アミノレブリン酸のX-線増感放射線療法の検証と遺伝子発現解析による作用機序の解明
【研究分野】放射線科学
【研究キーワード】
放射線治療 / X線 / 放射線増感剤 / 5-アミノレブリン酸 / ポルフィリン / がん治療 / 放射線力学療法 / 光線力学療法 / プロトポルフィリン / 増感剤 / マイクロアレイ / アミノレブリン酸 / 放射線 / 放射線療法
【研究成果の概要】
ポルフィリン(PpIX)前駆体の5-アミノレブリン酸(ALA)は生体に取り込まれ、腫瘍細胞に特異的にPpIXが蓄積する。PpIXは光励起により活性酸素を生じるため、ALAは光線力学的治療の増感剤として用いられている。我々は新たにX線照射によりPpIXが活性酸素を生じることを見いだし、X線増感剤としての有用性を検証することとした。本課題では、ヒトの放射線治療装置リニアックは実験用放射線装置と同様に、ALAの併用はX線単独処理よりも腫瘍増殖抑制効果を示すことが確認された。また、遺伝子発現解析等から、ALA併用のメカニズムは、遺伝子損傷を原因とする細胞周期の停止が増強されることであると推察された。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
森 崇 | 岐阜大学 | 応用生物科学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
岩橋 均 | 岐阜大学 | 応用生物科学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【配分額】18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)