発達初期の予測的行為を支える記憶および抑制機構の解明
【研究分野】認知科学
【研究キーワード】
発達 / 乳児 / 予測 / 記憶 / 抑制 / 眼球運動 / 身体運動 / 脳機能 / 行動科学 / 神経科学 / 視線 / リアルタイムフィードバック
【研究成果の概要】
発達初期における予測的行為の基盤となる記憶および抑制機構の発達過程を、アイトラッカーによる視線計測、三次元動作解析システムによる身体運動計測、近赤外分光法による脳の機能的イメージング計測を用いて検討した。その結果、生後1年間に、(1)乳児は経験によって得られた情報を抑制し、状況に適した柔軟な予測が可能になること、(2)またそのような予測に基づいて自己の身体運動パターンを制御可能になること、(3)さらにそのような学習、記憶、予測過程を支える皮質の活性/抑制システムが機能していることが示唆された。
【研究代表者】
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2009 - 2010
【配分額】2,639千円 (直接経費: 2,030千円、間接経費: 609千円)