグループが培ってきた微小領域電気伝導測定技術をスピン伝導へと発展させるための研究を行った。まず、スピンプローブとして磁性体被覆カーボンナノチューブ(CNT)探針を作成する技術開発を行った。そして作成したCoFe被覆CNT探針を4探針走査トンネル顕微鏡(STM)に組み込んで、ビスマス超薄膜の表面状態の電流誘起スピン偏極と思われるシグナルを世界で初めて測定した。...
【工学】総合工学:走査プローブ顕微鏡表面を含む研究件
❏LaAlO3/SrTiO3ヘテロ構造の原子スケール電子状態(26246022)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】一杉 太郎 東京工業大学, 物質理工学院, 教授 (90372416)
【キーワード】酸化物表面 / 界面 / 走査プローブ顕微鏡 / 走査トンネル顕微鏡 / ペロブスカイト (他21件)
【概要】遷移金属酸化物は、通常の半導体には見られない多彩な機能を示すことから、次世代エレクトロニクス材料として活発な研究が展開されている。近年、酸化物作製技術が急速に発展したことにより、原子レベルで急峻な界面を有する薄膜やヘテロ構造の作製が可能になり、新しい物性・機能が見出されている。このような酸化物薄膜やヘテロ構造が示す機能の探求・解明のためには、酸化物薄膜について、電子状態評価を原子レベル空間分解能で...
❏走査プローブ顕微鏡(SPM)による原子レベルでの珪酸塩鉱物溶解機構の解明(12640464)
【研究テーマ】岩石・鉱物・鉱床学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】小暮 敏博 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (50282728)
【キーワード】走査プローブ顕微鏡 / 表面 / 溶解 / 黒雲母 / かんらん石 (他12件)
【概要】この2年間の研究に於いて、SPMを用いて珪酸塩鉱物の溶解過程を原子レベルで観察するという、当初考えていた目標はほぼ達成することができた。特に次の2例については大きな成功であったと言える。ひとつは黒雲母(biotite)の劈開表面の溶解をその場観察することに成功した。黒雲母の(001)面はpH=1の硝酸溶液中で、その多くは1層ごとに溶解が進行し、この1層の溶解は表面に高密度のエッチピットがランダムに...
【工学】総合工学:金属酸化物表面を含む研究件
❏固体表面における高感度スピン検出法の開発と遷移金属酸化物への応用(17H01057)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】福谷 克之 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (10228900)
【キーワード】固体表面 / スピン / 水素 / 電子状態 / 偏極 (他11件)
【概要】本研究では,スピン偏極水素原子・水素分子線の開発を行い,固体表面での吸着・散乱にともなうスピン状態変化をレーザー分光法を用いて観測するあらたな実験手法の開発を行った.これを用いて,固体表面での化学吸着状態における水素分子の核スピン転換速度を求め,スピン転換と回転緩和機構の解明を行った.遷移金属酸化物表面における水素誘起電子状態を調べ,水素―表面間の電荷移動に起因する局在状態と非局在状態が存在するこ...
❏LaAlO3/SrTiO3ヘテロ構造の原子スケール電子状態(26246022)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】一杉 太郎 東京工業大学, 物質理工学院, 教授 (90372416)
【キーワード】酸化物表面 / 界面 / 走査プローブ顕微鏡 / 走査トンネル顕微鏡 / ペロブスカイト (他21件)
【概要】遷移金属酸化物は、通常の半導体には見られない多彩な機能を示すことから、次世代エレクトロニクス材料として活発な研究が展開されている。近年、酸化物作製技術が急速に発展したことにより、原子レベルで急峻な界面を有する薄膜やヘテロ構造の作製が可能になり、新しい物性・機能が見出されている。このような酸化物薄膜やヘテロ構造が示す機能の探求・解明のためには、酸化物薄膜について、電子状態評価を原子レベル空間分解能で...
