薬剤抵抗性の発現機構解明と薬動力学解析に基づく対処法の構築
【研究分野】医療系薬学
【研究キーワード】
薬剤抵抗性 / ワルファリン / ビタミンK / VKORC1 / アザチオプリン / ITPA / 遺伝子多型 / ITPA遺伝子 / ビタミンKエポキシド還元酵素 / キサンチンオキシダーゼ / 遺伝子 / 薬剤反応性 / 臨床
【研究成果の概要】
ワルファリン抵抗性因子としてビタミンK還元酵素遺伝子VKORC1が重要である一方、ビタミンK代謝酵素であるCYP4F2の影響は限定的であった。全身紅斑性エリテマトーデス患者におけるアザチオプリンの治療効果に及ぼすチオプリンメチル基転移酵素(TPMT)およびイノシン三リン酸化酵素(ITPA)遺伝子型の、臨床における治療効果への影響を検討した。我が国では伝統的に低用量でアザチオプリンによる治療が行われるため、ITPA遺伝子変異を有する患者では十分に効果が得られるが、通常型の場合はやや効果が劣ることが明らかとなった。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
中村 智徳 | 群馬大学 | 大学院・医学系研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
中村 克徳 | 信州大学 | 医学部附属病院 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【配分額】4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)