過酸化水素シグナルに着目した、脂肪性肝疾患の新規病態機序・治療法の解明
【研究分野】消化器内科学
【研究キーワード】
肝臓 / 脂肪肝 / 活性酸素種 / 過酸化水素 / CuZn-SOD
【研究成果の概要】
非アルコール性脂肪肝炎(Nonalcoholic steatohepatitis: NASH)は、肝臓内に脂質蓄積、炎症、加えて線維化を呈する疾患である。NASH病態進展に、肥満・インスリン抵抗性・高血圧・脂質異常症などの背景因子が関与する。酸化ストレスは、NASH病態形成のセカンドヒットとして考えられているが、脂肪肝病態形成における役割は不明であった。野生型マウスに比べSOD欠損マウスで、肝臓への脂質沈着が減少した。酸化ストレスが脂肪肝病態形成に深く関与することが示唆された。
【研究代表者】
【研究協力者】 |
清水 孝彦 | 千葉大学 | 医学部 | 特任准教授 |
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【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【配分額】4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)