【工学】総合工学:ナノ粒子表面を含む研究件
❏ナノ粒子表面と準安定結晶構造に起因する赤外スペクトルの探求(22654022)
【研究テーマ】天文学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】木村 勇気 東北大学, 大学院・理学研究科, 助教 (50449542)
【キーワード】ナノ粒子 / 赤外スペクトル / 宇宙ダスト / 天体観測 / 表面 (他6件)
【概要】天体のスペクトルに多数の未同定バンドが残っている一因はナノ領域に現れる特異現象にあると考え、ナノ粒子の赤外スペクトルを実験室で得ることを目的に研究を立ち上げた。赤外スペクトルその場観測装置を新たに作製し、気相中をフリーに漂うナノ粒子の赤外スペクトルを測定できるようになった。実際に測定した結果、従来のバルクやKBr錠剤法に比べ、ピーク位置のシフトと半値幅の大幅な減少が確認でき、未同定バンドの解明に向...
❏表面化学反応速度の測定と表面設計に関する研究(19550008)
【研究テーマ】物理化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】佐々木 岳彦 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (90242099)
【キーワード】表面 / 界面 / 密度汎関数法 / ベンゼン酸化 / ゼオライト (他20件)
【概要】表面化学反応の速度の測定法の確立と高活性を示す触媒を設計するための指針を確立することを目的として、本研究を遂行した。電子刺激脱離装置にパルス分子線と窒素レーザー励起を組み込んだ。TAP装置の改良を行い、シリカ担持ニッケル触媒のバイオガスから合成ガスへの変換過程を測定した。固定化可能なイオン液体を開発し、有効な触媒を開発した。また、コバルト酸化物、コバルト水酸化物のナノ結晶の形状制御と、それらの触媒...
❏高効率選択酸化及び燃料電池酸化触媒の開発とリアルタイム構造情報に関する研究(18106013)
【研究テーマ】触媒・資源化学プロセス
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2006 - 2011
【研究代表者】岩澤 康裕 電気通信大学, 大学院・情報理工学研究科, 教授 (40018015)
【キーワード】燃料電池触媒 / 選択酸化反応 / ベンゼン酸化 / PROX反応 / 触媒設計 (他25件)
【概要】時間分解X線吸収微細構造(XAFS)法を用いて、触媒反応中の活性構造自身の構造速度論/ダイナミクス論の新たな研究分野を開拓し、環境・エネルギー及びグリーンケミストリーに関連した選択触媒反応の動的解析を行った。その結果、ベンゼンからの直接フェノール合成触媒を発見及び燃料電池用PROX新規触媒を開発し、それらの活性構造を提案した。また、燃料電池カソード白金系触媒の構造・電子状態のヒステリシス挙動や新た...
【工学】総合工学:レーザー表面を含む研究件
❏大強度超低速ミュオン源による表面・ナノ結晶科学への応用(16206005)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】三宅 康博 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 大強度陽子加速器計画推進部, 教授 (80209882)
【キーワード】ミュオン / 超低速ミュオン / 薄膜 / ライマンα / μ^+SR (他15件)
【概要】加速器で得られる高速なミュオンを低速化する手法として、我々は少々複雑な過程でミュオンを減速させている。きっかけは、高エネルギーのミュオンをタングステン(W)に打ち込むと、4%もの高い効率で、電子と正のミュオンが結合したミュオニウム原子(Mu)が完全に熱化して、真空中にでてくる事を実験的に発見したことに始まる。その骨子は第1に、真空中での熱エネルギーMu生成から始まり、第2にこの真空中に漂いでてきた...
❏ライマンα光共鳴イオン化法による超低速ミュオンの発生とナノ結晶研究への応用(16656295)
【研究テーマ】原子力学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】三宅 康博 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 大強度陽子加速器計画推進部, 助手 (80209882)
【キーワード】ミュオン / 偏極 / スピン / 超低速ミュオン / 物性 (他8件)
【概要】最近、表面ミュオンビームから、超低速ミュオンを作り出すことに成功し、いよいよ本格的な表面物性への応用も視野に入れることが可能となってきた。本研究の目的は、超低速ミュオンの特徴を生かして、ナノ構造・表面界面の磁性原子スピンのダイナミクスを調べるスピントロニクスへの展開を目指した物性研究、半導体ナノクリスタルに於ける表面水素の役割を解明する研究、金属表面での触媒反応における水素状原子の役割を解明する表...
