生細胞イメージングに基づく情報の流れの推定
【研究分野】システムゲノム科学
【研究キーワード】
シグナル伝達 / 細胞運動 / 細胞性粘菌 / 定量的解析 / 走化性 / タンパク質ネットワーク / 情報量 / ライブセルイメージング / 情報理論 / 細胞応答 / 細胞情報 / 粘菌
【研究成果の概要】
細胞は、細胞外刺激の時系列に埋め込まれている様々な情報を、いくつものシグナル経路を利用して選択的に処理していると考えられる。複雑かつ時々刻々と変化する環境情報から、細胞がいかに臨機応変な情報処理をおこなえているかの理解を目的として、細胞性粘菌の細胞運動についての、細胞内シグナル因子の局在や活性を、高精度の時空間系列データを取得し、加えて、微小流路観察系を用いた誘因物質濃度の時空間的制御によって、様々な入力刺激にたいする、応答パターンを特徴づけた。その結果、シグナル伝達経路の上流と下流の間の関係に、倍変化応答、適応性、 時間応答についてのフィルター特性などが明らかになった。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【配分額】25,350千円 (直接経費: 19,500千円、間接経費: 5,850千円)