超音波血液脳関門開放とAAVベクターを用いた成体マーモセットてんかんモデルの開発
【研究分野】実験動物学
【研究キーワード】
AAVベクター / てんかん / マーモセット / 超音波 / 血液脳関門 / 疾患モデル / 成体
【研究成果の概要】
超音波照射による血液脳関門開放技術とアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターを用いて成体の脳神経細胞に優性阻害変異体遺伝子を導入することで、成体のコモンマーモセットにてんかんの病態を誘導すること目指し、基礎的な検討を進めた。マイクロバブルのボーラス投与直後に超音波照射することで、海馬などの一部の領域で直径10-50μmの血管に血液脳関門の開放が見られ、少なくとも照射後2日までに修復されていると考えられた。また、病態を誘導するため、ドラベ症候群の原因であるナトリウムイオンチャンネル遺伝子(SCN1AおよびSCN2A)の優勢阻害変異体を発現するAAV9ベクターの開発に成功した。
【研究代表者】