【工学】総合工学:撥水表面を含む研究件
❏水を利用した酸化物固体表面の撥水処理技術の機構解明と応用(24360272)
【研究テーマ】無機材料・物性
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】中島 章 東京工業大学, 理工学研究科, 教授 (00302795)
【キーワード】撥水 / 濡れ / 水 / 表面 / 水蒸気 (他7件)
【概要】各種酸化物表面が水蒸気処理を行うことで優れた撥水性能を示すようになる機構を検討した。その結果、この処理では水蒸気の作用により酸化物表面の結合が緩和し、そこにシロキサン等の撥水性を示す有機物が付着することにより撥水化することが判った。水蒸気処理の効果は基材である酸化物の種類に依存し、末端にカルボキシル基や水酸基を持つシロキサンやシランを用いた撥水処理に対して特に有効であった。水蒸気処理は、表面の凹凸...
❏固体-液体界面の流動ダイナミックスに基づく表面機能材料の開拓(19350066)
【研究テーマ】機能物質化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】中島 章 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (00302795)
【キーワード】表面 / 自己組織化単分子膜 / 撥水 / シラン / 転落 (他8件)
【概要】固体表面へのシランの平滑コーティング技術、内部流動の可視化技術を駆使することにより、ナノレベルの表面粗さ、表面エネルギーの分布、シランの表面被覆率、液体の粘性等が液滴のの転落挙動に及ぼす影響を明らかにした。また風圧による水滴の移動に関する基本的知見を取得し、耐摩耗性に優れた透明超撥水膜を設計した。更にナノリッターレベルの微小液滴を用いた蒸発の特徴づけを行い、転落挙動と結びつけた。これらを通じて、高...
【工学】総合工学:その場観察表面を含む研究件
❏分光測定および第一原理計算を用いた光触媒・電解液界面構造の解明(20K14775)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】佐藤 正寛 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (40805769)
【キーワード】光触媒 / 雰囲気XPS / 第一原理計算 / その場観察 / 半導体 (他13件)
【概要】安価で高耐久な水素生成用の光触媒材料が開発されればカーボンニュートラル社会の実現に貢献することが気体される。水素製造用光触媒は光触媒(半導体)/電解液界面で反応が起きるのだが、この界面があまりにも複雑なことから、体系的に光触媒材料の高効率化に向けた研究をが困難である。そこで、本研究では、分光測定法および、第一原理モデリングを併用することで、光触媒・電解液界面の構造を調べている。まずは測定結果と第一...
❏走査プローブ顕微鏡(SPM)による原子レベルでの珪酸塩鉱物溶解機構の解明(12640464)
【研究テーマ】岩石・鉱物・鉱床学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】小暮 敏博 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (50282728)
【キーワード】走査プローブ顕微鏡 / 表面 / 溶解 / 黒雲母 / かんらん石 (他12件)
【概要】この2年間の研究に於いて、SPMを用いて珪酸塩鉱物の溶解過程を原子レベルで観察するという、当初考えていた目標はほぼ達成することができた。特に次の2例については大きな成功であったと言える。ひとつは黒雲母(biotite)の劈開表面の溶解をその場観察することに成功した。黒雲母の(001)面はpH=1の硝酸溶液中で、その多くは1層ごとに溶解が進行し、この1層の溶解は表面に高密度のエッチピットがランダムに...
【工学】総合工学:ダイナミクス表面を含む研究件
❏次世代超高速デバイス実現に向けた新規ディラック原子層材料の開発(18H03874)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】松田 巌 東京大学, 物性研究所, 准教授 (00343103)
【キーワード】原子層 / ディラック電子 / ホウ素 / ダイナミクス / ボロフェン (他15件)
【概要】超高速デバイス実現に向けて、ホウ素の単原子シート「ボロフェン」とグラフェンの誘導体を中心に新たなディラック電子系原子層材料の開発を行なった。準結晶2層グラフェンについて光誘起で過渡的に起電力が発生することを観測し、層間の「ねじれ角」がキャリアダイナミクスに影響することが分かった。ボロフェンの水素化物「ボロファン(HB)」の多形体を研究し、トポロジカルの数理を元に5,7員環から構成されるものに大きな...
