重症感染症におけるPGD2/CRTH2を介する免疫機構の解明
【研究分野】感染症内科学
【研究キーワード】
CRtH2 / 敗血症 / エピジェネティクス / プロスタグランジンD2 / CRTH2 / プロシタグランジンD2 / インフルエンザウィルス
【研究成果の概要】
敗血症におけるCRTH2の役割を検討した。CRTH2ノックアウト(-/-)マウスは、敗血症において生存率が上昇し、腹腔内の細菌数は有意に減少した。CRTH2-/-マウスは、腹腔内のCXCR2陽性の好中球が増加した。好中球マーカーであるGr-1の抗体や、CXCR2抗体の投与実験の結果、CRTH2-/-マウスの保護的効果の機序にCXCR2陽性の好中球の腹腔内への集積が寄与していた。感染2時間後の末梢好中球のCXCR2プロモーター領域のヒストンH3のアセチル化は、野生型では低下するが、CRTH2-/-マウスでは低下せず、CXCR2の発現はエピジェネティック制御を受けることが示唆された。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
藤猪 英樹 | 琉球大学 | 医学研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)