自然免疫系活性化につながる新規核酸認識機構の解析
【研究分野】免疫学
【研究キーワード】
自然免疫 / シグナル伝達 / サイトカイン / 核酸 / ノックアウトマウス / 自然免疫系 / 核酸認識受容体 / 感染 / ウイルス / 細菌 / 病原体
【研究成果の概要】
ウイルスや細菌などの感染に際し、病原体由来核酸は自然免疫受容体によって認識され、免疫応答を強く活性化する。この応答は感染防御に必須であり、その詳細を明らかにすることは重要である。我々は、病原体由来核酸を模した核酸アナログと結合する分子(NAS1及びNAS2)を同定した。これらの分子についてコンディショナルノックアウトマウスを作製し、NAS1が核酸による刺激時のI型IFNやIL-12p40の産生に関与することを明らかにした。また、NAS1欠損マウスではヘルペスウイルス感染、リステリア感染時の生存率が顕著に低下する。本研究から、NAS1は感染防御に重要な役割を果たしていることが明らかとなった。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)