日本企業のイノベーションを誘導するマネジメントコントロールの検討
【研究分野】会計学
【研究キーワード】
マネジメント・コントロール・システム / イノベーション / 人的ネットワーク / 予算管理 / インターラクティブ・ネットワーク / マネジャー行動 / マネジメント・コントロール / インターラクティブ・コントロール・システム / インターラクティブコントロール / 質問紙調査 / インターラクティブネットワーク / 組織マネジメント / リーダーシップ / ものづくり
【研究成果の概要】
本研究は,日本企業を研究対象として,イノベーションを誘導する経営の仕組み(マネジメント・コントロール・システム:MCS))とはどのようなものかを考察した。研究の成果としてはインターラクティブ・ネットワーク(IN)の特徴を高程度に持つ企業においては,マネジャーが人的ネットワークを部下に強く勧める行動をとることがわかった。イノベーションを誘導する可能性を高める人的ネットワークの構築を,マネジャーが部下に促すことにMCSが影響を与えているということである。また,マネジメント・コントロール・システムのなかでも多くくの企業が活用している予算管理システムについても,その特徴がマネジャー行動にかかわること,また,環境の不確実性がその関係性に影響を与えることがわかった。つまり,MCSを意識的に特徴づけることにより,マネジャーや組織メンバーにイノベーション行動を誘導し得ることが明らかになった。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
高田 朝子 | 法政大学 | 大学院・イノベーションマネジメント研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
|
【研究連携者】 |
妹尾 剛好 | 和歌山大学 | 経済学部 | 講師 | (Kakenデータベース) |
|
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【配分額】3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)