❏化学修飾半導体表面-集合有機分子系の界面構造と電荷移動ダイナミクス(22360017)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】吉信 淳 東京大学, 物性研究所, 教授 (50202403)
【キーワード】有機分子 / 表面界面 / 半導体 / 光電子分光 / 電荷移動 (他14件)
【概要】本研究では,ナノスケールで制御された新奇な集合有機分子-シリコン半導体基板ハイブリッド系デバイスの探索を目的として,化学的に修飾されたシリコン半導体表面に有機単分子層および有機多層膜を構築し,その界面構造と電子状態を,放射光分光,走査トンネル顕微鏡,透過赤外吸収分光,光電子分光,4探針表面電気伝導測定で研究した ...
❏固体表面における電子励起状態のダイナミクス(08404039)
【研究テーマ】物理化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1996 - 1998
【研究代表者】廣瀬 千秋 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (70016723)
【キーワード】SFG / SHG / 超高速現象 / 固体表面 / 励起状態 (他23件)
【概要】1. COが吸着したNi(111)及びNiO(111)表面の和周波分光による観察 CO/Ni(111),CO/NiO(111)/Ni(111)系を可視及び紫外光パルスで照射したときの過渡的なSFGスペクトルを観察し、前者では波長266nmのパルス光の照射、後者では266,532nmのパルス光の照射で、過渡的な振動バンドが出現することを見出した。我々は最初、光照射によって振動励起状態が高い効率で生成...
【工学】総合工学:薄膜表面を含む研究件
❏LaAlO3/SrTiO3ヘテロ構造の原子スケール電子状態(26246022)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】一杉 太郎 東京工業大学, 物質理工学院, 教授 (90372416)
【キーワード】酸化物表面 / 界面 / 走査プローブ顕微鏡 / 走査トンネル顕微鏡 / ペロブスカイト (他21件)
【概要】遷移金属酸化物は、通常の半導体には見られない多彩な機能を示すことから、次世代エレクトロニクス材料として活発な研究が展開されている。近年、酸化物作製技術が急速に発展したことにより、原子レベルで急峻な界面を有する薄膜やヘテロ構造の作製が可能になり、新しい物性・機能が見出されている。このような酸化物薄膜やヘテロ構造が示す機能の探求・解明のためには、酸化物薄膜について、電子状態評価を原子レベル空間分解能で...
❏ツイン・マイクロ4端子プローブによる表面ナノ構造体の磁気輸送現象研究(18360018)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】松田 巌 東京大学, 物性研究所, 准教授 (00343103)
【キーワード】表面 / 薄膜 / ナノ / 磁気伝導 / 磁気抵抗 (他9件)
【概要】本研究では独立駆動型のマルチプローブによる表面磁気抵抗測定装置を世界に先駆けて開発した。本システムを用いれば (i)超高真空(10-^11~10^-10Torr)、(ii)強磁場(7T)、(iii)低温(<10K)の実験条件下での磁気抵抗測定が可能であり、また設置されたツイン・プローブステージでは測定対象に応じて、STM 探針、マイクロ4端子プローブ、マルチ配置用マクロプローブを超高真空下で...
❏大強度超低速ミュオン源による表面・ナノ結晶科学への応用(16206005)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】三宅 康博 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 大強度陽子加速器計画推進部, 教授 (80209882)
【キーワード】ミュオン / 超低速ミュオン / 薄膜 / ライマンα / μ^+SR (他15件)
【概要】加速器で得られる高速なミュオンを低速化する手法として、我々は少々複雑な過程でミュオンを減速させている。きっかけは、高エネルギーのミュオンをタングステン(W)に打ち込むと、4%もの高い効率で、電子と正のミュオンが結合したミュオニウム原子(Mu)が完全に熱化して、真空中にでてくる事を実験的に発見したことに始まる。その骨子は第1に、真空中での熱エネルギーMu生成から始まり、第2にこの真空中に漂いでてきた...
【工学】総合工学:水素表面を含む研究件
❏新しい反射高速電子回折法による表面水素の高精度位置決定(21H01819)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】深谷 有喜 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 原子力科学研究所 先端基礎研究センター, 研究主幹 (40370465)
【キーワード】電子回折 / 水素 / 表面
【概要】本研究では、反射高速電子回折(RHEED)法の高度化及び強度シミュレーションによる最適なRHEED条件の探査により、物質表面上の水素の原子位置を高精度に決定することを目的としている。本年度は、RHEED検出システムの構築及び多重散乱理論に基づく強度シミュレーションを実施した。 RHEED検出システムの構築では、低エミッション電子銃及び回折パターン観測システムを作製した。電子銃のエミッション電流は1...
