欧米人を対象に構築された薬物動態・薬効モデルの日本人への適用性評価
【研究分野】医療系薬学
【研究キーワード】
民族差 / CYP2D6 / CYP2C19 / 個体間変動 / モンテカルロシミュレーション / ポピュレーションファーマコキネティクス / 薬物動態 / モデリング / シミュレーション / 母集団薬物動態解析 / 抗菌薬 / CYP2C19 / CYP2C9 / 遺伝子多型 / 低分子ヘパリン / 腎クリアランス
【研究成果の概要】
本研究では、抗菌薬において欧米人集団にて作成された母集団薬物動態(PPK)モデルに、日本人の値を入力することにより、日本人の血中濃度の予測が可能であることを示した。しかし、セフエム系の一部、アミノグリコシド系およびグリコペプチド系の薬剤では、予測値から外れる事例が散見された。個体間変動の設定値が適切でないことが原因と考えられた。抗血栓剤について、2種の吸収過程を組み入れたPPKモデルを構築し、民族差は体重などの共変量により説明できることを示した。さらに、遺伝子多型の頻度に民族差があるCYP2D6およびCYP2C19基質において、酵素活性の変動を求め、異なる民族のAUCの変動予測に成功した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
諏訪 俊男 | 慶應義塾大学 | 薬学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
松嶋 由紀子 | 慶應義塾大学 | 薬学部 | 講師 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)