両生類の造血および血球形態・機能の低温応答に関する研究
【研究分野】形態・構造
【研究キーワード】
アフリカツメガエル / ネッタイツメガエル / 血球 / 造血 / 血小板 / 血管内皮細胞 / 環境応答 / プロテオミクス / 造血因子 / 環境温度 / 両生類 / 環境ストレス / 細胞・組織 / 発現制御
【研究成果の概要】
環境温度の変化に曝される動物や低体温症のヒト等において,末梢血球数が変動するがその機序は不明である。本研究では,低温曝露により汎血球減少症(赤血球,栓球,白血球の全てが減少する)を呈する無尾両生類アフリカツメガエル(Xenopus laevis)を解析対象に選び,造血系の環境温度応答を解析した。低温曝露により,赤血球は造血器である肝臓へ移行したのち,新生赤血球とともに血液循環への移行が抑制される。栓球は赤血球とは異なり,低温刺激によって,細胞骨格分子,Caイオン流出入,細胞間接着に関与する分子の変動が起こり,血管内皮細胞へ接着して循環数が減少することが判明した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
佐藤 圭 | 早稲田大学 | 教育・総合科学学術院 | 助手 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【配分額】4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)