臨床応用を指向した腎疾患病型スクリーニング法の開発
【研究キーワード】
ネフローゼ / メタボローム解析 / 尿 / バイオマーカー / メタボロミクス
【研究成果の概要】
本研究では、キャピラリー電気泳動-質量分析法(CE-MS)を用いて、ネフローゼ疾患患者の尿中に含まれるイオン性代謝物の一斉分析を行い、病型特異的なバイオマーカーの探索を行った。
その結果、ループス腎炎を判別するための新規バイオマーカーを同定するとともに、2~5種類の代謝物を組み合わせることにより7種のネフローゼ疾患から特定の疾患を判別するモデルを作成することが可能であった。
【研究の社会的意義】
本研究で得られた新規バイオマーカーは、ループス腎炎の早期診断に使用できるのみならず、治療薬開発や治療効果の判定に役立つ可能性がある。尿は非侵襲に採取できるため、メタボローム解析と組み合わせることによって、より広範な疾患のスクリーニングに使える可能性を秘めている。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
丸山 彰一 | 名古屋大学 | 医学系研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【配分額】4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)