タンパク質の精密ナノ凝集制御界面での細胞の接着と機能
【研究分野】ナノ材料・ナノバイオサイエンス
【研究キーワード】
ナノ相分離 / ブロックコポリマー / タンパク質 / 細胞 / 界面 / 相分離構造 / タンパク質吸着 / ブロックポリマー / 親・疎水性 / AFM / 自己組織化相分離構造 / 細胞接着
【研究成果の概要】
再生医工学において、材料への細胞接着を制御することは必須である。本研究ではナノレベルで構造が制御されたナノ相分離構造を作製し、このパターンの違いにより、異なるタンパク質の吸着状態を作り、その上での細胞接着挙動の解明を目的とした。親水性部位と疎水性部位を有する両親媒性ブロックコポリマーを合成し、ナノレベルで構造が制御されたパターン表面を作製することが可能となった。親・疎水性の相が反転したナノ相分離構造界面で、細胞接着を誘導するタンパク質は、疎水性ドット状ドメインサイズに依存して凝集体を形成し吸着した。タンパク質の凝集体構造と、分布状態により細胞接着が制御されることが明らかとなった。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【配分額】39,650千円 (直接経費: 30,500千円、間接経費: 9,150千円)