要介護高齢者の味覚・口腔感覚の低下ならびに口腔乾燥と食品・栄養摂取との関連
【研究分野】補綴・理工系歯学
【研究キーワード】
歯学 / 老化 / 栄養 / 細菌 / 口腔細菌 / 栄養学 / 細菌学
【研究成果の概要】
要介護高齢者施設に入居している43名の高齢者(82.3 ± 8.5歳)と自立生活を送る高齢者949名(79.9 ± 0.8歳)を対象とし,心身の健康状態,服用薬剤の聴取,歯数や義歯使用有無の記録,最大咬合力の測定,四基本味による味覚域値検査を行った.要介護高齢者では,四基本味(甘味,酸味,塩味,苦味)の正答率がそれぞれ69.4%,14.3%,16.3%,8.2%であったのに対し,自立高齢者ではそれぞれ97.9%,70.8%,89.6%,43.8%と要介護高齢者より高く,有意差を認めた.また,ロジスティック回帰分析の結果,いずれの味質も,味覚の低下に対して「施設入居」が有意な変数であった.
【研究代表者】
【研究分担者】 |
池邉 一典 | 大阪大学 | 歯学研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
佐々木 敏 | 東京大学 | 大学院医学系研究科(医学部) | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)