持続的な遺伝情報複製に対するマイクロ環境の重要性の実験的検証
【研究分野】進化生物学
【研究キーワード】
細胞サイズ / エマルション / 自己複製 / RNA複製 / 寄生体 / 無細胞翻訳系 / RNA / マイクロ流路 / 複製酵素
【研究成果の概要】
自律複製する細胞のほとんど全てマイクロメーターサイズである。大きすぎるものも小さい過ぎるものも存在していない。この生命のサイズ依存性の一端を明らかにするために、本研究では人工的に遺伝情報の複製システムを構築し、その反応場サイズ依存性を実験的に検証した。その結果、ちょうど細胞と同じマイクロメーターサイズでのみ、寄生体の増殖を抑えることができ、持続的な複製が達成された。本研究は、細胞サイズは寄生体からの防御に密接に関わることを示唆する。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【配分額】4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)