男児外陰部異常症における化学物質曝露バイオマーカーとDNAメチル化レベルの関連性
【研究分野】衛生学・公衆衛生学
【研究キーワード】
尿道下裂 / CYP1 / SRD5A2 / バイオマーカー / エピジェネティクス / 環境化学物質 / CYP / DNAメチル化
【研究成果の概要】
尿道下裂は胎児期の環境汚染物質曝露が原因で増加しているとされているが、ヒト集団における因果関係は定かでない。本研究では尿道下裂と埋没陰茎患者の包皮組織を用い、化学物質曝露バイオマーカーのCYP1ファミリーとアンドロゲン関連遺伝子の解析を行った。尿道下裂群では埋没陰茎群に比べ、CYP1B1が高くARが低かった。尿道下裂患者群内ではCYP1ファミリーとSRD5A2 mRNA発現に正の相関が見出された。また、SRD5A2のメチル化とCYP1ファミリー発現との間に負の相関が見られた。この知見は尿道下裂症患者に対する化学的曝露を示唆しているかもしれない。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
深見 真紀 | 国立生育医療センター研究所 | 分子内分泌研究室 | 室長 | (Kakenデータベース) |
宮戸 真美 | 国立生育医療センター研究所 | 分子内分泌研究室 | 研究員 | (Kakenデータベース) |
|
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)