変形性関節症、加齢性筋肉減弱現象の定量評価による運動機能障害への影響:国際研究
【研究分野】整形外科学
【研究キーワード】
運動器障害 / 変形性関節症 / サルコペニア / コホート / 医療、福祉 / 老化 / 疫学 / 予防医学 / 運動器医学 / コホート研究 / 介護予防 / 医療・福祉 / 国際比較
【研究成果の概要】
本研究は、日本The ROAD studyおよび英国The Hertfordshire study, The Chingford studyといった大規模コホートによるOAおよびサルコぺニアに関する世界に類のない大規模国際共同研究により、膝、腰椎、股関節の関節(椎間)裂隙、骨棘形成、その他OA指標、サルコペニアの基準値を明らかにするとともに、関節(椎間)裂隙の狭小化が運動機能低下に大きな影響を与えていることを解明した。さらに、縦断データを用いることにより、OAの発生率及び危険因子を明らかにした。
【研究の社会的意義】
本研究では、大規模コホートを用いて、変形性関節症の定量値だけでなく、サルコペニアデータを加味することにより、これまでになしえなかった運動機能障害への影響および危険因子の解明が実現した。このような知見は、運動機能障害の予測法の確立につながるとともに、予防対策確立につながるため、本研究は今後の臨床医学、予防医学に大きな貢献をすることが十分に期待できる。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
吉村 典子 | 東京大学 | 医学部附属病院 | 特任教授 | (Kakenデータベース) |
阿久根 徹 | 国立障害者リハビリテーションセンター(研究所) | その他部局等 | 副院長 | (Kakenデータベース) |
岡 敬之 | 東京大学 | 医学部附属病院 | 特任准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【配分額】15,860千円 (直接経費: 12,200千円、間接経費: 3,660千円)