Establishing the Design Principles to Control the Directional Cell Motility on Material Surface Topographies
【研究分野】細胞生物学
【研究キーワード】
マイクロトポグラフィー / ハイドロゲル / 細胞移動 / 癌 / 癌転移 / microtopography / directed cell migration
【研究成果の概要】
転移の際に癌細胞は体内の様々な微小構造中を移動するが、これら構造による影響やそのメカニズム等は解明されていない。代表者の先行研究で、マイクロ溝構造で正常上皮細胞の移動性が高まる「トポグラフィー効果」が報告された。今回そのトポグラフィー効果を利用し、癌細胞の移動を向上・制御できるのかを調べた。結果として、様々な癌細胞が正常細胞と比べ、細胞骨格の形成が安定に行えないため、トポグラフィーによる影響を受けにくいことが分かった。これは癌転移に関わる重要な発見であり、体内の微小構造のシグナルを無視することで、どのような場所にも登ったり潜り込んだりすることで、免疫細胞等から逃れている可能性が示唆された。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
高井 まどか | 東京大学 | 大学院工学系研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
梁 明秀 | 横浜市立大学 | 大学院医学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)