感覚語彙の歴史的変化における構文と意味の相互関係:認知類型論的コーパス対照研究
【研究分野】言語学
【研究キーワード】
意味論 / 認知言語学 / 対照言語学 / コーパス言語学 / 意味変化 / 文法化 / 国際情報交流 / スウェーデン / 国際情報交換 / 自然言語処理 / 構文文法
【研究成果の概要】
本研究では、人間が本来どのように状況を解釈しているかを如実に反映している形容詞カテゴリーに注目し、特に最も基本的な経験である知覚・感覚を起点領域にもつ感覚形容詞を対象とした。
これにより、感覚領域を起点に持つ各形容詞が、人間の日常的身体経験、概念変化に基づいて特徴的に意味拡張しており、それにより統語的側面における、形容詞から副詞・不変化詞へと変化する品詞間変化・文法化がどのように引き起こされるかに対し、認知的な視点からの説明を行った。そして、通時・共時を包括したアプローチや、大規模コーパスを用いることにより、大量の実際の言語使用データに基づく分析という、実証的な取り組みの有効性を示した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
李 在鎬 | 筑波大学 | 人文社会系(留学生センター) | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究協力者】 |
TRAUGOTT Elizabeth Closs | アメリカ・スタンフォード大学 | 言語学科 | 名誉教授 |
KOPTJEVSKAJA-TAMM Maria | スウェーデン・ストックホルム大学 | 言語学科 | 教授 |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【配分額】5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)