❏固体表面における高感度スピン検出法の開発と遷移金属酸化物への応用(17H01057)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】福谷 克之 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (10228900)
【キーワード】固体表面 / スピン / 水素 / 電子状態 / 偏極 (他11件)
【概要】本研究では,スピン偏極水素原子・水素分子線の開発を行い,固体表面での吸着・散乱にともなうスピン状態変化をレーザー分光法を用いて観測するあらたな実験手法の開発を行った.これを用いて,固体表面での化学吸着状態における水素分子の核スピン転換速度を求め,スピン転換と回転緩和機構の解明を行った.遷移金属酸化物表面における水素誘起電子状態を調べ,水素―表面間の電荷移動に起因する局在状態と非局在状態が存在するこ...
❏水素分子形成におけるスピン機構の解明(24246013)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】福谷 克之 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (10228900)
【キーワード】表面 / 水素 / スピン / 固体表面 / 異方性
【概要】本研究では,水素原子・分子線を開発し,表面での散乱・反応におけるスピン状態分布をレーザー共鳴分光法を用いて観測することで,水素と表面の相互作用の詳細を明らかにした. PdとTiO2表面では,水素原子の微視的な拡散機構を調べその原子的メカニズムを明らかにした.AgおよびPd表面について,水素分子お核スピン3重項と1重項状態を選別して熱脱離スペクトルを測定することで,両者に明確な違いがあることを見出し...
【医歯薬学】薬学:触媒表面を含む研究件
❏位相制御したテラヘルツバルスによるレアイベント表面プロセスの駆動(20H00343)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】吉信 淳 東京大学, 物性研究所, 教授 (50202403)
【キーワード】表面 / 反応 / テラヘルツ / 分子振動 / 反応速度論 (他9件)
【概要】物性研究所極限コヒーレント光科学研究センター内の実験室に、新たに再生増幅器及び白色光を共有するツイン型光パラメトリック増幅器(OPA)を導入した。二色レーザー誘起エアプラズマによるテラヘルツ放射によって数テラヘルツから中赤外にわたる超広帯域の高強度パルスを生成する光源システムを構築した。このテラヘルツパルスは非対称なサブモノサイクル的形状をしており、電場ベクトルの向きを反転させることが可能である。...
❏原子スケール酸化物表面制御を基盤とした革新的環境・エネルギー材料創製(18H03876)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】一杉 太郎 東京工業大学, 物質理工学院, 教授 (90372416)
【キーワード】酸化物 / 表面 / 界面 / 固体化学 / 電池 (他6件)
【概要】金属元素を含む複合酸化物の表面と界面は、電池反応や触媒反応が起きる舞台として極めて重要である。しかし、複合酸化物について 、原子レベル空間分解能で表面や界面の電子状態を明らかにすることは難しい。そこで代表者らは、金属酸化物エピタキシャル薄膜作製技術と走査トンネル顕微鏡(STM )技術を組み合わせ、金属酸化物薄膜表面における原子構造や特異な電子状態を明らかにしてきた。そして本研究では、その表面・界面...
❏金属間化合物表面の特異性を利用した触媒機能の解明および高機能触媒の創生(16H04565)
【研究テーマ】触媒・資源化学プロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】小松 隆之 東京工業大学, 理学院, 教授 (40186797)
【キーワード】金属間化合物 / 合金 / 触媒 / 水素化 / 選択性 (他19件)
【概要】金属間化合物は合金の一種であり、2種類の金属原子が規則的な配列すなわち結晶構造をとる。組成の違いによりそれぞれの化合物は特有の結晶構造を持つため、表面における原子配列も化合物により異なる。このような特異な表面は、2種の原子がランダムに配置している通常の固溶体合金には存在しない。我々は遷移元素と典型元素との様々な組み合わせからなる金属間化合物を、ナノメートルサイズの粒子状でシリカゲル表面に形成するこ...