消化器症状に対する不安を測定する心理尺度の開発
【研究分野】臨床心理学
【研究キーワード】
過敏性腸症候群 / 認知行動療法 / 不安 / 心理尺度 / 心身相関 / 脳腸相関 / GSA / VSI / 信頼性 / 妥当性
【研究成果の概要】
本研究では、消化器症状に対する不安(Gastrointestinal symptoms specific anxiety: GSA)を測定するVisceral sensitivity index(VSI)日本語版を作成し、その信頼性と妥当性を検証した。その結果、VSI日本語版は、原版と同じく1因子構造であった。また、信頼性および妥当性を十分に有することが分かった。さらに、VSI日本語版は、有意にIBS症状とQOLの悪化を予測することが分かった。これらの結果から、VSI日本語版は、臨床の場面において、IBS患者のGSAを簡易に測定することが可能な心理尺度であると考えられる。
【研究代表者】