腸管免疫細胞の新規相互作用の解明に基づく食品による免疫調節
【研究分野】食品科学
【研究キーワード】
食品 / 食品機能 / 食品免疫 / 腸管免疫 / 制御性T細胞 / 樹状細胞 / 乳酸菌 / 濾胞性T細胞 / 濾胞性ヘルパーT細胞
【研究成果の概要】
本研究は、免疫機能食品への応用をめざし、腸管免疫応答における新規細胞間相互作用、およびそれに対する腸内共生菌、食品成分による制御を明らかにすることを目的とした。まず、高い制御性T細胞誘導能を有するマウス腸間膜リンパ節樹状細胞のサブセットについて解析し、また食物アレルギーの抑制機構である経口免疫寛容において誘導される2種類の制御性T細胞群のDNAマイクロアレイ解析を行った。さらに、樹状細胞、T細胞、B細胞の共培養系を用いて、食品として利用される乳酸菌体による、濾胞性ヘルパーT細胞の誘導促進機構について解析した。また、腸管免疫系における自然リンパ球の腸内細菌菌体刺激に対しての応答性も解析した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
高橋 宜聖 | 国立感染症研究所 | 免疫部 | 室長 | (Kakenデータベース) |
細野 朗 | 日本大学 | 生物資源科学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究協力者】 |
足立 はるよ | 東京大学 | 農学生命科学研究科 | 特任助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)