神経系細胞系譜決定過程における領域特異的クロマチン制御メカニズムの解析
【研究分野】医化学一般
【研究キーワード】
胚性幹細胞 / エピジェネティクス / DNAメチル化 / ES細胞 / 神経幹細胞 / アストロサイ
【研究成果の概要】
マウス中枢神経系発生においてはニューロンがまず産生されたのちにグリア細胞が産生され、この過程においてDNA脱メチル化を伴うエピジェネティックな遺伝子発現修飾機構が重要であると考えられている。本研究ではこの過程を制御する中心的な役割を維持型メチル化酵素であるDnmt1が担っていることが明らかとなった。発生過程においては特にレチノイン酸を介したシグナル伝達機構がDnmt1の局在を変容させ、アストロサイト特異的遺伝子群のプロモーターの脱メチル化を制御することが明らかとなった。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2009
【配分額】4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)